日向大谷から剣ヶ峰・大キギ(両神)

date 2006/12/31 快晴
コース 日向大谷〜清滝〜剣ヶ峰〜大キギ(往復)
実働 登り:3h15m、下り:2h05m、大キギ往復:2h00m、計:7h20m。
メンバー すうじい(単独)
概要 大晦日、寡雪の両神山、体力不足に鞭打って、大キギ登頂。
行程 →:山道、\\:藪漕ぎ=:車
【12月31日】 快晴
さいたま3:25=5:10小鹿野5:30=5:40薬師の湯駐車場5:40=6:15日向大谷7:00→7:30会所7:35
→8:50弘法ノ井戸8:55→清滝9:05→9:25産泰尾根9:35→10:05両神神社本社10:15→10:45剣ヶ峰
11:15→\\大キギコル12:00\\12:15大キギ12:30\\大キギコル12:45\\13:05稜線13:10→
13:35剣ヶ峰13:50→14:10両神神社本社14:15→14:30産泰尾根14:40→清滝14:50→15:40会所
15:50→16:20日向大谷16:40=17:10小鹿野17:35=19:35さいたま
使用装備 革登山靴、ヘルメット、ストック、E-1、ED18-180mmF3.5-6.3、ハーネス(装着のみ)
不用装備 アイゼン、アイスハンマー、8mm x30mザイル、8環、11-22mmF2.8-3.5
記録  以前から、気になっていた岩峰大キギ。八丁尾根の主脈から外れ、尾ノ内側から見上げれば、屹立するその存在を遺憾なく誇示している。今回、久々に両神剣ヶ峰に登り、雪の少なさを良いことに、大キギまで足を伸ばした。

【12月31日】 快晴
 例によって、小鹿野バイパスのコンビニに寄る。日向大谷までの車道には、全く雪は無く、また凍結箇所も無かった。先客の車がが2台、日向大谷のバス停横駐車場に車を停め、7時丁度に出発する。三脚は省略したものの、カメラと登攀具で、結構な重荷である。久々の山登り、大丈夫かな?

 西沢・長尾沢を横切り、落ち葉で埋まりがちな山道を進む。会所で小休後、七滝沢遊歩道に未練を残しつつも、木橋で七滝沢を渡り、七滝沢右岸から本谷左岸をトラバースしてゆくと、岩壁のくぼみに、不動像が立っている。荒沢不動であろうか。

 何度か本流を渡り、調子の出ない身体に鞭打って、八海山と呼ばれる場所に至る。この先、本谷は、白藤滝滝框(たきかまち)のゴルジュを形成している。バテないよう、ゆっくりめのペースで左岸を高巻いて登ると、途中から白藤滝への踏跡が分かれる。道が緩やかになると、間もなく弘法ノ井戸である。

 弘法ノ井戸で水を飲む。気温が低いので、水温が暖かく感じられる。左手に涸れ谷を見て登ると、清滝小屋が見えてくる。小屋の裏手に、清滝が落ちている。水量は少ないが、氷化しつつある。

 斜面を登って行くと、七滝沢遊歩道と合流し、やがて産泰尾根に乗る。雪が、うっすら地面を覆っている。荷物を降ろし、少し休憩しよう。七滝沢源頭に、目立つ氷瀑が目に止まる。ツチアナ沢の空滝であろうか。

 あまりジッとしていると、寒くなるので、再び歩き出す。時折聞こえて来るバコッという音は、陽の当たり始めた空滝氷瀑の崩落だ。次第に傾斜が増し、やがて一番の岩場に差し掛かる。幸い、雪は殆ど無く、難無く登ることが出来る。この先、「横岩の険」のトラバースに差し掛かるが、この辺り、日陰になっているため、滲み出した水が分厚く凍り付いている。アイゼン無しでは、ちと気を遣う。

 狛オオカミに迎えられ、両神神社の鳥居をくぐる。大バテにバテたので、両神神社本社前のベンチで、小休しよう。ベンチで休んでいたら、単独男性が登って来た。やはり、日向大谷からの往復だという。寒いので、歩き出す。

 狛オオカミの御岳神社前を通過し、しばらく、なだらかな尾根道を進む。男笹清水のコル手前に、肩状になった広場があり、剣ヶ峰方面を見上げる。撮影しているうちに、先程の男性が先行して行く。

 コルからも、なるべく稜線通しの踏跡を利用し、登高して行くと、やがてロープの張ってある大峠方面からの道が合流する。あとは僅かな登りで、剣ヶ峰に至るが、最後の鎖場も、雪は殆ど付いておらず、快適に登頂出来る。19回目の両神山頂だ。

