HDウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟


ハイパーディテールウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟。





2007年1月8日、BANDAIキャンディトイ事業部より発売。

中身がわかるオープンボックスタイプで、各315円(税込)。


ラインナップは、ウルトラマンメビウス、ウルトラマン、ウルトラセブン、

帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウ、ゾフィーの6種。



2000年の「ハイパーウルトラマン」から始まり、長年そのハイクオリティで様々な展開してきたハイパーディテールシリーズ。

アルティメットソリッドの登場で立場が危うくなってきたところに、再版祭りが開催。

劇場版メビウスが大ヒットしたお陰で出来が最悪だったHG第49弾が売れに売れ、タイミングを外しながらもHDも便乗したといったところか。


では、レビューを始めます。




ウルトラマンメビウス




2006年9月公開の「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」にて主人公として活躍したウルトラマンメビウス。

現在放送中の『ウルトラマンメビウス』でも大活躍中です。

彼は今回唯一の新規造型ですが、その出来はさすがといったところ。






まず、
顔から。



二重構造によって実現するクリア目。

こればかりは、アルソリより良いと思います。

頭の側面に位置するエッジ、口の造型も申し分ありません。




赤いラインに出来る
段差。



このサイズで、よくここまで造型で再現できるものです。

やはり日本の技術にはあっぱれですね。

それにしても、メビウスの頭というのは特徴的だなぁ。




続いて、
メビウスブレス。



ご存知のとおり、変身や光線技を出すときに不可欠なアイテム。

複雑な構造を忠実に再現。

赤、金、黒の3色というシンプルな色合いが、カッコよさを引き立てています。




しゃんと伸ばされた
右手。



指の一本一本を徹底再現。

しかし、やはりここまで薄い部分となると、ほかの箇所より成形色が目立ってしまうんですよね。


後ろから光を当てられると、こうなります。



手のひらを太陽に透かしてみれば〜


えぇ、まるで生きているようです。

欠陥が通っているようです。

それゆえ、普段でもちょっとオレンジっぽく見えてしまいます・・・。







ではこの辺から全身を見ていきましょう。

まずは、
胸。



カラータイマーはクリアではなく、メタリックブルーによる塗装。

形がよく出来ているだけに、こちらの方がクリアより見栄えがする場合もあります。


胸の単純かつ難しい形状も、見事に作り上げられています。

丁寧な塗装が、銀の清潔さをいっそう際立たせています。

しかし、全身を彩る「赤」の部分は全部成形色なんですよね。

発色が良いものを使用していますが、どうしてもテカッてしまうのが欠点です。

まぁ写真を撮りたい場合は、撮り方によってはこの成形色丸出しな色をごまかすこともできます。





後ろから撮影。



やはり、この赤いラインがまっすぐ伸びることによって、見栄えがまるで違ってきますね。

ふくらはぎあたりの、成形色ゆえの光の反射は避けられないか・・・。





下腹部(ぇ

どこを撮ってるんだか・・・。



右脚の付け根にできたシワ。

下の方では、スーツが引っ張られることによって出来た、特有のシワを完全再現。




ひざの後ろ。



ひざを曲げたため、後ろには当然シワが出来るわけで。

それを細密な造型で表現。





脚の前面。



明るいシルバーの塗装がなんとも上品。

これに文句をつけることはできまい!

金色のワンポイントも、はみだすことなく塗装で再現してあります。



結論としては、このメビウスはかなりよく出来ていると言えましょう。

造型もさることながら、特に注目すべきは銀の塗装!

これで赤も全塗りだったら、言うことなしなんですがね。




ウルトラマン





今では伝説となった、初代ウルトラマン。

そのシンプルなデザインを超える美を持った戦士は、以後一人も見当たりません。


さて今回のウルトラマンは、2002年発売の「ハイパーウルトラマン5」の再版です。

5年前の物でこの出来とは、驚愕です。





このフィギュアでは「八つ裂き光輪」という、秀逸なアイディアによって生み出された必殺技を再現。

別名を「ウルトラスラッシュ」とも言いますが。


まず、ポーズゆえに
補助パーツが特徴的。



やはり再現するにあたって、立てひざにはこのような特殊なパーツが必要だったのです。




そして次に目に入るのが、
かかと。



ヒレが付いてます。

言うまでもなく、Bタイプスーツの特徴です。

中期のウルトラマンには何故か、かかとにヒレ状のものが付いていたのです。





続いて、
八つ裂き光輪。



クリアパーツで、発射寸前の光の輪を完全再現。

しかし、右手の造型にも注目。

曲がった親指のディテールには驚きです。




光輪は、右手のひらに接続。



わかりますか?

