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最近になって気付いたこと。 それはうちの愛しの人は、使命がないとかなりのだらしない人やいうこと。 みんなのためにぎょうさん頑張ってくれるから、それは勿論なんの問題もない…ちゅうか、逆にうちの気持ちは前よりももっともっと耕介くんのことでいっぱいになってる。 あはー、それがめっちゃ嬉しかったりするんよ。ほんまに嬉しい。 「だって、そのいっぱいになってる人が、こうやってうちにだけ無防備なところ見せてくれてるんやもん。 「ぐ――――――――――――――」 「あはは」 めっちゃかわええ顔しとるなあ…こうやって見ると、ほんまに耕介くんって男の子がそのまんま大き くなったみたいやね。 何て言うたらええんやろ…こう、やんちゃ坊ちゃんがそのまんま大きくなったみたい…って、おんなじやん、アホかうち。 ま、ええわ。耕介くんのこと考えると、とことんアホになれるんが嬉しいし。 「ぐ―――――――…」 ほんま、幸せものやね、君は。 「未来の歌姫の心を独り占めしてるんやで」 頬をつんつん、と突付く。 「…むにゃ…」 耕介くんは五月蝿そうに、なんてことは全然なく、そっとうちの指を退けようとする。でも甘いなー 、うちはこういう時はしつこいんよー。 「ふりふり」 今度はさわさわと顎を撫でる。 「んー…」 「あはは、ごっつかわいいごっつかわいい」 身を捩るだけでどないすればこんなに可愛い仕草出来るんやろ。うちの心にストライクやー。 でも、ほんまによぉ寝とるなー。そんだけ疲れてるんやね。 今日はうちと耕介くんだけしか寮にはいない。せやから寮の仕事はお休み。とことん耕介くんには休んでもらお思て、それでも色々とやろうとする耕介くんを無理矢理休ませた。 そんなん言いつつも、耕介くんは動くんやろなと思たけど、こうしていつも起きる時間にぐっすりと 寝てるとこ見ると、うちの言うとおりにしてくれたってことがわかる。 「ほんまにこんなにぐっすり寝てくれてるもんな…」 無防備な姿。うちだけが耕介くんの無防備な姿を見ることが出来る。そう、これはさざなみの中でもうちだけの特権。 「素敵な管理人さん、いっつもほんまにご苦労さんやー」 なでなで。なでなで。頭をなでなで。 「…くすぐったいって…」 寝言。耕介くんは嘘つけん人やから、ほんまの寝言かうそんこの寝言かなんてすぐにわかる。これはほんまの寝言。うそんこやったら顔がひくひくてなるけど、今はなってへんからね。 「えへへ」 なでるの止めて、今度は手を取った。 「ごっつ暖かい手…おっきい手」 この手でみんなの料理作って、みんなの服洗濯して干して、みんなの部屋や食べるとこ、遊ぶとこ掃除してくれて… 「この手で、うちのこと、大切にしてくれてる…」 そう思うと心に暖かいものが灯る。耕介くんはうちを暖かくしてくれる。 「わかる?これでわかる?」 その手をうちの胸に当てる。伝わるかな…うちの気持ち。うちの心が暖まってるの。これは耕介くんがうちに暖かくさせてるんやで… 「………ぐぅ」 あはは、それ返事?ま、ええよ。耕介くんはきっとわかってるもんね。 とにかく今は疲れ取って、起きたらたくさんいいことしよな…… 耕介くんが目ぇ覚ましたんは、それからきっちりと半日経ってからのことだった。 「………いくらうち「ゆっくり休んでええよ」言うたって、限度っちゅうもんがあるんと違う?」 「…短時間でいつもの三倍も求めてきてそういうこと言うか?」 おしまい 2004・1・11UP |