音楽(BGM)の作り方と扱い方

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     ○はじめに=ベートーベンの言葉
     ○和音の進行形
     ○長調と短調
     
○変奏曲の作り方
     ○編曲のしかた
     ○高音部と低音部
     ○作曲の技法とその作品例
     ○今後の作曲の可能性?
     ○市販のCDなどから利用する方法
     ○CDからパソコン内トラックにコピーする方法
     ○MDやカセットテープからファイルにする方法
     ○サウンドレコーダーで60秒以上の録音をする方法
     ○BGMにする方法と呼び出して演奏をする方法
     ○MIDIファイルが鳴らない
     ○音楽関係のソフトについて
     ○サウンドレコーダー
     ○キューブミュージックNet
     ○Finale Note pad 2003
     ○Music Studio Producer
     ○Muse
     ○Music Station


○はじめに=ベートーベンの言葉

 「なぜ作曲をするのか?」については、ロマン=ロラン著/片山敏彦訳『ベートーヴェンの生涯』(みすず書房 p84)の「1818年3月5日 フェルディナント=リース当て」の手紙に、

 <なぜ私は作曲するか? 〔私は名声のために作曲しようとは考えなかった〕 私が心の中に持っているものが外へ出なければならないのだ。私が作曲するのはそのためである。>

とありました。
 また、小松雄一郎訳『ベートーヴェン書簡集』(p209)には、

 <わたしは困っている者を黙視できません。与えなければなりません。>

とあります。
 これは、私(黒田康太)に何となく新約聖書の『使徒行伝』にあるパウロの言葉を思い出させます。
 あなたは、どうお考えでしょうか?

 ついでながら、同じ書簡集(p59)の「ベートーヴェン遺書(ハイリゲンシュタット)」には、

 <この六年このかた不知の病に冒され、愚かな医者どものためいっそう病をつのらせ、来る年も来る年もよくなるとの希望にあざむかれ、ついには慢性的な煩いになると予測せざるを得なくなった。>

というような驚くべき記述があります。
 大作曲家フンメルとも並び称されたベートーベンですが、病に冒されてしまい、ハイリゲンシュタットで自殺しようと考えたときの心情が吐露されている悲痛な手紙ではないでしょうか。
 とくに、健康に関して憤ったり嘆いていることは、私にも心の痛みが伝わってくるようです。
 なお、ベートーヴェンは死ぬまでに、十七回も引っ越しをしたそうです。しかし、その間に、半年で二百もの作曲をした時期があったといいます。
 また、かなり荒っぽい言葉も残しています。それは、次のような諦めに似た呟(つぶや)きです。

 <あの馬鹿な連中には、言いたいことを言わせて置くより他に仕様はない。>

 そして、これがベートーヴェンの生涯における最後の言葉と言われています。

 <喜劇は終わった!>


○和音の進行形

 音楽に関しては、ここのところ著作権の扱いがなかなか厳しいようです。
 つまり、専門の査察機関が活動をしていて、音楽については画像や文章などよりも、いっそう監視がシビアという意味なんです。そこで、当然のことかもしれませんが、トラブルに巻き込まれないために注意をしなければなりません。安易に手持ちのCDを利用したりしないで、自作自演をしたほうが無難のようです。
 つまり、作曲というのでしょうか、曲を自分で作ってしまうのです。そして、ピアノ曲の場合などは自分で弾いたり、身内で弾ける人に弾いてもらうのです。もっとも、例えば私が作曲をして妻がひいたものなど、以下にいくつか示しましたが、いわゆる芸術的な作品からはほど遠いかもしれません。
 その場合には、自分で演奏をしなくてもMIDIなどで鳴らしてもよいのです。
 そうすると、誰からも文句を言われないので、まず安心です。
 そんな方法を参考までに、ここに示しておきましょう。

 しかし、急に作曲をしようといっても、私にはすらすらとメロディーが出てきません。
 あなたは、ピアノ組曲『四分三十三秒』という曲をご存じでしょうか? それは、ジョン=ケージが1952年に作曲した曲で、楽譜を見ると音符が一つもなく、すべてが休符なのです。つまり、最後まで音が出ないのです。他の曲との関係で効果を狙ったものでしょうが、ここでは音が出ない曲などと言ってみても始まりません。

 そんなわけで、最初に1度、4度、5度の和音だけを用いて、いわゆる進行形の形で曲を作ってみましょう。
 いちおう、最初に例として「イ短調の分散和音」をそのままの形で用いてみます。旋律がとても単調になっていて、わかりやすいのではないかとも思うからです。

 Windows システムでは、ふつう曲は「Windows Media Player」で演奏されます。
 もしもここにある例題で、画面いっぱいにWindows Media Player が表示されてしまい、楽譜や本文が見にくくなったときは、Windows Media Player の「最小化」ボタンをクリックするとよいでしょう。そうすると、Windows Media Player がタスクバーに入って、楽譜のある画面が見やすくなるからです。
 また、Windows Media Player の位置を動かしたり、大きさを変えることによって、画面が広くなって楽譜や本文が見やすくなります。
 いろいろと工夫をして、便利な方法を見いだしてください。

     実際に演奏を聴いてみる



○長調と短調

 長調と短調では、聞いた感じがずいぶん違います。
 短調が何となく落ち着いた感じ、ちょっと暗い感じがするのに対し、長調は元気がよくて明るい感じがします。しかし、いちがいには言えません。旋律の形や調の違いによって、感じ方も違ってくるからです。いろいろとやっているうちに、感じがわかってくるでしょう。
 さらに、個人差があるので何とも言えないといったほうがよいのかもしれません。
 次の譜は、上の曲「和音の進行形」を同じ要領でハ長調にしてみました。
 あなたは、どのような感じ方をなさるでしょうか?

