アタック・オブ・ザ・キラートマト

前編

 


今までに出会った最強のクソ映画の一つ、何しろ内容が理解できない。

コレを一回だけ観て感想文を書けと云われたら『トマト』としか書きようが無いもの

もし一回の観賞だけで的確に感想文が書ける人が居たら、きっとエニグマで暗号化された

TWO−MIXの歌詞を和訳したり、日本語で書かれたLOVEマシーンの歌詞をロンゴロンゴに

書き直す事が可能でしょう、もし居たら是非ご連絡をお願いします、私の師匠になって下さい。

おかげでコラムを書くのに4回も観る羽目になりましたトホホ・・

 

 さて、この作品と初めて出会ったのは大学2年生の時、丁度その頃はオレンジのKISSの桜殿と

つるみだして、2人で火の国を荒らしまわっていた矢先なんですが、ある日桜殿の御学友で

『魂十分』と書いて『ソウルフル』と読む事を考案された、完璧超人にして黄金聖闘士

のK氏が遊びに来ておりました。

んで、いつものごとくビール片手に桜亭を襲撃すると、2人で爆笑しながら鑑賞していたのが

この『アタックオブザキラートマト』でして。その時のK氏の話によると『コレはかなりレアな作品で

置いてあるビデオ店は中々無い』との事、その伝説の駄作ともいうべき『キラートマト』がなんと

近所のツ○ヤ系レンタル店の○Vクラブ○熊○店に置いてあったさぁー大変。何が大変って

 

ホラー映画コーナーでジェイソン達と

一緒に住んでたから

 

根本的に間違ってます。

 

 ジャンルはホラーコメディー(たぶん)、普通どんなツマラナイ映画でも基本的な起承転結で話は

まとまっていますがコレは起起起起起転結といった感じでしょうか、次々に意味不明な

イベントが起こっては何事も無かったかのようにスルー、そしてまたイベント&スルー・・・

難解です、訳分かりません。

ストーリーが行き当たりバッタリな作品といって私が真っ先に思いつくのは『イントレビット』

ですが、『アタックオブザキラートマト』はこの点を遥かに凌駕しています。しかも映像の

レベルは普通の鑑賞に耐えうる『イントレビット』に対して『キラートマト』はアルバトロス

フィルムがケツ巻くって逃げ出しかねない天才的(良い意味で)

カメラワークと特撮技術を誇っています。

 取り合えず最初のシーン、舞台はアメリカの片田舎町、台所で一人食器を洗う婦人、

すると排水口から『トマト』転がりだしてきました、『トマト』を見て怯える婦人・・・

 やがて壁に追い詰められて婦人怯える顔で悲鳴、

そして画面はフェードアウト・・・

 

 

 

一体コレで何を連想しろと?

 

 

 

そして良く分からなかったツカミの後、映画のどんなシーンよりも印象に残ってしまう

悪魔のテーマソングが流れ始めます。雰囲気としては頭が悪いハイテンションな

メロディーに地中海の嫌な臭いが立ち込める『帰れソレントへ』といった感じでしょうか? 

そしてヘンに気合が入って、無駄に歌唱力が有る男性ボーカルが

やたら甲高い声に全身から魂を込めて(込めるな!!)

 

 

 

アタァァ〜ック♪オブザキラトメィトォォ〜

アタァァ〜ック♪オブザキラトメィトォォ〜

 

 

と、大熱唱。この単調でバカっぽいテーマソングを一度でも

聞いてしまったら嫌が負うでも脳点に突き刺さり強制的に記憶保存されてしまいます、

もはや海馬ではなく脊髄に・・・ そして記憶保存されたこのメロディーが一度頭の中で

再生し始めるともうダメ、。しばらく全身を

アタァァ〜ックオブザキラトメィトォォ〜♪アタァァ〜ックオブザキラトメィトォォ〜♪

の悪魔の旋律が流れ続けます。

例えBOOWYの曲や宇多田ヒカルの曲を思い出して平常心を保とうとしても無駄な抵抗です、

諦めるしかしかありません、この一度聞いたら二度と忘れられないメロディーという点では唯一

スペランカーのテーマソングが何とか互角の勝負が

できるかもしれません。そして悪魔のテーマソングで弱りきった体に追い討ちをかけるかのような本編、

 

ある日突然奇形化した殺人トマトが次々に人々を襲い始めるのが基本設定、そもそも設定が大間違い。

いったいどうゆう神経をしていたら、殺人トマトなんてコンセプトが生れて来るのでしょうか?

んで、八百屋や西友で並んでそうな普通のトマトが転がってきて、その後何の脈絡も無く

女性が悲鳴をあげたり、完熟(腐った?)トマトを車にぶつけられている良く分からない演出。

コレだけ。企画と演出のダブル失敗!! 確変です。

そして、キラートマトは陸上で猛威?を振るうならまだしも海でバカンスを楽しむ人々にまで

魔の手?はのびます。と、言ってもトマトがプカプカ浮かんでる海

溺れているだけ、さらに上空のヘリコプターまでキラートマトによって打ち落とされる始末、もっとも劇中では

突然ヘリが墜落して、原因を役者が説明しているだけで実際にトマトがヘリを

襲うシーン全くありません。つーか、有ってたまるか。このシーンは一説には撮影中にヘリが

本当に墜落事故を起こしたとの噂あり。

スゲぇー話だな、おい。

 

 何の伏線も無く、作品後半ではキラートマト達は突然巨大化(ハリボテ化)します、

そして、平和な町を襲うキラートマトたちと、いっても張りぼてのトマトが町のあちこちで

転がってるだけ、それに向かって銃を打ちまくる米軍当然効果なし、

そして何故かトマトが転がった後地は爆発炎上。まあトマトに手足を生やす

わけにもいかないので、町を転がってるいくの仕方ないんですけど、

下り坂で台車に乗せられた張りぼてトマトが女性を追いかけるシーンは、どうかと思うな。

 

続く

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