・CD125T?!
まさにビジネスバイクの最高峰?!「俺が神だ!」
1966年発売以降、殆ど形を変えていないその姿は、本物のレトロバイク。
昭和の香りがしてきます。

車体は130kg近くもあり、50〜125ccクラスとしては かなり重い。
が、重量・耐久性共に250ccクラスに匹敵するその車体は
速度を出しても安定するという利点がある。

またプラスチッキーなバイクと違って、全金属製のフロントは相当重いので、
大排気量のバイクと同じく、ハンドリングが安定し フラつく事は全く無い。

あと 道行くライダーは必ずこちらを一目見てくる。

・エンジン
小排気量 ツインエンジン。キャブレターがシングルなのが惜しいところ。
小排気量だが、二気筒という組み合わせにより
250ccに匹敵するようなポテンシャルを秘めている!?

アイドリング音は「ボウボウボウボウ」と言った若干こもり気味の重々しい音。
低速時は「ボォオオオ」というクラシックな音だが、6000rpmを超えると音は一変!
「ウォアーン」というCB系列の様なスポーツタイプの様な音質に変貌する。
ビジネスバイクらしからず、9000rpm近くまで回すことができる。
30〜80km/hまでの加速は良好、最高速度は平地で100km/hと言ったところか。
3000〜4000rpm前後が一番気持ちの良い部分です。

約130kgの巨体を1気筒当たり約62ccで動かす訳だから
出だしは超遅い。原チャに負ける。ただしもちろん後で追い抜ける。
気温が低い冬場は 中々始動できず、暖気期間も超長い。
冬はタブン、キックだと一生かからない!

燃費は街乗り30〜35km/Lと言ったところ。
馬力は同クラスでも低い方だが、言うまでもなく 耐久性は鬼。

キック棒の踏む部分が変な方向を向いていて、ズルンと滑って踏みづらい。 

・ミッション
ビジネスバイクの象徴、ロータリーシフト。CD125「T」は5速。
前踏んでアップ、後ろ踏んでダウン。簡単簡単!

走行中5速(OD)から普通にN→1速に入るので、注意が必要。
・マフラー
ステンメッキ ラッパ・メガホン型直結左右二本出しマフラー。 
純正だけあって、排気音は非常に静かで、
いかにもビジネスバイクの様な「ぽこぽこ音」 というのは出ない。

慣れない内はサイドスタンドが出しづらい。

サイドバッグはお手製。
軍手や雑巾、パンク応急道具、空気圧計測器、U字ロック、団扇とか入ってます。


・ハンドル周辺、メーター
右には 赤いキルスイッチ、その下にセルスタータースイッチ。
左には ウィンカースイッチ、ホーンスイッチ、ハイライトスイッチ。
ウィンカーはプッシュキャンセル式ではない。

ちなみにウィンカーを付けるとブザーが鳴り、街中でハンパなく目立つ。
なので ヘッドライト内にある配線を抜くと、ブザーを無効にする事はできる。

メーターは四角い、いわゆる弁当箱メーター。
タコメーターは無く、速度計は最高120km/h。
横にはNランプ・ウィンカーランプ・OD(5速)ランプ・ハイビームランプが並ぶ。
常にODランプを確認しておかないと、エライ目に合う。
オドメーターの下にアナログトリップメーターが付いており、
給油時にリセットする事で、ある程度の給油のタイミングは知ることができる。

タコメーターはCD50に付けていた物を流用して取り付けた。

キーボックスの上にチョークレバーがあり、乗りながらでの調節が可能。

メーター・キーボックス左に突き出しているランプがサイドスタンドランプ。
サイドスタンド立てると点灯する。ランプ上の扇形の注釈がまたレトロ。
ちなみにサイドスタンドを立てたままN以外のギアに入れると、
エンジンが止まる安全機構が付いている。

クラッチは多板で硬め。

・タンク
黒ベースにステンメッキが側面に入り、股部分にゴムパッドまで入っている。
手入れを怠ると ステンメッキに点サビができる。
一般的なネイキッドのような 餅みたいな形ではなく、カマボコに近い形。
股を広げずにニーグリップができそうだ。

総容量は10L、内 3Lもリザーブがある。
低燃費も合わせて、結構な距離を走行可能。
なぜか 付いてて当たり前のような 燃料計が付いてない。
古めかしい ホンダのウィングマークが光る。 
・タイヤ
タイヤは250ccクラスよりも一回り小さい。 ちなみにチューブ式。
この微妙な小ささのお陰で、後ろから見ると尻すぼみに見えてしまう・・
50ccと比べても相変わらず細く、カーブで車体を傾けると怖い。

若干ストリートが入った 今のオールドルックバイクには無い、
タイヤをスッポリと覆ったフェンダーがレトロさを強調させる。
このクラスには珍しく、フェンダーは金属製。

ブレーキは前後共ドラムブレーキ。
必ずエンジンブレーキと併用しないとエライ目に合う。
・サスペンション
柔らかくもなく硬くも無い微妙な感覚。リアは5段階調節式。
ヘタってるのか、手でも調節できてしまう・・ やっぱりヘタって柔らかい。
メッキ部分は 油断すると意外にも錆びる。

チェーンカバーが いかにもビジネス!だったので、下部分を外した。
チェーン張り調整もしやすくなりそう。

車高が低いせいで メットホルダーにメットを吊るすと、マフラーに着きそうになる。

二人乗り用の折りたたみ式ステップが付いている。
・シート、キャリア
HONDAのロゴが入った、長時間乗っても疲れないフカフカの魔法の椅子。

荷台はカブより大きく、プレスカブより小さいサイズ。
例によって ステンメッキは油断するとすぐ錆びる。