     実際に演奏を聞いてみる



○変奏曲の作り方

 ふつうの曲に入る前に、基本的なことを知っておきましょう。
 そんなわけで、まず変奏曲のやさしい作り方です。変奏曲は、テーマ(主題)に基づいていろいろと旋律を変えていくものです。むろん、長いものや短いものがあります。
 しかしここでは、練習のために非常に簡単な手法で「キラキラ星の主題による変奏曲」を作ってみましょう。
 お馴染みのテーマですから、わかりやすいと思います。

・テーマ(主題)

 テーマは有名なメロディですから、問題はないでしょう。
 あまり早くなく、中庸の速さで生き生きと演奏をします。
 なお「D.C」とは、そこまで進んだ曲が楽譜の先頭に戻ることを示しています。
そして、「Fine」はいったん先頭に戻った曲が終わる部分を示します。

     実際に演奏を聴いてみる

変奏1

 変奏1は、16分音符の分散和音を用いました。4つの音の1拍目が旋律になっています。
 下の楽譜では、符尾の部分が五線紙の線の部分と重なったために、つぶれてしまって見にくくてごめんなさい。ソフト側の都合で、実は私もどうしてよいかわからずに困っているのです。なお、ここで利用をしたソフトは「キューブミュージック」という小学生用の音楽ソフトです。パソコンを始めたときに、数千円で買ったもので、いまだに重宝をしています。

     実際に演奏を聴いてみる

・変奏2

 ここで、イ短調に転調をしてみましょう。
 遅い曲で、何となく葬送行進曲のような感じを出してみました。

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変奏3

 変奏3は上昇和音です。
 アルペジオ風の効果を出しています。1拍目を欠いて、ちょっと間を作っています。

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・変奏4(フィナーレ)

 フィナーレは変奏3に対して、下降和音になっています。
 また、短調に転調をして何となく華美な感じを作ってみました。

     実際に演奏を聴いてみる

 変奏曲というほどのものではありませんが、それでも曲の構成や感じをつかんでいただけたのではないでしょうか。
 実際には、テーマから始まってフィナーレまでが一連の曲ですから、続けて演奏されるのがふつうです。
 いろいろと工夫をすると、かなり格調の高いものもできることでしょうが、ここでは基本的なことしかいたしません。


○編曲のしかた

 編曲の仕方は、「パガニーニの旋律による練習曲」を参考にしてください。
 その原曲は、パガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第2番」の第3楽章で、『ラ・カンパネラ』と言われるものです。そして、現在の曲はロ短調になっています。しかし、この編曲で私は当時の音であろうと思われるハ短調に戻してみました。

     実際に演奏を聴いてみる

 なお、この曲の「演奏」と「楽譜」は、『RIKOホームページへようこそ!』のトップページから、簡単にダウンロードできるようになっています。右フレームをスクロールバーで下に進めて、最後の部分にあるので、ご関心があったら楽譜をご覧ください。


○高音部と低音部

 ここでは、メロディーを作る基本的なことがらを知っていただきます。
 あまり芸術的に価値のあるものではないでしょうが、それでも例を1つ示してみましょう。
 高音部と低音部が、別々に進行をする簡単な曲です。つまり、メロディーに伴奏がついた感じになっているのがおわかりでしょうか。中間部では、それまでは旋律であったものがフォルテッシモの和音に変わって、それなりの変化を与えています。
 ここでは、ピアノの演奏を考えて2声で作ってみました。しかし、もう少し複雑な和声にして、実際のところ弦楽四重奏で鳴らしてみたいのです。

     実際に演奏を聴いてみる

 このように、何とか自然に流れるような感じのメロディを作って、それを次第に次々と構築していけば、大きな曲でも完成するはずです。
 しかし、最初は簡単なものでよいでしょう。


○作曲の技法とその作品例

 実際に作曲をしてみると、いろいろと問題があることがわかりました。それでも、以下にいちおう何とかでっち上げた作品例を12曲示しておきましょう。
 以下の12曲は、すべて私が五線紙に書いた曲を大庭加奈子と私の妻がピアノで演奏をしたものです。
 しかし、二人とも音楽のプロではありません。したがって、技術的には未熟であり、鑑賞をしていただけるほどの内容ではありません。
 ここでは、あくまでも参考として聞いていただきたいのです。

 また、ここにある12曲は
   「キラキラ星の主題による変奏曲」の主題(テーマ)
   「パガニーニの旋律による練習曲」のモチーフ
以外は、すべて私のオリジナルです。
 しかし、そうは言っても自信があるわけではないのです。なぜならば、よく似たような旋律が他にないとも限らないからです。そこで、かなりの注意をしたことも事実です。チマローザやスカルラッティのピアノソナタも、いちおうほとんど聞いてみました。
 現代音楽はともかく、クラシック調の音楽はメロディに枯渇しているというからです。
 それでも私のは何とか、すべてが独自性のある曲だったので、やれやれと思いました。

