薄川倉沢・辺見岳・三笠山(両神)

MR428 薄川倉沢・辺見岳・三笠山(両神)

date 2001/12/16 快晴
コース 日向大谷〜会所〜倉沢出合〜倉沢〜辺見岳北峰〜エビヅルノ頭〜三笠山〜一位ヶタワ〜清滝小屋〜白藤ノ滝〜会所〜日向大谷
実働 7h08m。
メンバー すうじい(単独)
概要 水量少ない倉沢を溯行し、源頭の氷結した涸棚を避け、凍結した斜面を登る。薮尾根を登り、辺見岳・三笠山を縦走。
行程 日向大谷7:05→7:35会所7:50→8:00倉沢出合8:05→滑滝9:15→9:50氷瀑モドキ10:00→
尾根上10:35→1280M倉沢ノ頭11:05→11:30辺見岳北峰11:55→キワダ平12:20→12:55
エビヅルノ頭13:00→13:30一位ヶタワ13:45→清滝小屋13:55→白藤ノ滝入口14:07→14:15
白藤ノ滝下14:20→白藤ノ滝入口14:30→15:00会所15:07→15:40日向大谷
使用装備 革登山靴、アイスハンマー、ヘルメット、デジカメ
不用装備 9mmx40mザイル、ツェルト
記録 【12月16日】 快晴
 今回も日向大谷バス停そばの無料駐車場に車を停める。道路には凍結防止剤が撒いてあるようだ。凍結箇所は殆ど無い。

 登山届を書いて出発。会所までは三十分。「行き止まり」の掲示のある、薄川左岸旧杣道に入る。この道は廃道化して久しいのか、崩壊箇所が多く、また枯れ葉が積もっているため、通行には慎重さが必要だ。左岸杣道が消失し、川に降りたすぐ下流が、倉沢出合である。

 貧弱な出合で、水流も少ない。入口は、両側から岩に挟まれているが、すぐに開けたゴーロ沢になる。このゴーロは蜿蜒続き、ウンザリするほどだ。一時間強で滑滝状の岩盤が現れ、ベルグラが付いている。この辺から傾斜が急になり、滑落しないよう慎重になる。枯れ葉に覆われているところは、氷結していないので、葉を掻き落としながら登る。涸れ石滝連続状をよじのぼって行くと、ついに氷瀑モドキ・氷柱軍団が現れる。夏は傾斜の急な涸棚帯で、快適に登攀出来る所らしいのだが、脆そうな氷瀑モドキでは、取り付くシマも無さそうだ。

 仕方なく、右手の急斜面に脱出を試みる。土砂が凍結していて、崩れないのは良いのだが、革靴を蹴り込んでも、全く歯が立たない。アイスハンマーを打ち込みつつ、必死のバランスクライムで立木の根元まで到達。急傾斜の落葉樹の疎林を、立木から立木へ繋いで行く。途中で休憩できないのが辛い。尾根上に達するまでの三十分余りが、永遠に続くかと思われたのであった。

 尾根に乗っちまえば、こっちのもの。葉のすっかり落ちた藪漕ぎなんざ、楽なもんさ・・・でもなかった。小岩峰が幾つか現れ、さらに急登が続く。現在位置が確信出来ないので、1280M倉沢ノ頭までが、精神的に辛かった。ここで、白い浅間山が望まれ、嬉しくなる。この前登った天理岳も見えるじゃないか。気を取り直して、辺見岳への登りに取り掛かる。藪尾根登り、一時間弱で、辺見岳北峰に到達する。

 ここで、展望を楽しみながら、昼飯を頬張る。苦労して登った山頂は、また格別の印象を与えてくれる。両神山は、思ったより、ズングリした姿を見せている。むしろ、梵天尾根の方が格好いいかも。

 南峰へは、岩稜をクライムダウンして登り返す。白井差側を巻き気味に、キワダ平方面へ下り始める。この踏跡も、結構慎重さを要求される。キワダ平は、落葉樹林の広い鞍部で、ツェルトを張って一泊したいような、気持ちの良い所である。そう言えば、ザックの中には、40mザイルの他、ゴアのツェルトも入ってるんだっけ。重いわけだよな。

 エビヅルノ頭山頂には、天狗トリオが立っている。エビヅルノ頭から一位ヶタワへの下り始めは、尾根筋がハッキリしないが、両神山に向かって左へ左へと下るのだ。コルからピークを一つ越えると、正面の三笠山東岩峰を避けて、白井差側を下捲く所が判りにくい。三笠山のピークにも、石像が立っている。これを越せば、一位ヶタワに辿り着く。

 白井差口が閉鎖され、ここもトラロープが張り巡らされている。13:30なので、剣ヶ峰登頂は諦めて、おとなしく下ることにする。オニギリを一つ頬張って、水分補給。清滝小屋への道も、既に廃道化しつつある。清滝小屋まで来ると、さすがに登山道は整備され、歩き易くなる。

 更に下り、白藤ノ滝入口という道標に惹かれて、見物に出掛ける。水量は少ないが、飛沫が凍結している。近くの岩には氷柱が下がっている。再び登山道に戻り、どんどん下る。会所まで下って、小休する。長尾沢徒渉点で、倉沢源頭部が望めたので、写真を撮る。日向大谷からも、辺見岳の山頂付近が望める。

 疲れはしたが、充実した山行に満足し、帰路に就く。 

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薄川倉沢から辺見岳'01-12その1
薄川倉沢から辺見岳'01-12その2

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