ヌートリア
ヌートリア Myocastor coypus 泳ぎは得意! (兵庫県)
ヌートリアは、体長50〜70cm、体重6〜9kg程度の大型のげっ歯類です。ネズミのように長い尻尾(35〜50cm)があります。南米原産ですが、上質な毛皮を利用するため世界各国で飼育され、日本にも、1939年にフランスから150頭が輸入されました。用途は、主に軍隊の防寒服用だったそうです。終戦後、毛皮の需要の激減に伴い多くが放逐され、野生化した子孫が、急速に分布拡大しています。現在は、特定外来生物に指定され、害獣として年間千頭以上が駆除されているようです。
ヌートリア 毛づくろいは念入りに!
ネコほどの大きさの水生ネズミ。ヘビのように長くぶっといしっぽについては、意見の分かれるところ。私は、ネズミのしっぽは好きです。
面白いことにヌートリアの歯はオレンジ色! (2007年1月)
注1: ヌートリアは、外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)で、特定外来生物に指定され、飼育や移動が禁止されています。 注2: おとなしい生き物ですが、人の指くらい簡単に切断できる歯を持っています。 |