「夜の亀はなぜ光る」

お母さん入れてよ
ぼくだよ 開けてよ

その大亀は泣いて窓を叩きました
野良犬たちが怪しがって吼え始めています
丸太を持ったご近所さんも近づいてきました

この亀が実は しょうた君だと誰も気付いてくれません
怖くなったしょうた君は誰も居ない沼へ逃げ込みました



しょうた君は外を遊び呆け続けたバチが当って、亀にされてしまったのです

ここで一人で暮らすしかないのか、、、と彼は思いました

夜になると甲羅が中から光ります
泣くと自然に光るのです

お腹がすいたので、コケを食べてみました
また甲羅を光らせながら 町の灯りを遠くに見つめました
もう二度と あの町に戻る事は出来ませんでした

しょうた君はその後10000年も生き続けたそうです



おわり