「本の向こう側」

その娘は おじいちゃんの部屋で 本と陽光に囲まれてる時間が好き。

でも さっきから何十分も頁をめくってない。
彼女は今、話の中に居る。
向こう側では 主人公を救う名子役の位置らしい。
本はただの入り口なのだ、、、
「なぁ渋谷に山あるだろ。頂上へ登るのだよ。勇者の剣はそこに、、、
君とワタシ、二人で力を合わせ、新課長を倒そうではないか!」
「、、、、、、、やっぱり 社史じゃイメージ膨らまんねぇ」
母「ご飯だよ」
※ 漫画家、高野文子さんの作品「黄色い本」を読み直してた時、
一枚絵でこの雰囲気を描けるだろうか?と思い。
「黄色い本」は思春期の自己変革を描いた、静かな傑作です。

 昔、本を真剣に読んでいた自分は何処へ行ってしまったんだろう。