流れてみます? 
「オレも(ワタシも)流れてみたいぞ!」と思った方へ


・必要な道具と、道具類の集め方

カヌーなどに比べると、必要な道具類に掛かるコストは格段に少ないと思われますが、ここでは必要とされる道具類と、さらにそれらをなるだけ安く手に入れる方法も書いておきました。
また、
「オレは財力もプライドも無いけど、もっと安く道具を手に入れることができる!」と言うヒトがいたら、ぜひともその方法を我々にも教えてください。ただし、法に触れる方法は大体の想像がつくので教えていただかなくても結構です。それと、
「私は財力には自信があるし、最低限自分のプライドも重んじている。」と言う方は見てもあまり参考にならないと思います。

 チューブ

体重や体格にもよりますが成人男子平均で大型トラック用20インチの物を使います。トラックを扱っているタイヤ屋さんへ行くと、タダでくれたりもします。(穴が明いていることが多いので、パンク修理ができないとダメです)
パンク修理には自転車やバイク用のパッチを使っておりますが、チューブの伸び縮みに弱い面があるので、本当であれば専用品を使いたいところです。新品チューブ購入の場合の価格は4〜5千円です。
また、買ってきた(拾ってきた)チューブは、そのままですとドーナツ型のアナボコのおかげで恐ろしく乗りにくく、又、尾テイ骨強打の原因にもなってしまいます(ホントに痛い)。
そこでハーネスなるものをこしらえて取り付けてやりますと乗り心地、安定性、積載性がupします。

→チュ−ビングハーネスの作り方

 ライフジャケット

カヌー用がベスト。浮力が大きければ(7kg以上)釣り用などでも可。カヌー用で1万円前後。釣り用であれば1500円ぐらいから。ポケット等の物入れがあると何かと便利。フェリーの備品を黙って持ってくると、イザと言う時に死人が出てくるのでやめましょうね。

 ウエットスーツ

体のあちこちを岩にブツけるので、長袖長ズボンのフルスーツがベスト。欲を言えば腕の動かしやすい物が良い。(カヌー、サーフィン用など)まともに買うと1万5千円〜3万円ぐらいするが、意外とフリーマーケットなどで500円〜数千円ぐらいで出品されていることも多い。値下げ交渉は閉店間際が効果大。

 ウエットシューズ

ダイビング用の底のあるネオプレンシューズ。ダイビング用品店では5千円〜1万円程度。最近ディスカウントストアでも2、3千円で良く似た物が売られている。

 ヘルメット

カヌー用がベスト。5千円〜1万円ぐらい。軽く、浮力があり水抜けが良ければ他の物でも可。最近カヌー用に良く似た物をディスカウントストアで発見。1500円ぐらいでした。とかくデフレと言われる昨今、とりあえずディスカウントストアの恩恵にあずかっておきましょう。

 その他必要な物

瀞場(川の流れが遅いところ)で使うダイビング用のフィン。(1万円〜)
荷物を持っていくときの為のザック(20gぐらい迄がベスト。水抜き加工が必要。)
ザックの中に入れる防水バッグ(アウトドア用品店で2千円〜)
スローロープ(投げるとスルスルと出てくるロープ。アウトドア用品店で3千円〜)

 あったらいいもの

肘、膝用ガード、ヘッドランプ、ライター、防水のカメラ、水中眼鏡、シュノーケル、ボディーボード用のヒレ付きグローブ、パンク修理セット(ガムテープでも可)、携帯空気入れ、無線機、携帯電話、信頼できる突撃仲間

 なくてもいいもの

穴の明いた防水袋、水浸しで使えなくなった無線機、シェルだけ流れてしまったドカヘル、腐ったバナナ、グチの多いヒト、呼んでも迎えに来てくれない仲間、etc・・・

HARi的装備例

有り合わせの装備ですが、ここ数年はこのスタイルで落ち着いております。

チューブ  : 大型トラック用20インチ+自作ハーネス
ライフジャケット  : フェザークラフト ライフ・ベスト
ウエットスーツ  : メーカー不明スキューバダイビング用 5mmセパレート
ヘルメット  : カヌー用 PROTEC ACE
スローロープ  : モンベル製 10m
ウエットシューズ  : メーカー不明ダイビング用 + 自作フェルトソールサンダル
ザック  : モンベル製ザック約15リットル排水加工 + シアトルスポーツ防水バッグ
グローブ  : ケブラー軍手 + メーカー不明ボディーボード用パドリンググローブ



