佐藤潤 画 涅槃図

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佐藤潤 画「涅槃図」(ねはんず)

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「涅槃図」はお釈迦様の入滅を描いた仏教画の中でも重要な画題です。
佐藤潤の涅槃図では数多くの動物たちが動物画家の視点から表情豊かに描かれています。
釈迦の周りに集まる人物は、顔の表情、服装、仕草などが丁寧に描かれています。
背景には涅槃図に必要な要素(月、川、八本の沙羅双樹など)の全てを取り入れ、
色彩は見る人の心に光が射すように、との思いから明るい発色の色調で全体がまとめられ、
壮麗な雰囲気をかもし出しています。

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涅槃図(ねはんず)とは、
涅槃図とは、お釈迦さまが入滅(お亡くなりになる事)した時の様子を描いたものです。
お釈迦さまが入滅されたことを「涅槃に入る」ということから、この絵を涅槃図といいます。
涅槃図はお釈迦さまの入滅という悲しみの中に、仏教画としての壮麗な世界を表現しつつ、
命の終わりを描くと共に、教えの永遠を表現することが求められます。
このような課題を仏教の教えに沿って一枚の絵の中に描いたものが涅槃図です。
涅槃図を見ることは自分自身の死の在り方を考えることであり、
死を見つめることは今を生きることを見つめ直すことでもあります。