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知られざる秘密? 「おかわりよろしくね、浩平君」 今日もみさき先輩は絶好調だ。 「おまかせあれ。で、何食う?」 「そうだねえ・・・とりあえずカレーみっつでいいよ」 控えめだな。 「何かあるのか?先輩」 「え?どうして?」 「いや、先輩にしては控えめだと思ったから・・」 「そんなことないよ。まだウォーミングアップだからだよ」 「・・・あ、そーですか・・・」 やれやれ・・・ 「あれ?折原君。まだ食事中?」 カウンターで待っているところで深山さんに声をかけられた。 「ああ。みさき先輩のデリバリー待機中なんだ」 深山さんは深い深いため息をついた。 「おつかれさま」 「いやいや、どーもどーも」 事情を知る者同士で奇妙なあいさつを交わし 同時に深いため息をついた。 そして放課後。 「おし、澪、帰ろうぜ」 うんっ 部活も終わり、二人で家路につく。 「・・・澪、腹、空かないか?」 今日の部活はハードだったからなあ、えらく空腹だ。 『おすしたべたいの〜』 いきなり要求かよ・・・ 「よし、回転行くか!」 あそこなら金もかからんだろ。 『わーいっ!なのっ!』 かかんでいい、そんなもん・・・ 「あれ?」 『部長さんなの』 目の前にいるのは我らが部長、深山雪見さんではないか。 「あら二人とも、デート中?」 横で澪が顔を赤くしている。 「惜しい。これからコンビニを襲いに行くんだ」 『ちがうのっ!おすしなのっ!』 「冗談だ。本気にする奴がいるか」 べんべんべんべんっ! 「スケブで叩くなって・・・」 「折原君が悪いわよ・・・」 ふ・・・悪者は常に俺さ・・・ 「ところで二人は何処に行くの?」 「澪が書いてただろ?その先の回転に行くんだよ」 「お寿司?」 『そうなの』 「深山さんもどう?おごるぜ」 「え?いいの?」 「ああ。かまわないよ。みさき先輩以外なら」 「あ、ひどいこと言ってるよ、折原君」 「じゃ、口止めということで、どう?」 「私も食べるよ、大丈夫?」 「ああ、だろうね。今日は部長の特訓がハードだったから・・・」 「・・・・思いっきり食べさせてもらうわ」 俺は知った。 木を隠すのは森の中、という言葉を。 実際深山さんは食った。 みさき先輩に勝るとも劣らない量を。 みさき先輩の食事の量が多すぎて、深山さんの食事の量を気にかけてなかったんだ。 今回の8800円はいい教訓としておこう。 しくしく・・・・ おわりっす |