 ベートーベンの曲でさえも、非常に似た他の曲があるのです。そして、それはベートーベン自身もおそらく承知だったのではないでしょうか。それは、ヴァイオリン協奏曲とピアノソナタにあるんです。
 有名な『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調』のメインテーマです。その親しみのある旋律は、フンメルの『ピアノ協奏曲 第2番 イ短調』(作品85)の中で歌われるメロディとそっくりなのです。ご存じでしょうか。
 また、『ピアノソナタ 作品14の2』です。第一楽章が嬰ハ短調で、始終3連符で奏されます。有名な『月光の曲』といわれるソナタです。しかし、その三連符の部分がヴィヴァルディの声楽曲『詩篇第百九篇 ディクシット・ドミヌス ニ長調』(RV595)とそっくりなのです。

 なお、この12曲は最初からホームページのBGMとして考えたものです。したがって、すでに他のページにも用いています。
 また「編曲のしかた」その他の項でも、例題として取り上げられています。つまり、重複をして利用することについては、あまり考慮をしていないのです。
 そんなことをよろしくご理解してください。
 また、BGMのためにダイナミックレンジを小さくしてあります。つまり、音が突然に大きくなったり、消えていくような箇所はないんです。なぜならば、そのようなときは後で編集をして効果を付けるからです。

♪ 珊瑚(さんご)

 最初の曲は、三度と五度の和音だけで構成されるやさしい曲です。左右の手を交互に動かしながら進めていくので、ピアノの指慣らしとしても用いることができるでしょう。

     (この曲の楽譜と解説を見る・演奏)     



♪ 鈴(すず)

 分散和音で、鈴の効果を出そうとしました。しかし、どうも思ったようにはいきません。細やかな響きを出すのは、なかなか難しいものですね。


     (この曲の楽譜と解説を見る・演奏)



♪ 母に抱かれて聞いた歌

 幼いころのなつかしい記憶をだどって、モチーフを作ってみました。もしかしたら、ピアノソナタ「テンペスト」の一部だったかもしれません。いかがでしょうか?


     (この曲の楽譜と解説を見る・演奏)



♪ 黒鍵

 すべて黒鍵だけを用いて演奏をします。「和音階」の感じを出してみました。なお、和音階とは「和音」の「音階」ではなく、「日本風の音階」という意味です。


   (この曲の楽譜と解説を見る・演奏)



♪ 主旋律のない練習曲

 かつて作ったギターの原曲をピアノ用にアレンジしてみました。主旋律をもたずに、単調な和音だけで進行をしていく曲です。一種の練習曲とも言えるでしょう。
 主旋律がないということは、いわばメロディーにあたる部分がありません。したがって、聞き流すことができるので、BGM などには
好ましいでしょう。ちょっと間を置くときになど、この曲から切り出して使うことを考えて作ってみました。

     (この曲の楽譜と解説を見る・演奏)



 なお、参考までにギターの原曲を下に示しておきましょう。

    主旋律のない練習曲(ギター版)


 ギター版の楽譜はここに示しませんが、その表紙には次のように書いてありました。


風(かぜ)

−− ギターのための主旋律のないエチュード イ短調 −−

風は南に吹き、また転じて北に向かい、めぐりめぐって再びもとのところに帰る。
(旧約聖書から『伝道の書』 第1章6)

(1) 春のうららかな日の風
(2) 夏の執拗に吹く風
(3) 秋の木の葉を散らす風
(4) 小春日和(こはるびより)に暖かくそよぐ風
(5) 冬の粉雪(こゆき)を舞わす風
(6) 積もった雪に吹き当たる風



♪ 子守歌

 とてもやさしい子守歌です。後半の分散和音の部分を次々とギャランティーに発展させて、変奏曲にするのもよいでしょう。いろいろと工夫をしてみてください。


   (この曲の楽譜と解説を見る・演奏)



♪ 舟歌(バルカロール)

 舟歌(ふなうた=バルカロール)風に作ってみました。舟歌といっても、必ずしもゴンドラが出てくる必要はないでしょう。感じが、ちょっと舟を漕ぐようなリズムということなのです。


   (この曲の楽譜と解説を見る・演奏)



♪ 超単調

 まったく単調で、何の取り柄もないハ長調の曲ですね。しかし、BGMとしての使い道を考えて作りました。見かけ上は、ただ指慣らしといった感じの曲になっていますが。


   (この曲の楽譜と解説を見る・演奏)



♪ キラキラ星の主題による変奏曲

 前に変奏曲の作例として、midi で示した曲です。やってみるとピアノではとても早くは弾けませんので、開き直って逆に「遅くした」と大庭加奈子は言っています。


   (この曲の楽譜と解説を見る・演奏)



♪ 安息(やすらぎ)

 何となく心のやすらぎを求めようとして作った曲です。しかし、ただ静寂だけが安息というわけではないということが、作ってみてよくわかりました。

   (この曲の楽譜と解説を見る演奏)



♪ 鐘(かね)

 鐘はヨーロッパのものでも、日本の梵鐘(ぼんしょう)でもかまいません。ちょっとばかり、パガニーニやリストのイメージを学習したと思われるかもしれないですね。

   (この曲の楽譜と解説を見る・演奏)



