西岳新道・両神山・尾ノ内沢道(両神)

MR436 西岳新道・両神山・尾ノ内沢道(両神)

date 2002/4/13 晴のち曇一時小雨
コース 尾ノ内沢駐車場〜尾ノ内〜橋詰〜西岳新道〜西岳〜竜頭神社〜両神山(剣ヶ峰)〜竜頭神社〜尾ノ内沢道〜尾ノ内沢駐車場
実働 8h33m
概要 尾ノ内沢駐車場基点、夢見台アカヤシオ満開、西岳新道上部のハードさ、尾ノ内沢道の悪さに閉口。
メンバー すうじい(単独)
行程 尾ノ内沢駐車場6:55→尾ノ内7:05→橋詰取付点7:12→停車場跡7:50→送電鉄塔8:10→1074P 8:35→8:50夢見台9:10→1220M岩峰下9:35→1266P 9:45→1489P 10:28→舟ガババ10:45→11:12西岳11:27→11:40竜頭神社11:50→東岳12:07→12:30剣ヶ峰12:35→12:58東岳13:05→13:25竜頭神社13:35→ヒンマワシ14:20→シメハリ場14:35→地獄穴14:45→14:55油滝15:35→16:05キギノ沢16:10→スズノ沢16:35→井戸沢16:52→17:10尾ノ内沢駐車場
記録  尾ノ内渓谷遊歩道入口駐車場に車を停め、車道を尾ノ内へ歩く。駐車場付近からは、朝日を浴びた二子山や、両神の東岳・西岳の稜線が見える。尾ノ内の竜頭神社をカメラに収め、R299を少し登る。

 橋詰集落の先から、送電巡視路「安曇幹線2号線243-245号に至る」という黄色い標柱を目印に、左手の斜面に取り付く。落葉樹林帯の踏跡では、テンナンショウ属の花を見掛ける。さほど、苦労せずに尾根上に達する。少し登ると、杉の巨木の下に大山祇の小社がある。展望の良い尾根となり、二子山の眺めが良い。天理岳も良く見える。

 さらに登って傾斜が緩むと、鉱石運搬ケーブルの停車場跡の廃屋がある。南面のミナワダ沢側は、広い範囲で伐採されている。この先、針葉樹林の痩せ尾根急登となり、坂本方面からの尾根と合わさると、やがて送電鉄塔が現れる。

 送電鉄塔を過ぎると、踏跡は少し薄くなる。傾斜が緩くなり、尾根が広がると、右に緩やかに折れて、1074Pに至る。北西側は伐採されており、二子山や県境尾根の展望が良い。少し北東側へ下って、両神山の写真も撮っておこう。更に尾根沿いを進むと、ロボット雨量計の廃屋があり、やがて夢見台の岩峰に至る。

 岩峰では、アカヤシオが満開で、その合間から、大キギ・東岳・風穴のキレット・西岳の姿が素晴らしい。岩峰から降りた開けた鞍部に、鉄塔の残骸など残っており、ここが夢見台なのかもしれない。両神山の稜線にガスが懸かり始め、「午後には雷」などという天気予報が、脳裡をかすめる。

 しばらく、板取沢源頭の緩やかな尾根を辿るが、少し傾斜が増すと、1220Mの大きな岩峰の下に出る。この岩峰の左側をトラバース気味に登り、左手の尾根とこの岩峰の間の、平坦な窪地状を直進し、1266Pへ直登する。これを越して、一旦鞍部に下り、尾根道を少し登ると、また急登が始まる。

 かなり登ると、苔むした大岩壁に突き当たる。右手に回り込みながら、木の根頼りの登りを続け、急斜面の腐った倒木帯を越えると、開放的な岩場に出る。この岩場を登ると1489Pに至るが、木に覆われ、展望は得られない。

 舟ガババ方面への下りは、正面は岩壁なので、左の樹林の急斜面から巻き下る。コルから次の岩峰へ登ると、ガスの懸かった行蔵坊ノ頭方面から、人の声が聞こえる。この岩峰から舟ガババへ下る岩壁に、錆びた鎖が付いている。なるべく体重を鎖にかけないように心掛けるが、最後は殆どぶら下がりで、キレットに引っ掛かった倒木の上に降り立ち、急ぎ舟ガババのコルへ移動する。