光輪の方に突起があり、それが手に刺さる方式になっています。


ちなみに、敵を真っ二つにするのになぜ「八つ裂き」と呼ぶかというと、

当初は手から放たれた光輪が8つに分離して怪獣を切り刻む、という設定だったからだそうです。

残酷描写になりうるために、単純に一刀両断、という風になりましたが。

たぶん、効果の編集が大変だからだろうな・・・。




筋肉質なボディにも感嘆。



カラータイマーはクリアでないものの、胸のラインには見とれますね。

左脚の付け根にできたシワも完全再現。

ちなみに中の人は、アマギ隊員です。




ちょっと衝撃画像。



そうでもないか。

その大きさが原因で、分割せざるを得なかった胴体。

はめるのにかなり力が要ります。




最後に、
顔。



これが今回、一番うれしいところですね。

初版だったころはまだクリア目の裏を塗装するという発想がなく、目にホイルシールを貼るというものだったのです。

しかし今回は最初から白い透き通るような目に。

さらに、目の表面の造型も秀逸です。




ウルトラセブン





二番目に地球に降り立った真紅の戦士、ウルトラセブン。

名前の由来については、アルソリ2のレビューをご参照。


今回初ラインナップのメビウスと並べても全く違和感のないサイズですが、

なんとこれは2000年に発売した「ハイパーウルトラマン2」の再版。

6年以上も前に技術はここまで来ていたのか・・・!

有名な必殺技「ウルトラビーム」のポーズを立体化です。





まず、
正面から。



やはり赤の占める面積が多いため、テカりが目だってしまうのが残念。

モールドは素晴らしいですが。





胸から肩へと流れる、プロテクター。

色は銀一色であるものの、その出来は驚嘆もの。




ほどよく動きのついた
足。



ブーツのシワまで、徹底再現。

凄いです。





しかし何より、注目すべきは
顔!!



なんと、アルソリに負けず劣らずの出来です!

このセブンも、マンと同じくホイルシールを貼るものでしたが、やはりこっちの方が良いと思います。

せっかく目がこんなにも緻密に出来ているのだから。

アイスラッガーは取り外しが可能。

まぁ、ただ機能的に取り外すことができる、というだけですがね。




帰ってきたウルトラマン




またの名をウルトラマンジャック。

エースでは、「ウルトラマン二世」と呼ばれていました。


今回は勇ましいファイティングポーズを抜粋。

と言っても、2000年に発売した「ハイパーウルトラマン3」の再版です。

箱の裏には「2005年に発売したものと同一の〜」と書いてありますが、

そもそも2005年に発売した「HDウルトラマンHistory1」が2000年の再版だったので。


しかし、完成度はかなりのものです。




まず、
上半身。



帰マンの最大の特徴である二重線は、塗装で丁寧に再現。

カラータイマーに銀縁が塗られていないのが少々残念ですが、ぜいたくは言えませんね。





腹部より下も、逸品。



写ってる場所、けっこうかぶってますねorz

ご了承を。


左脚の股関節部分にできたシワが、素晴らしいです。

ほかの戦士たちと比べても、ひと際素晴らしいです。

シルバーがまぶしい太ももに、赤ラインが際立ちます。

しかし・・・。

やはり、どうしても塗装の赤と成形色の赤は色合いが違ってしまっています。

こればかりは、全塗りの方が良かったかと。




塗装の中でも、一番残念だったのがこれ。



うわぁ・・・。

こりゃ酷ぇ。

曲線の塗り分けは難しいんだから、もっと丁寧にやってほしかったです。




背中は、こんな感じ。



頼りがいがありそうな、広い背中です。

がっちりとした体型を、うまくまとめています。




最後に、
ウルトラブレスレット。



「言い訳要素」なだけに、凄い出来栄えです。

なんでこんなによく出来てるんだろう・・・。

そう、今回再版するにあたって「左腕だけ」新規造型されたのです。

たぶん、二回目の再版と言われても言い訳できるため。

でも、個人的には満足です。




ウルトラマンA





二人の人間がリングを合わせることによって変身する、ウルトラマンエース。

性別を超越した顔が秀逸です。



2002年に発売した「ハイパーウルトラマン5」の再版である「HDウルトラマンHistory1」の、さらに再版です。

そして、彼もジャックと同じく「言い訳要素」を右腕に装備して帰ってきました。



そう、
ウルトラコンバーター。



・・・対応範囲狭っ!!!




今回再版するにあたって右腕だけが新規造型されたのですが、追加されたのはコンバーター。

・・・なのですが、なんと『ウルトラマンA』第5話にのみ登場した武器です。

囚われのエースのためにゾフィーが持ってきて、エネルギーを充填させたのです。

ウルトラコンバーターを渡したり受け取ったりするときのカット割りが、なんとも不思議です。





全体的な造型そのものは、傑作ですがね。



まず、
顔。

再現が難しい表情を、よくぞ再現できたものです。

クリア目は、内側を塗装することによって黄色を表現。





ツノの穴がふさがっているのが、ちょっと残念。

まぁ、金型を修正するのだけでも相当なコストがかかるので、そう簡単に穴を開けたりはできませんがね。




胴体。



脚の付け根にどうしても出来てしまう、スーツのシワ。

もう、ここまできたらHDシリーズの十八番ですね。

鋭い模様の塗装も丁寧にされていて、言うことなしです。




ウルトラマンタロウ





ウルトラ6番目の弟、ウルトラマンタロウ。

ウルトラの父、母の実子でもあります。

2000年発売の「ハイパーウルトラマン3」から「HDウルトラマンHisory1」を経て、ここに再登場。



セブンの延長のようなデザインのため、やはり成形色が目立つ出来に。

それでも、このハイレベルな造型がカバーしていると思います。



どうですこの出来!