♪ パガニーニの旋律による練習曲

 有名な「ヴァイオリン協奏曲」の三楽章を子供用にアレンジしました。したがって、指の小さい子、小学生低学年くらいの子供でも十分に弾きこなせるでしょう。前にあったものです。


     (この曲の楽譜と解説を見る・演奏)



 以上のように、ピアノ曲を中心としてホームページのBGM やナレーションの背景としても使えるような曲をいくつか作成してみました。そして、それらの曲はピアノの学習者でしたら、誰でも弾けるように簡単にしてあります。技巧的な部分は、ほとんどありません。
 そんなために、ちょっと芸術的な味わいが薄くて、物足りなかったりするかもしれないのです。
 いちおう、上記12曲の調性について記述しておきましょう。

  珊瑚  ハ長調
  鈴  イ短調
  母に抱かれて聴いた歌  ハ短調
  黒鍵  無調(ロ長調でも嬰ト短調でもありません)
  主旋律のない練習曲  イ短調
  子守歌  ホ短調
  舟歌(バルカロール)  ト短調
  超単調  ハ長調
  キラキラ星の主題による変奏曲  ハ長調
  安息(やすらぎ)  ハ長調
  鐘(かね)  嬰ハ短調
  パガニーニの旋律による練習曲  ハ短調

 とくに全体の調性を考えて、決めてから作曲をしたわけではありません。後で調べたら、上のようになっていたのです。つまり、「長調の曲が4曲」、「短調の曲が7曲」、そして「無調の曲が1曲」です。そのように、「なぜ短調の曲が多くなってしまったのかは、自分でもわからない」のです。
 でも、何となく私は短調が好きなのです。なぜならば、短調には何か美しいものがあるからです。
 そして、偉大な芸術家の次のような言葉を思い出すのです。

 <私は悲劇を愛する。悲劇のなかには、何か美しいものがあるから……チャールズ=チャップリン>


 最初に私が学習をしたのが基礎の基礎、つまり「古典的な楽典」でしたので、いきおいクラシック風の曲が多くなってしまいました。しかし、今後はジャズやシャンソン、そして演歌風の曲なども作っていきたいと考えています。
 また、クラシックの曲でも著作権がすでになくなったもの、つまり自分で演奏をすれば問題のない作品も取り上げていくつもりです。例えば、次のような曲もライブラリ化をしていく予定ですので、rikwhi(創作シアター)にも手軽にご利用がいただけると思います。

 まだ、未完ですがその冒頭だけを示しておきましょう。

     ベートーベンのピアノソナタ17番(作品31第2)ニ短調の第3楽章  『テンペスト』終楽章

     同じくベートーベンの『エリーゼのために』  バガテル(イ短調)



○今後の作曲の可能性?

 あまり聞かない曲に、ヴィオラ(Viola)の独奏曲があります。なぜでしょうか。
 ヴィオラはヴァイオリンと比べて一回り大きく、4本の弦を「C・G・D’・A’」に調弦します。つまり、ヴァイオリンの高い「E''」の代わりに、いちばん低い「C」があると思えばよいでしょう。そのために、低音域が拡大されて音色は柔らかく、緩やかな旋律を得意とする楽器です。
 独奏曲と言わなくても、ヴィオラの曲は意外にも少なく、名曲として思いつくのは次のような曲です。むろん、(3)のように他の楽器用のものをヴィオラで奏することはありますが、それも数少ないことでしょう。

(1) J.S.バッハ「ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調」

 6曲のうち第3番は、古いタイプの協奏曲で特定の独奏パートを持たず、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロと通奏低音で構成されています。ちょっと「合奏協奏曲」のような感じもするようです。

(2) W.A.モーツァルト「ヴィオラ・クラリネット・ピアノのための三重奏曲 変ホ長調」

 モーツァルトは、この作品でヴィオラを演奏したと言われています。三つの楽器が美しい旋律を奏で合い、違いに掛け合っていくような音楽です。

(3) W.A.モーツァルト「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調」

 この作品は、スコルダトゥーラという特殊な調弦法をしています。各弦を半音高く調弦して、より輝かしくて力強い音を出しています。

(4) J.ブラームス「ヴィオラとピアノのためのソナタ」

 「クラリネットとピアノのためのソナタ」を2曲(ヘ短調と変ホ長調)が、そのままヴィオラでもよく演奏されます。ヴィオラで演奏すると、憂いを含んだメロディを大いに表現できるのではないでしょうか。

(5) E.ベルリオーズ「イタリアのハロルド」

 ヴィオラの独奏パートをもつ交響曲で、主人公のハロルドを独奏ヴィオラが表しています。ヴィオラの可能性に挑戦をした曲とも言われています。この作品をベルリオーズに依頼をしたのはパガニーニです。パガニーニはストラディヴァーリ製のヴィオラを持っていて、派手にヴィオラが活躍する協奏曲を期待たのですが、協奏曲ではなく交響曲だったので、演奏を拒否したようです。

(6) P.ヒンデミット「無伴奏ヴィオラのためのソナタ」

 パウル=ヒンデミットは、ヴィオラ奏者でもあり、ヴィオラのためのソナタを合計7曲残しています(うち、3曲はピアノ伴奏付きです)。

(7) W.ウォルトン「ヴィオラ協奏曲」

 イギリス人ウィリアム=ウォルトンのヴィオラ協奏曲は、20世紀最高のヴィオラ協奏曲と言われます。ウォルトンはヴィオラの名手だったライオネル=ターティスのためにこの作品を作りました。しかし、初演のときの独奏はヒンデミットでした。