 好天に恵まれ、白銀の北アルプスが並ぶ。八ヶ岳、浅間山、そして奥秩父越しの富士山も。30分ほど展望を満喫した後、ハーネス・ヘルメットを装着し、大キギを目指すことにする。八丁尾根方面は、日陰に雪が残るので、慎重に進もう。

 途中、右大腿が攣りかけて、ちと不安になるが、騙し騙し進む。前東岳手前で、先程の単独男性と擦れ違う。天理尾根分岐の前東岳山頂西面をトラバースし、高低差の少ない稜線を辿る。時折樹林の合間から垣間見える、大キギとの位置関係を、気にしながら進んで行く。

 東岳手前コルへの下り途中、1650M付近で、大キギ目指し、急な藪斜面を下降開始する。踏跡らしきモノは、見当たらない。慎重に軌道修正をしつつ、大キギコルを目指す。大キギコルは、痩せてはいるが、危険と言うほどではない。尤も、北面ルンゼは急峻なので、左手には落ちないように気を付けよう。

 1595M大キギコルから、大キギへのリッジに取り付く。ここからは、結構踏まれているようだ。少し登ると岩に突き当たるが、南面を登り、さらに北面に移る。北面は切れ落ちているので、慎重に斜上バンドを登って行くと、再びリッジ上に乗る。この後は、なるべく忠実にリッジを辿る。

 最後の方で、傾斜の急な藪岩稜をブッシュ頼りに乗越すと、ボロボロに風化した肩状に出て、僅かな登りで、藪っぽい頂上に至る。予想したよりも、楽勝であったが、下降用に細引ぐらいは、用意して置いた方が良いだろう。

 大キギは、1640M藪岩峰であり、展望はさほど良くない。東岳東壁と、浅間山が目に入る。小休後、下降開始だ。緊張するのは、先程の傾斜の急な藪岩稜をブッシュ頼りに下降する箇所と、北面斜上バンドの途中一ヶ所の下降のみであった。

 大キギコルから、しばらく登り返しの薄い踏跡が続くが、すぐに消えてしまう。藪っぽい急斜面を、ヘトヘトになって登り返す。八丁尾根稜線の登山道に出て、やれやれの小休止だ。少し登り返して、剣ヶ峰への高低差の少ない稜線縦走に入る。

 再び剣ヶ峰に戻り、登攀具を仕舞って、午後の大展望を満喫しよう。13時50分、剣ヶ峰をあとにする。下降中、プラ靴・冬装備の単独男性と擦れ違う。さらに、両神神社本社前で小休していると、幕営装備の二人組が登って来た。

 横岩の険トラバースの氷床を無事通過し、産泰尾根上部の岩場を下降すれば、展望所で空滝と剣ヶ峰の見納めだ。ここから、尾根から離れ、七滝沢遊歩道を見送って、清滝小屋へと下る。テント場では、テント設営中の男性が一人。

 ガクガクになった脚を騙しながら、なおも下降を続ける。会所で、最後の休憩をしてから、日向大谷までまた頑張ろう。西沢を渡り、日向大谷の畑まで来ると、冬桜が咲いているのに気付く。階段を歩く気力も無く、舗装車道を歩いて、16時20分、車へと辿り着く。

 小鹿野バイパスのコンビニで、弁当とお茶を購入して、腹ごしらえしよう。大晦日のためか、帰りは、意外と道が空いていて、順調に帰宅する。

アルバム

両神山のアルバム」に「061231剣ヶ峰からの展望」があります

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荒沢不動?
弘法ノ井戸
氷瀑化しつつある清滝
氷瀑化した空滝?
産泰尾根上部の岩場
両神神社本社の鳥居と狛オオカミ
御岳神社本社と狛オオカミ
男笹清水のコル手前の広場から
剣ヶ峰を見上げる
剣ヶ峰山頂と両神神社奥社
奥秩父越しの富士山
立山・剱・後立・白馬
八ヶ岳と御座山
浅間山
1595M大キギコル
大キギコル北面
大キギコルから振り返る
コルから大キギへの痩せ尾根
大キギから東岳と浅間山
藪っぽい大キギ山頂
大キギから東岳東壁
再び剣ヶ峰から
赤岩尾根越しの北アルプス
南八ヶ岳
梵天尾根と和名倉山
産泰尾根から空滝?
産泰尾根から剣ヶ峰
日向大谷の冬桜

MR597. 金山沢中間尾根・剣ヶ峰・大キギ・八丁尾根'07-12

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