天使の声





申し訳ございません。まだ未完です。
順次追記していきますので、もうしばらくお待ちください。






天使の声

電話が鳴っている。時間を見たら午前9時にもうすぐなろうとしている。
ゆうべ一睡も出来なかった私がPCに向かっている時であった。
ただ向かっているだけで作業を始めていた訳ではない。
こうして眠れない夜が随分と長い事続いている。
少し身体がだるい。
電話をこのまま見送って留守電に任せようかと思ったけど、
その思いとは反対に手が伸びてしまって「Hello!」自分で出ておいて「アレ??」
どうも思考回路が正常に働いていないらしい。

そんなはっきりとしないぼやけた頭に若い女性の声が入ってきた。
「もしもし」日本語である。
通常電話を使わない、友達もいない私に電話の掛かる事など無く、
たいていはセールスの電話である事が多く出ないで済ますこともしばしばある。

Rubyさんですか?Yです。ゆうべ私眠れませんでした。
今から言う事を良く聞いてください。
今のままではいけないと思います。
決してRubyさんの今の様子は夫婦として普通の暮らしではありません。
お買い物も自由に出来ない、お金も渡さない、外出も許さないなんて、
そんな生活当たり前ではありません。
差し出がましい事を言うようですけど、
なるだけ早くにお宅を出て下さい。
電話番号をお知らせしますから、そこで相談したらいいと思います。
この電話番号は電話帳には載っていません。
私への連絡は家からではなくRubyさんが安全になってからにしてください。
家を出るときには私の電話番号やお友達の電話番号、
その他のメモなど全部もって行く様にして、
家には残さないようにした方がいいと思います。
きっとそうしてください。Rubyさんのためです。
くれぐれも私への電話はRubyさんの安全が確保された後にしてください。
本当にそれまでは電話掛けないでくださいね。
一緒に学校へ行けるようになりたいし、いろいろお話もしたいと思っています。
お元気で!


これだけの事をしっかりとした口調で話すと彼女からの電話は切れてしまった。
私には彼女が何を言いたいのかがとても良く解った。
内容は良く解ってもなぜ彼女からと言う思いをぬぐう事は出来なかった。
と言うのは彼女とは電話で昨日初めて話しただけで逢った事もない人だから
である。
逢った事も無い女性からなぜこのような電話が入ったのか・・・・・











TOPページに戻る