
百貨店凋落
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今また岩手に居る。つい2週間前に居た盛岡に、また葬儀のために来た。寒い!白い! しかし、そんなことは言っておられない。このところ不幸が重なって、昨年から毎月盛岡に来ている。 |
![]() 時事ドットコム2010/1/22より |
■落ち続ける百貨店、スーパーの売上げ
また、日本チェーンストア協会が同日発表した2009年のスーパー売上高は12兆8349億円と21年ぶりに13兆円を割り込んだ。既存店ベースでは4.3%減で、前年実績を下回るのは百貨店、スーパーともに13年連続だという。特に衣料品が低迷し、百貨店で13.2%減、スーパーで10.8%減と大苦戦。低価格ながら高品質とファッション性を備えたユニクロのような専門店との競合激化も響いた。食料品は百貨店4.6%減、スーパー2.6%減だった。スーパーの食料品は前年、外食を控えて家で食事をする人が増え、販売額を伸ばしたが、その効果も一巡し、3年ぶりのマイナスとなった。
■業態間大競争
有楽町のそごう、新宿の小田急にそれぞれビックカメラが出店した頃から、百貨店とはなんだろう?と思っていたが、ついには東池袋の顔だった(閑散としてはいたが)三越がヤマダ電機になったのを見て、極まれりの感を強くした。百貨店に限らず、小売業そのものが、1996年の小売業全体の売上高146.3兆円をピークに、縮小傾向を辿ってきた。業態間の大競争時代、地方では、大型のショッピングセンターが林立し、ユニクロやしまむら、アウトレットモール、ネット通販の台頭など、どんどん新規のスタイルが現れて、競争力を失った業態、経営効率の悪い業態は脱落するという構図になってきている。コンビニさえもウカウカ出来ない時代になったと言えそうだ。結局根底にあるものは少子高齢化、地方過疎化、大都市集中化、など社会構造の変化である。
米国の意向に添って新自由主義政策で日本経済の現状をもたらした構造改革は、日本の地方都市の町並みをシャッター通りにさせてしまったあげく、大手ショッピングセンターが「もうからない」という理由で店をたたんだら、何も無いゴーストタウンになってしまって、遠くの町まで買い物に行かなければならない、などという現状を生んでいる。ついには勝ち組とされる東京の中心地でさえ、百貨店なる業態が成り立たないという事態になったわけだ。国民の15%が貧困層に転落し、お金を持っている高齢層が欲しいモノがないのである。
ただ、百貨店というのは楽しい場所である。形を変えて、残っていくであろうことを信じている。
(2010年2月7日)
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