 以上のような理由で、今後はヴィオラの可能性を大いに検討する必要があるでしょう。
 そんなわけで、前に作成をしたヴィオラのテスト=モチーフをお願いする下記のようなメールを約150人に出したのですが、やはり演奏をする人もいませんでした。

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 2005年12月19日(月) 午前0時08分 誰かヴィオラ弾いてください

 ヴィオラと言っても花じゃなくて、ヴィオール族にヴィオラという楽器があります。ご存知でしょうか。ヴァイオリンよりも大きくて、チェロよりも小さい感じの楽器で、ヴァイオリンのように肩のところに載せて、首で支え、弓で弾きます。
 先日、ふと曲を思いついたのですが、残念なことにヴィオラの楽譜が、私には書けません。むろん、読むこともできないのです。そこで、とりあえず、数小節のムーブメントをピアノ譜のような形でメモ書きしてみました。全体の100分の1くらいの分量です。その曲は、ちょっとバッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ」のような感じの旋律です。しかし、もっと演奏はやさしく、現代音楽の輝きがあると思います。

 ヴィオラを演奏する人は、あまり多くないようです。私は学生のころ、当時の皇太子さまがヴィオラをなさっていると聞きました。そして、その理由は「あまり人がしない」からだそうです。また、昭和天皇がなさっておられた海洋学もそうみたいで、「専門家が少ない分野」とうけたまわり聞いています。
 それが、独奏楽器としては殆ど弾かれない楽器というよりも、私は何となくヴァイオリンの煌びやかな声やチェロののたりのたりとした声が好きじゃないんです。だから、ヴィオラの声が聞きたいと思ったのです。
 演奏のほかに、総譜(ト音記号とへ音記号)をヴィオラ用の楽譜(ハ音記号)に直していただきたいのです。そんなことも含めて、自分自身では計画が進みませんので、もしかしたらこの企画が、ボツになっちゃうかもしれないのです。
 そんなわけで、皆さんの中か、皆さんのお知り合いでヴィオラが弾ける人がいましたら、メールしてください。
 よろしく。
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 上のような事情ですから、少し時間をかけて計画を再スタートする必要がありそうです。


○市販のCDなどから利用する方法

 音楽には著作権がありますから、その取り扱いには注意をする必要があります。
 古い時代のものには、著作権の期間が過ぎていますから、利用してもまったく問題がないでしょう。しかし、自分で演奏をしない場合には、もしかしたら演奏権の問題が生じるかもしれません。日本では、JASRACというところで管理をしていますから、利用するときには、必ず問い合わせをしたほうがよいでしょう。
 しかし、まったくの自作自演の場合には、まず問題は生じないようです。

 何らかの権利のある曲を利用するときは、その利用料を払えばよいのです。黙って利用をしていると、後になって不愉快な問題が生じるので好ましくないでしょう。

 そして、そのときは例えば上記のようなマークと、許諾番号を附しておかなければなりません。
 上部右にある「Licensed by JASRAC」という表示と、その下にある許諾番号です。


○CDからパソコン内トラックにコピーする方法

 ついでに、おまけとして作曲をするときに付帯して必要になったことなどをメモしておきましょう。
 CDから音楽をパソコン内のトラックにコピーする手順は、

(1) CDをCD-ROMドライブに挿入する
(2) ふつう、Windows Media Player が表示される
(3) 「CDから録音」をクリックして、CDのすべてのトラックを表示
(4) コピーしないトラックは横にあるチェックボックスをオフにする
(5) 「音楽の録音」をクリック

のようにします。

 すると選択されたトラックがWindows Media Player のメディアライブラリにコピーされます。
 いったんコピーをした後は、各自の好みに合わせて編集をするとよいでしょう。しかし、著作権のある曲を勝手に利用すると問題が生じますから、注意をしてください。



○MDやカセットテープからファイルにする方法

 ふつうパソコン本体では、MDやカセットテープを直接には読めません。
 また、Windows Media Player では直接に読めない形式の拡張子をもった音楽ファイルなどの扱いにも、ちょっと苦労をします。そこで、いったんMDやカセットテープになったものに対しては、サウンドレコーダーを利用して音を取り込むとよいでしょう。

 サウンドレコーダーで録音をすると、拡張子「.wav」のファイルが簡単にできます。
 サウンドレコーダーは Windows に付属していますが、

   スタートボタン>すべてのプログラム>アクセサリ>エンターテイメント>サウンドレコーダー

のように、かなり深いレベルにあります。
 しかしサウンドレコーダーでは、ふつうの状態で、60秒しか録音ができません。そこで、次に示すようなちょっとした工夫が必要になります。


