立命館ジャパニメーション批評サークル-RICS-
「とことん押井守」観覧
2007/08/03
文責 karimi(respect-maeda)



人であれ組織であれ兵器であれ、
いつの世にあっても生き残るのは攻防のバランスに優れ、身の丈に合った―――
つまりは凡庸なものたちだけなのだが、そこには人を魅了するどのような物語も生まれない
(押井守:映像機械論 メカフィリア )




故あってアニメギガ「とことん!押井守」のオープニング特番を観覧してきました。

しかし、この企画は本当にすごいですね。
ひたすら押井さんの作品をひたすら流しまくるとか、どう考えても正気の沙汰ではありません。
さすがNHK。やってくれます。









場所は東京のNHK。

早く到着しすぎて、ボーっとしていたら、
警備員にやんわり注意されました。
もしかしたら、不審者とまちだえられたか?
いや、そんなまさか。











で、時間になったら整理券配布開始。
素早く動いて、2番を入手。
一人で寂しかったので、整理券の1番を持っている人に話しかけてみた。
その人はゴジラのTシャツを着ていたので「いける」と信じていたが、やはり、予想通りかなり「いける」人で、とても楽しめた。
押井作品の他にも、ブレードランナーやらキューブリックの話ができた。
と、思ったら、この人、赤目さんという人で、こんな映画こんな映画を撮っているような人でした。
ヒー!
俺超身の程知らずだ。
(写真は家にあるブレードランナー)









少しの待ち時間の後、スタジオに通される。
諸説明の間は写真撮影可能だったので、パシャパシャ取りまくる。
















メンバーは左。(斜線は国生さゆりさん。なぜに斜線??)
宮台さんと国生さんはアニメ夜話からのもちあがりか。
う〜ん、いまいちだな〜、と思ったら、予想通り実際にもいまいち。
みんな品が良すぎていけない。 宮台さんはひたすら「天使のたまご」「天使のたまご」っていってた。









前半の前半は押井さん抜きで進める。
正直、どうでもいい。
あ、VTR中の国生さんが面白かった。放送しないのはもったいないな。

で、途中で押井さん登場。
押井さんのコメントはあいも変わらず良い。
ちょっと聞こえずらいのは、もうなれたものだ。

ゲストが甲殻の感想をいう時にも、宮台さんは「天使のたまご」「天使のたまご」っていってた。
押井作品は結局のところ、全てが「天使のたまご」らしい。
いやいやいやいやいや。









観覧者による質問コーナー
みんながみんな模範的な質問ばかりで甚だたるい。
しかし、押井さんの解答はわりとエッジが聞いている押井調だったのでいいとするか。
だが、あまり押井調すぎて、話がすこぶる長くなり、フリーの質問タイムが大幅に減って(ってか一人だけって)少し残念。
せっかくだから質問したかった……。

親子で来た観客がいて、アナウンサーの里さんに
「押井作品で一番好きなのはどれですか?」
と聞かれて、娘の方が、
「2nd GIG」
と答えたときは、会場が戦慄しました。
(それは押井作品ではないだろう)









押井作品ベスト10なるものや、ゲストが好きな作品ベスト5などのコーナーがあるが、まぁ、ぼちぼちだった。
パトレイバーは人気あるなぁ。
面白いもんなぁ。
「紅い眼鏡」は人気ないなぁ。
面白いのになぁ。
てか、全体的実写は人気なさすぎる。
御先祖様や天使のたまごより下ですか。
まぁ、分からんでもないけれど(ってかすっごく分かるけれど)ちょっと残念。

この折の押井さんの
「自分が面白い作品ていうのは、なぜ自分がその作品を面白いと思うのかが分かった時点で、面白くなくなる。(なんかよく分からないけれど、面白い)というような感覚を大事にして欲しい」
という発言は、とても共感。












[総括]
番組としては、いまいちな出来になりそうな予感。
80分くらいの収録で60分放送、って流しすぎじゃない?
もっと、カットしましょうよ。
ただ、押井さんの話だけでも聞く価値アリです。











私、携帯電話嫌いなんですよね。
(押井守:8/5放送予定アニメギガ)







参考リンク
押井守監督的なもの 「とことん!押井守」:なぜに攻殻機動隊なのか?
ぼくらは少年演出家 2007 7/31 アニメギガを観覧
s u b o t i k u エネーチケー


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