航空航天大学航空館


DC280J

展示場は広くない。DC−3へと登るタラップにてコシナ20mmで撮影。


北京戦車博物館にしろ中国航空博物館にしろ北京中心部からかなり離れているので、辿り着くには時間もコストもかかってしまう。初めての北京旅行であれば故宮も頤和園も老舎茶館も行かなければだから、なかなかそこまでの時間を割くのは難しいだろう。そこで、この航空航天大学航空館と軍事博物館の存在が重要となる。航空航天大学航空館は大学の宣伝用の施設といった感じで規模も小さく、それなりの規模で地下鉄の駅前にある軍事博物館に比べると熱さは低いのだけれども、恐らく研究用の目的で輸入されたハリヤー等、他では見られない機体もあるので出来れば足を運びたい。入場料は外国人は10元で国内人より大分割高なので、ここは「要一個人(やおいーがれん)」だけは何としても覚えたい。相当発音が悪くてもあれこれ詮索はされない筈だ。ちなみにフォーマルには人間の数詞は「位(うぇい)」なのだけれど、ちょっと発音が難しい。「要一個人」で充分通じる筈だ。アクセスは地下鉄西直門駅から北上するバスなら大抵「航空航天大学」に停車するので迷う事は無いと思う。
 撮影はニコンEM+コシナ20mmとクールピクス7600ファインピクスF401で行った。なので本コンテンツもその順番で写真を紹介させて頂きたい。尚、ファインピクスF401で撮影した画像は、主に妻が撮影したものなので拙僧が写ってしまっているのをご了承いただきたい。室内展示場も歴代の解放軍機の写真や世界の航空機の模型等が展示されていて興味深かったのだが、妻がつまらなさそうだったので流し見しただけだった。こういう場所は女性と行ってはいけない。


旧民間機のDC−3。アエロフロートっぽいマーキングがある。


フェンスなしでMig−19が放置されていて触り放題だった。


北京1号という飛行機。どうもこの大学で設計された機体らしい。
中国航空史上において重要なマイルスートンなのだと思われる。


Tu−2。相当数が国内で運用されていたらしく、方々で見かける機種。
結構好き。


何故かハリヤーがある。もはや初期のハリヤーに機密的な要素は無いのだろうか?
ただ持って来て展示しただけではなく、いろいろと研究されたと思うのだけど。


P−61ブラックウィドウ。松本零士氏のファンの方なら「黒い未亡人」としてご記憶であろう。
どういう経緯でこんな所(!)に有るのかは不明。
ちなみに、これ以降に紹介する画像は全てクールピクス7600で撮影したものである。



Mig−9。すっとこどっこいなデザインの戦闘機だと思いきや、フロント周りに大口径の機関砲を搭載して厳つい。


Mig−15とA5。これでは期待の概要がさっぱり解りませんよねえ。下手な写真で申し訳ない。
中国航空博物館を御参照ください。


再び展示場全景。今度はクールピクス7600の広角側(38mm)なので、画角の狭さが解ると思います。
よく見ると弾道ミサイル「東風」が横倒しになっていますな。


南昌の初等練習機。似た物がアマアチュア向けに輸出されている。


再びTu−2。


どういう訳かMig−19がフェンス無しで放置されていたので擦ったり叩いたりしたのだけど、西側の機体に比べるとやっぱり粗雑でごつい機体である。


ペガサスエンジンの吸入口とその噴射口。
稼動状態のこいつを是非見たいものだ。


お好きな方にはたまらないラウンドマーク。
表面の仕上げはミグや南昌に比べてとても丁寧だ。


本館の看板である。



Mig−19と戯れる拙僧。御機嫌だ。
これ以降の画像はファインピクスF401で撮影したものです。


P−47サンダーボルト。画像ではわかり辛いが、巨大なレシプロ戦闘機である。


チェコ製の軽飛行機らしいのだけど、よく分からない。


再びブラックウィドウ。Tu−2より1〜2回りはでかい。


屋内展示場には一式陸攻の模型などもありました。

 香港の近くに深土川(シンセン、土へんに川)という経済特区があり、そこには旧ソビエト極東艦隊の軽空母ミンスクが輸入され、テーマパークとして公開されているそうだ。青春時代をモスクワ放送と共に過ごした拙僧としては涙が出るような寂しい話である。そのノリで今度は正規空母アドミナルクズネツクも輸入したらしいのだが、テーマパークにするというのは名目上の話で、どうやら実戦運用できるように整備しているとの噂がある。この国の事だからやりかねない。もしそうなれば、極東の軍事バランスは一転してしまうだろう。
 無動作に展示されている機体を眺めながら、いろいろと勘ぐってしまうのだけれども。

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