○サウンドレコーダーで 60秒以上の録音をする方法

 次のような操作をすると、サウンドレコーダで 60分以上の録音ができるようになります。
ヘルプなどには書いていないのですが、

(1) 外部からのケーブルを付けないで、無音録音をする(赤い丸印をクリック)
(2) すると進んでいって、60秒経つと一時停止する
(3) 再び無音録音をする(赤い丸印をクリック)
(4) (3)を反復して、右側の「長さ」の秒の値が、必要な時間になるまで無音録音をする
   例えば、6分(360秒)のときは6回行う(最初に続いて、5回反復する)
(5) 必要な時間を確保したら、巻き戻し(左向きの矢印が2個あるところ)をする
(6) 位置0秒から、ふつうの録音をする

という手順で行います。

 ただし、この方式はメーカーによって公開されていないので、誤動作をする可能性もあることを知っておいていただきたいのです。(私の場合、これまでは大丈夫でした)
 また、私はいちいち上記をするのは面倒なので、20分程度のものを雛形として作っておいて、それに上書きをする方法を用います。そして、余った部分を後で「編集」するのです。新たに上書きをするので、前に作成をした別の曲でもかまいません。


○BGMにする方法と呼び出して演奏をする方法

 サウンドファイル、つまり拡張子が「.mid」や「.wav」などのファイルは、ホームページビルダーなどの

   挿入>BGM>ファイルから

として、ページに直接的に貼り付けることができます。
 すると、そのページが開いている間中、BGMとして鳴っています。そして、曲が終わったら再びスタートをします。すなわちエンドレスで演奏がなされるわけです。

 したがって、不要なときは「音量」アイコンをクリックして音を小さくしたり、「ミュート」にするとよいでしょう。
 最初のうちは快い響きの音楽も、時間が経過してくると何となくうとましくなってくることがあります。つまり、人間は飽きやすい勝手なものですから、……

 拡張子が「.mid」や「.wav」などのファイルはいいんですが、いっぽう拡張子「.wma」などのファイルは、BGM として直接的には貼り付けられません。したがって、そのような場合は「リンクの挿入」を代用して、いちいちWindows Media Player を呼び出して、そこで演奏をするという方式になります。
 しかし、もともと「リンクの挿入」は音楽の演奏のために作られたものではありません。(と私は思うのですが……) そんなわけで、いろいろと工夫が必要になってきます。だから、その場合は「新しいウインドウ」とするほうがよいでしょう。

 また、ホームページビルダーのプレビュー機能で確かめたときと、実際のInternet Explorerでは違った動作をすることもあるようですから、注意が必要です。とくに音楽の演奏については、実際の方法で確かめておいたほうが無難でしょう。
 また、必要なときにだけ該当箇所をクリックをして音を鳴らすような場合にも、やはり「リンクの挿入」を利用したらよいでしょう。


○MIDIファイルが鳴らない

 せっかくのMIDIを鳴らそうと思っても、音楽が鳴らずに、下記のような図が出ることがあります。

  (上の図は間違いではありません。)

 また、その図が下のように小さいこともあるでしょう。

  (上の図も間違いではありません。)

 実際には、もっと小さくて一文字分くらいの四角の中に一つの点があるだけのこともあります。
 いずれにしても、そこにMIDIを鳴らすための「Windows Media Player」が組み込まれていることを示しています。

 「Windows Media Player」と「Quick Time」の整合性は、あまりよくありません。お互いに動作を取り合ってしまうからです。結果的に言うと、本来ならば「Quick Time」がMIDIを鳴らす設定になっているのに、なぜか応答をしないでMIDIファイルが鳴らないのです。
 しかし、私はデジカメのムービーが「Quick Time」の「.MOV」ファイルで作られるので、どうしても「Quick Time」を外すわけにはいきません。そこで、下記のような操作をしてみました。
 すると、MIDIが「Windows Media Player」で鳴るようになります。

(1) 「QuickTime Player」 を起動する。そして、メニューから、

   「編集」 → 「初期設定」 → 「QuickTime環境設定」

(2) スライダーボックスの中が「ブラウザ・プラグイン」の設定画面であることを確認する。

 もしも、違っていたら▼を押して「ブラウザ・プラグイン」にする。

(3) 「MIME設定」をクリック。

(4) 「オーディオ − オーディオのみのファイル形式」の「+」チェックをクリック。
 すると、その下にある項目が表示される。

(5) その中の「MIDI file」のチェックを外す。つまり、MIDIは「Quick Time」によらないようにする。

(6) [OK]で、Quick Timeと関係がなくなる。

 なお、(1)でメニューがない小さい形であったり、何らかの手順ですでに「Quick Time」が起動しているときは、右端にある▼をクリックすると、「Plug-in設定」を指定できます。このようにしても、(2)の画面と同じ状態になります。

 ついでながら、WAVEファイルは、MIDIファイルと異なって「Quick Time」でも鳴るようですが、やはり「Windows Media Player」に変更するときは、同じ手順でします。
 (5)の「WAVE audio file」のチェックを外せばよいのです。


○音楽関係のソフトについて

 作曲をしたり、その楽譜を演奏したりするのに、いくつかのソフトを使いました。
 以下に、このホームページで用いたソフトのいくつかを紹介しておきましょう。
 ここで、本当のことを正直に言ってしまうと、私は一つをすると前のものを忘れてしまうタイプなんです。そんなわけで、一つに熱中をすると前のソフトの仕様、とくに操作方法などをすっかり忘れてしまいます。そして、思い出すのに一苦労なのです。さらに、思い出せないこともしばしば。

