「Do you Kyoto?」
2010年は生物多様性年でした。

この1年間、僕は絶滅危惧種と生物多様性についてばかり考えて制作をしていました。
京都に住み始めて20年以上が過ぎ、
世界で今、「Do you Kyoto?」という言葉が
「環境に良いことをしていますか?」という意味で使われているなか、
京都在住の画家である僕が作品を通して、
京都、そして日本から世界へ発信するものをつくりたいという気持ちは
ますます強くなってきていました。

京都は僕の大好きな伊藤若冲が生まれ、そして絵を描いた場所です。
僕の大好きな画家のひとりで、とても尊敬しています。






新作「樹花鳥獣図」

この作品は構図を若冲の「樹花鳥獣図屏風」(右隻)の構図をあえて、
絶滅危惧種の動物に置き換え、江戸時代の博物画風に描き、
作品の中央下には、動物たちの世界で安心して眠っている人物も共に描くことで
「人と動物が良い関係になりますように」との強いメッセージと願いを込めた
僕の中で最も重要な作品となりました。

僕はこれまでも動物を描くときに江戸時代の博物画風に描くことを好んでいましたが、
これは日本人が初めて外来の動物たちを見たときの感動が
この時代の博物画に色濃く現れているからであり、
その表現には多様な生物を日本人的な角度から観察し、愛でた跡があるからです。

生物多様性年であった今年に描く大作として僕自身にとっても心に残る作品です。
(この作品を制作するにあたり、木製パネルには間伐材を使用しました。)

2010年10月11日(国連生物多様性条約第10回締約国会議・COP10、開幕の日に)

佐藤潤

注釈)作品のなかのカロライナインコについて

カロライナインコは、アメリカ合衆国東半部に2つの亜種が生息していたましたが
双方ともすでに絶滅しました。
相当多くの生息数があったと思われのですが、
「どうせどこかにたくさんいるさ」という考えを誘発し
保護の遅れにつながったのです。
もしかすると、作品に描いた他の動物についても「どうせどこかにたくさんいるさ」と
思っているひとが多いのかもしれません。

このことへの啓発の思いから、今回この絵の中に絶滅危惧種だけでなく、絶滅動物も描きました。


制作の様子。





絶滅危惧種の生き物たち/Threatened species

ネコ科の生き物たち/Felines,Tiger and leopard and lion

吉祥、歳時記/Congratulation of Japan at season

花束/Bouquet, Flower, Garden

星座/Constellation

海の庭園/Coral reef,Tropical fish,The ocean( -Only Japanese )

海月/Jellyfish & Flower

光さす森/Forest,Tropical forests

森の神像/Peacock, Bird

金魚、水と魚たち/Goldfish,Water and fish

白象、アジア象/Elephant,White elephant, Asian elephant

竹紙/the handmade bamboo paper Chikushi, ( -Only Japanese )


作画方法

絵具はアクリルをベースに日本画水干顔料を混ぜた混合技法で描いています。
アクリルに顔料を 混ぜる事により、独特の発色とザラリとした質感を出せているのではと思っています。
作画行程の半分近くを背景色作りに費やしています。
アクリル・顔料・金粉等を10数回重ねて自然なグラデーション・色斑作りを心掛けています。
背景には必ず仕上げに金粉・銀粉・ブロンズ粉等の鉱石粉を使用しているので、
光源の角度によって光って見える角度があります。

Painting materials
Mixing technique(Acrylic color, Gold dust, Japanese style painting materials(Pigments))



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