 舟ガババからは、シャクナゲの痩せ尾根の急登が続く。西岳山頂の一角に飛び出す頃には、バテバテになっていた。山頂で休憩し、オニギリとスポーツ飲料を摂る。ガスがたまに切れ、行蔵坊ノ頭が見えた。二人連れの若者が、行蔵坊ノ頭からやって来る。彼らに聞いたところ、八丁峠からここまで、アカヤシオは咲いていなかったようだ。

 風穴のキレットまで下り、竜頭神社奥社まで登り、ザックをデポする。剣ヶ峰まで、往復するのだ。ガスが出てきているし、アカヤシオも咲いてないので、デジカメも置いて行く。この往復は、結構辛かった。

 剣ヶ峰手前の登山道脇には、凍り付いた雪も少し見られたが、歩くのには関係ない。稜線にはアカヤシオは咲いていない。剣ヶ峰には、5-6人の登山者がいた。日向大谷からの登山者にも、アカヤシオ情報を尋ねるが、咲いていなかったという。剣ヶ峰からの展望は、両神山系がかろうじて見える程度であった。引き返す途中、東岳山頂のベンチで、西岳で遭った二人が食事をしており、少し話をした。落合橋〜八丁峠〜剣ヶ峰〜落合橋のコースと言う。さらに下って、竜頭神社奥社に戻る。

 荷を背負って、いよいよ急降下を始める。ガスが立ち込め、不安感がつのる。いきなりの、鎖連続だ。標高差にして100m以上は、ひたすら鎖で下る感じだ。そのうち、鎖と針金を補助的に使う感じの下りとなり、普通の急な尾根道状になる。安心したのはつかの間、今度は、左手の風穴からの急なルンゼを横切る、金ササゲの難所の通過で、鎖場・針金が続く。

 再び小尾根を下降して行き、左へトラバースするうち、いつしか傾斜が緩み、涸れた小沢を横切るが、これがヒンマワシの水場だろうか。遂に、ポツポツと雨が降り出す。この後も、ザレと落ち葉で不安定なトラバースの踏跡が続き、ピンクテープを頼りに、左へ左へと、トラバースしながら下って行く。小尾根を越えるところに、小さな岩の突起があり、縄が張ってある。アカヤシオが三分咲きだ。ガスで稜線は見えないが、ここがシメハリ場に違いない。

 シメハリ場から、ザレ斜面の薄い踏跡を辿るが、ピンクテープが続く。地獄穴の大岩を過ぎ、さらに崩れやすいザレ斜面を、ピンクテープに従い、ジグザグに下る。右下に、滝が見えてくる。油滝である。付近には、カタクリが群生しており、花も付いていたが、開いてはいなかった。

 油滝では、三脚を出して、一眼レフで撮影を試みる。散々苦労して撮影した後、最後のポイントで、カメラの裏蓋が開いているのに気付く。今までの疲れが、一気に吹き出す感じで、意気消沈する。時間も遅いので、早く帰れということかな、と終了する。

 ここからの下りが、やたら長く感じた。シーズン始めのせいか、トラバースの踏跡は薄く、崩れがちで、落ち葉が乗っており、歩きにくい。キギノ沢出合の上流の滝場付近では、右岸の鎖の付いた岩壁をトラバースする箇所がある。キギノ沢出合で、ヘタリ込む。

 スズノ沢出合からは、だいぶ杣道らしくなり、歩きやすくなる。ヒトリシズカの花なども見られる。さらに下って行くと、小滝二条の上に、遊歩道の橋が半分残っており、ここからは、左岸に整備された遊歩道が続く。吊橋から一番滝・二番滝を撮影し、キギノ沢出合から、丁度一時間で、駐車場に戻った。 

アルバム020413夢見台・油滝

画像は、ブログもご覧下さい
その1:尾ノ内渓谷駐車場〜竜頭神社里宮
その2:西岳新道・夢見台
その3:西岳・剣ヶ峰・竜頭山
その4:尾ノ内沢道・油滝
その5:尾ノ内渓谷遊歩道

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