 そんなわけで、自分自身に対しても、改めて紹介する必要が生じるんです。
 実は以下の簡単な記述が、そうなんです。


サウンドレコーダ

 Windows に付属している録音ソフトです。
 音声や音楽などが、簡単な方法で録音できます。
 作成をする音声ファイルは、ウェーブフォーム(.wav)で音質もなかなかのものです。大いに利用価値がありそうです。
 例えば、Windows 付属の Windows Media Player で音楽を鳴らしておいて、そのままサウンドレコーダで「.wav」形式のファイルを作成することができます。そのときは、ただパソコンのヘッドホン端子とマイク端子とをケーブル(抵抗なし)で直結すればよいのです。
 その場合、1分以上の録音をしたいときは、前記の「○サウンドレコーダーで 60秒以上の録音をする方法」を参照してください。


キューブミュージックNet

 楽譜上に音譜を次々と置いて、作曲を支援するツールです。
 スズキ音楽ソフトから発売されている商品版です。小学生用に作られたらしく、とても簡単な機能です。しかし、作曲をするのには充分な性能があると私は思っています。そして、複雑なことが苦手な私は、シンプルな故に愛用をしています。五線譜にインプットするほかに、画面上にキーボードを表示して、マウスのクリックで音符がインプットできたりもするからです。
 このページでは、キューブミュージックNetを用いて、例題を多く作成しました。
 標準のM IDI出力も可能ですから、とても便利です。
 しかし、次のような問題もあります。

(1) 楽譜は、1行に4小節で固定しているらしい。
 つまり、32分音符などをインプットすると、見苦しいほど詰まってしまう。
(2) 狭くするモードにしても、五線譜の間がかなりある。行間を詰めることができない。
 その結果、画面上で大きな範囲が見えないので不便である。
(3) 弱起の曲の記述ができない。
 浜松の質問窓口に電話で問い合わせたら、小節の頭に休符を置くようにという回答があった。
(4) 16分音符の譜尾が、ともすると五線に重なるとべったり塗りつぶされてしまう。
(5) シンコペーションやリタルランドの方法を私は知らない。できるかもしれないが、……
(6) 例えば、16分音符を4つ連ねて、その1拍目だけを4分音符のような記述ができない。同じ音でできないのみならず、低音を書いても16分音符の重音になってしまう。


Finale Note pad 2003

 美しい楽譜ができて、それを演奏するフリーソフトです。
 しかし、残念なことに midi のアウトプットがうまくできません。標準形式でないのでしょう。他のソフトで読めないのです。そこで、拡張子「.wav」にテープ(MDでもよい)を経由して変換をしたりしました。テープを経由したということは、外出中にウオークマンで聞きたかったためもあるのです。
 むろん鳴らしておいて直接サウンドレコーダで録音をしてもよいでしょう。

 ちょっと音を聞きたいときは、

     実際に鳴らしてみる

をクリックしてください。
 実際に鳴っているのは、私が作ろうとした「ヴァイオリンソナタ」の冒頭です。楽譜の冒頭も、参考のため下記に示しておきましょう。

 このソフトで上のような「美しい楽譜ができて」感激をしたものの、やはり演奏をしてみると陳腐化した騒がしい曲で、ちょっとがっかりです。これは作曲者である私の責任なので、どうしようもありません。
もしかしたら、自分自身に作曲の素養すらないんじゃないかと心配になってきたりもします。
このソフトが保存するファイルの拡張子「.MUS」は、Museと同じです。したがって、ファイルの対応付けができません。そんなわけもあって、どうも私には扱いにくいのです。


Music Studio Producer

 非常に高性能なフリーウエアのソフトです。
 おそらく私には、このソフトを自由自在に使いこなすようには、とてもなれないかもしれません。
 しかし、アウトプットが「midi」ファイルで作成できますので、そのまま「Windows Media Player」で鳴らせて便利です。せめて、基本的な操作だけでも、利用するために覚えておきたいものです。
 いちおう私ができる範囲のことだけを、ここに標準作業としてメモしておきましょう。

(1) インストールしてある「銀色のMSP」つまり[Music Studio Producer]アイコンをクリックして起動します。

(2) すると、ものすごい大がかりな画面が出てきます。
 そのサブウィンドウにある「トラック − New Song」というのが、曲を作るために用意されたシートです。 

(3) そのシートの「Tr.」(トラック)が「001」となっている左側をクリックして、■を付けます。
 つまり、まずトラック001に音符を置いていこうという計画なのです。

(4) そのサブウィンドウの2行目にある「ト音記号」マーク(スコアロール表示)をクリックします。
 すると、「大譜表」(ト音記号とヘ音記号のあるピアノ譜のようなもの)が出てきます。
 「スコアロール(トラック1)」となっていますが、ここに音符を入れていくのです。

(5) そのウィンドウの2行目にある「鉛筆に赤い16分音符が2つ付いているマーク」(ステップレコーディング、イベント挿入モード)をクリックします。これで、準備完了です。音符が入れられる状態になりました。

 音符の入れ方については、音の長さを指定してから、一音ずつ入れていきます。
 もしも音の高低を間違って入れた場合には、その音符を上下にドラッグして修正ができます。また、最後にインプットした音符は「鋏(はさみ)」アイコンで削除できます。