・下る川の選び方 

 どのような川下りをしたいか、という好みにもよりますが、取りあえずキタナイ川はお勧めできません。
カヌーとは違って水に浸かることが多いチュービングでは、川の水質によってその楽しさを大きく左右します。一度、奥多摩を下ったことがありますが、目が充血し、痛い思いをした事を覚えております。また、川の汚れは透明度だけではわからない事でもあるので、あくまでその川を下りたいか(泳ぎたいか)、といった感覚で決めれば良いと思います。
「ボンバーズ」チュ−ビングマップでは、その川のキレイさや、難易度を評価しておきましたので、参考にしてみてください。

 川の水深は20cmもあればOKです。所々に堰や浅い所があっても、チューブ自体は軽いので担いで歩くのはあまり苦になりません。逆に、水量のある大きな川の大きな波をめがけて突撃を繰り返すのも楽しいと思います。
もちろんチュービング用の川地図などと言う物はありませんから、そう言う川を探すには少ない情報源と自分の足が頼りです。
その点がカヌーとは違って面倒なのですが、ダムや堰で分断された中流域より上流を下ることも出来るので、タノシイ川が意外にもあっさり見つかることも有りますし、そうやって楽しい川を探し当てた時の歓びも格別です。
一度、自宅近くの川を散策してみては?

一日で下る距離の目安は難易度によって5〜10kmぐらいに設定しております。(時間にして3〜4時間)
 



・出発地点への移動手段

 ワンボックス車を使用しているのでスクーターを一緒に積んで行き、上陸地点におろしておいてから出発地点に戻る、と言う方法をとることが多いですが、場合によっては車をもう一台用意したり、徒歩、ヒッチハイク、無線及び携帯電話などにより仲間を呼ぶ(何度か来てもらえなかった事がある)などの方法を取る事もあります。




 上陸後、MTBで出発地点へ。

全ての装備を折りたたんでしまえば、充分自転車で運べる。

自転車は、橋の上(しかも上流側)に置いておくと、上陸地点の良い目印になる。










遊びを創る、道具を作る

 川を旅する方法として、誰もがまず思い浮かべる手段にカヌーがあります。もともと僕や仲間はカヌーによる川下りをしておりました。そしてカヌーをやっていて、川地図と言う物がある事を知りました。
早速それを買い、出掛けて行きましたが、数年も経つとその川の上流域は川地図に載っているにもかかわらず、水量の減少でカヌーでは下れなくなっているのでした。
それと共に、水質の悪化もあったのでしょうか。何となく川下りにトキメかなくなってきたのです。
しかし、バイクに乗って山へ行くと、どこまでも澄んだ、表情豊かな水の流れがそこにはあるのです。
 この流れを下るには・・・
それを初めてやってみたのが徳島県の祖谷渓です。
ウエットスーツが無いので長袖シャツを着、短パンの下にタイツを履き、浮力を稼ぐ為にライジャケには2リッターのビールの空き缶を2つ、脇にくくりつけて仲間と二人、チューブを抱えてキャンプ場を出発したのでした。
10年前の事です。

それからアウトドアブームと呼ばれる10年が経ちましたが、チュ−ビング用に作られた道具など、恐らくどこを探しても売っておりません。
しかしながら、物が溢れかえっているこの時代、探せばアウトドア屋、釣具屋、ディスカウントストア、ホームセンター、100円ショップ、ごみ捨て場・・・etc.と、あらゆる所に使えるものが転がっているものです。

また、どうしても具合の良さそうな物が見付からない場合、”サガス→ミツカラナイ→ツクル”と言う太古からの人間の法則に則って、自分なりに道具を工夫してみれば良いのです。

「手近な物を使って川の上流域を下ってみたい」
元々僕のやるチュ−ビングと言う遊び自体、そう言う発想で思いついたのものです。
そんな遊びだから、道具だって自分たちで作ったものに勝る物は無い筈です。

皆様と、手創りの貴重な情報を共有していきたく思っております。

※「ボンバーズ」の活動に参加を希望される方はヒマ人募集のコーナーを参照。