頭の勇ましいツノ、胸のプロテクター。

これは絶対ゲットですね!!




後ろから見てみる。



後頭部のディテールが素晴らしいです。

プロテクターの縁、突起の造型がすばらしいです。

二色の塗りわけが素晴らしいです。

しかし・・・。


腕パーツだけ、胴体と色が違うんですよね。

しかも両腕とも。

上の写真をご覧いただければおわかりでしょう。

若干、色が薄いようです。

まぁ、光を強く当てない限りほとんんどわからないので、この辺は妥協しましょう。




そして、その問題の左腕には
キングブレスレットが。



うーん。

帰マンやAと同じ事情です。

なめとんのか、と言いたいところですが、このクオリティには圧倒されてしまいます。


このタロウのポーズはウルトラダイナマイトのものかと思っていたのですが、どうも腕の上げ方に勢いが足りませんね。

だから、ただ単に気合を入れて立ち向かうところなのだと解釈していました。

しかし、キングブレスレットが装着された今。

ウルトラダイナマイトを再現していると思っても、アリかも知れませんね。




ゾフィー



アタックチャンス!!


スミマセン、何でもありません忘れてください。

だってさ、そう見えない?


さて、いよいよ最後になりました。宇宙警備隊の隊長ゾフィーです。


2005年に発売した「HDLimitedウルトラマン」からの再版です。

まだ記憶に新しいのに、早くも再版ですか。





足を閉じているために、相変わらず
意味をなさない補助パーツ。




ゾフィーは普通に立たせましょう。

補助パーツは大きめサイズになっているので、

サイズ的に問題ありなメビウスの補助パーツと取り替えることをお勧めします。




顔を拡大。



まず何より。

目がね、すげぇ。

このでこぼこ感を、細密な造型で見事に表現しています。


ゾフィーの顔はウルトラマンCタイプマスクの流用。



続いて、
身体。




胸の突起はスターマーク。

スーツは、ウルトラマンBタイプを改造したものです。

帰マンより大胆な二重線が、インパクトを強調していますね。




ひざの後ろ。



いやはや。

はみ出すことなく、ここまで丁寧に塗り分ける技術というのには驚かされます。

あ、左脚の方がちょっとはみ出てるか・・・。

でも、ほとんど目立ちませんしね。

凄いです。





では最後に、
初版ゾフィーとの比較。



今回修正された点で一番大きいのは、成形色の違い。

前回は朱色だったのです。ウルトラマン色から完全にかけ離れていました。

それがなんと、存在感バツグンな真紅に生まれ変わりました!


まぁ、成形色以上に変更された点は左腕ですが。

最終回で見せたポーズから、ガッツポーズ変わっています。

左腕だけが新規造型されたのです。





さて、以上でレビューは終了。

どうでしたか?

もう既に買った方、これから買おうか迷っている方。

少しでもあなた様のお役に立てたなら、これ以上の幸いはございません。


発売から2週間前後くらいは、コンビニに並んでいると思います。

このシリーズはスーパーと同時発売ですので、そっちを狙った方がいいかも知れませんが。

さぁ今すぐお店へダッシュ!!




12月に発売を予定していた、今回のHD。

映画公開に合わせてタイミングよく発売されたHG49と違い、なんでこうも発売が遅かったのか。

それは、3ヶ月遅れてもまだ子供たちは反応するだろうと踏んだからだと思います。


で、新規造型はたったの1種なのに、ここまで発売が遅れた理由。

恐らく、1月26日のDVD発売に合わせたのではないでしょうか。

その頃にはスーパーに出回るでしょうから。


向こうもいろいろ考えますねー。

でも、私もDVDはレンタルで借りてきてもう一度観たいです。




最後に、注意すべき点を一つ。

HDメビウスは1ボックスに10箱入っているのですが、その混入率が。

メビウス×3、マン×2、セブン×1、帰マン×1、エース×1、タロウ×1、ゾフィー×1

という風になっているのです。

子供たちはメビウスを、オールドファンは初代マンを狙うだろうと踏んだのでしょう。


しかし、マニアにはたまったものではありません。

ある店が1ボックスだけ入荷して、誰かが気まぐれでセブンだけを買って行ったとします。

そうしたら、その時点でフルコンプは不可。他の店を当たるしかありません。

かと言って、ボックス買いもコストが高いですしね。

とにかく、迅速な対応が不可欠です。



では、またの機会にお会いしましょう。



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