 鳴らして確かめるのは、大きな親ウィンドウのところで行います。
 3行目にある大きめな数字「0001:01:000」の下にある「右向きの三角形」でスタートします。止めるのは、濃紺の四角形()です。もっとも、止めなくても音符がなくなってある程度行くと自動的に止まりますから大丈夫です。

 いろいろとやって、少しずつ確かめながら標準作業を確立して、このすばらしいソフトを使いこなしましょう。
 ふつう、私がやっている標準作業を画面に表示して、具体的に示すと次のようになります。

(1) Music Studio Producer を起動すると次のような画面になります。


(2) そこで、上の「トラック - New Song」の「001」の左に■を付け、「ト音記号」アイコンをクリックします。
 その状態で、さらに「ウィンドウ → 縦に並べて表示」をすると、次のようになります。


(3) さらに、上の「トラック - New Song」の2行目いちばん左端にある「赤い16分音符」をクリックします。
 すると、次のようなピアノ鍵盤「ステップレコーディング」が出ますので、上の大譜表にかからないように置いて、そのキーボードから1音ずつインプットしていきます。

 そのような方法を利用すると、かなり効率がよくなるのではないでしょうか。


Muse

 文字で曲を書き、それを演奏するフリーソフトです。
 つまり、メモ帳などでテキストとして作成した文を、約束にしたがって音に置き換えるソフトなのです。例えば、「ドミソ」は「dms」のようにします。
 私は知人の薦めで「加藤さんのホームページ」からダウンロードしましたが、すごい人がいたもので作成理論の記述(readme.txt)がすばらしく、また付いているサンプルの凄さに(でかくて緻密!)も驚きです。そんなわけで何となく、信頼ができる感じです。

 ものすごく理論に詳しくて、かつ努力家の人でしょうか? その操作はわかりやすく、簡単です。

(1) アプリを開くとピアノ鍵盤が表示
(2) ファイル>開く>Sample3
(3) ヴィバルディの四季が全楽章入っている
(4) 鍵盤をクリックすると演奏開始、停止も同じ(トグルになっている)
(5) 機能>楽譜モニターとすると、楽譜のようなものが表示される

 ご参考までに、簡単なサンプルを原譜表記の一例として示しておきましょう。

   o5mr+mr+m>c<rd>l
   >ml<dmlc
   >ms+<ms+c<d
   >>ml<m
   o5mr+mr+m>c<rd>l
   >ml<dmlc
   >ms+<m<d>cl

     実際に鳴らしてみる


 Museの閑話休題

  閑話休題の使い方が戻るときではなく、始まるときになっていて従来とは違っているかもしれませんが、あなたは下の画面を何だと思いますか?

 「伸びる」はいいにしても、「尻」があったり「拭く」があり、おまけに「触る」まであります。そして、その他の文字も変なのがあって、何となくいやらしいことを考えてしまいませんか?

 しかし、これはMuseで私が作成をした前述のサンプル『エリーゼのために』を演奏して、拡張子「.mid」でセーブしたものを再び読み込み、そのテキストを見てみたものです。
 つまり、拡張子「.MUS」か「.txt」のテキストファイルしか読み込めないのに、私が興味本位でロードをしたものなんです。
 上の7行のサンプルテキストが、ヘッダーも含めて「.mid」では図のように記録されていることを理解してください。


Music Station

 音楽関係のファイルを別の拡張子に変換をするファイルです。
 例えば、拡張子「.wma」のファイルを拡張子「.mid」に変換します。
 なぜそのようなことをするかというと、「.wma」ではBGMに利用できませんが、「.mid」にするとそのままBGMとして貼り付けられるからです。つまり、拡張子「.wma」のファイルのときは、「Windows Media Player」を開いてから鳴らさなければならないのです。
 そのようなときに便利で、かつフリーソフトですから、作者に対して大いに感謝をしています。


 以下に、ヘルプに付いていたさらに詳細な機能を紹介しておきましょう。
 WMA/MP3/Ogg 用の統合環境で、プレイリストとしては MP3 のものを使用して、以下のことができるそうです。

(1) ファイラー機能
 WMA/MP3/Ogg/m3u のみが対象です。そのタイトル、アーティスト、アルバムをリスト表示する。

(2) エンコード機能
 「Wave/WMA/MP3/Ogg」ファイルを「WMA/MP3/Ogg」ファイルに変換する。
 「WMA/MP3/Ogg」ファイルからの変換で、タグ情報を引き継げる。

(3) CDリッパー機能
 CDから直接「WMA/MP3/Ogg」ファイルに変換する。(SCSI-3 X3T10 に対応するドライブのみ)

(4) デコード機能
 「WMA/MP3/Ogg」ファイルを Wave ファイルに変換する。

(5) 録音機能
 録音をしながら「WMA/MP3/Ogg」に変換をする。

(6) タグエディタ機能
 タグの編集ができる。複数のタグ共通部分を一括設定できる。

(7) プレイリスト作成機能
 プレイリストファイル(Mpeg形式 *.m3u)をD&Dで作成できる。

(8) Wave編集機能
 必要最小限のWave編集(カット、レベル調整、フェイドイン/フェイドアウト、録音)ツールが入っている。

(9) 演奏機能
 演奏は専用ツールまたは関連付けから選べる。関連付けで演奏する場合は「m3u」対応のプレイヤーが必要。


Kuroda Kouta (2003.06.12/2008.01.12)