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立命館ジャパニメーション批評協会
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PCゲーム原作のアニメについて

今期でのPCゲーム原作のアニメはFate/stay night、うたわれるもの、Soul link、ひぐらしの鳴くころに、デモンベインの5本です。その内今期発の作品はうたわれるもの、Soul link、ひぐらしの鳴くころに、デモンベインの4本です。
それに対して来期の新作はつよきす1本のみです。ここまでアニメ化の本数が減った原因について考えてみました。

1.ネタ切れ

 原因の1つには単純なネタ切れ、というのもあるのではないでしょうか?
PCゲームの数自体はかなりの数に上りますが、アニメ化するにあたって必要な条件にアニメ化しやすい内容、原作のゲーム自体の人気、が上げられます。
 原作の人気はアニメの出来次第では何とかなる部分ではあるのですが、実際問題、原作の人気があればとりあえず見る人の数が増え、見る人の数が増えればDVDの売り上げも良くなる、という構図がある以上、原作の人気は高ければ高いに越したことはありません。
 この2つの条件を満たす作品を使い果たしてしまったというのが来期の新作がつよきす1本になった理由のひとつではないでしょうか。
 この2つの条件を満たす作品といえばCLANADや永遠のアセリア等でしょうか。特にCLANADは映画化も決定しており、近いうちにアニメ化することはほぼ間違いないと思います。
逆に永遠のアセリアはOVA化しているのでアニメ化する可能性は低いかもしれません。
 といっても一度アニメ化されたKanonを再アニメ化するくらいにネタ切れ気味なので永遠のアセリアのアニメ化も無いとは言い切れません。
ついでに筆者の個人的な意見としてはPhantom of Infernoやmemories offシリーズも是非地上波で作り直して欲しいところです。
ネタ切れについてのまとめ 
来期のPCゲーム原作のアニメが1本というのがインターバルになり来々期以降はPCゲーム原作のアニメの数はまた増えるとはおもいますが、現状では製作されるアニメ化可能なゲームよりも、明らかにアニメ化されるゲームのほうが多いのでいつか行き詰るでしょう。
そうなったときに自然消滅するのか、知名度の低い作品のアニメ化が増えるのかは分かりませんが、筆者個人の希望としては、知名度は低いけど隠れた名作的な作品をアニメ化していってほしいと思います。
 追記《《ネタ切れになったらアニメ化しそうなアニメ》》
痕   ←年齢制限的な部分をごまかせば良作になりそう。
MOON ←痕より難しいかもしれませんがなんとかなるかも?
Phantom of Inferno ←コンシューマー化もしているし、かなりの名作なので可能性大

2.ストーリー

PCゲームのアニメ化する際のストーリーのパターンを大きく分けると、原作準拠型、原作改変型、原作無視型の3パターンになります。

原作準拠型(ex. AIR. うたわれるもの)
これは名前の通りほぼ原作そのままのストーリでアニメ化するパターンです。1番反発が少ないパターンではありますがPCゲームの性質上一人のヒロインのルートに入ってしまうと他のヒロインが空気化するのでうたわれるものの様に原作が一本道のルートの場合やAIRの様登場ヒロイン自体が少なくイベントの回収をうまくやりやすい作品でなければ不可能です。
原作改変型(ex. Fate. 月姫)
 このパターンは原作通りのルートを進みつつも他ヒロインの出番を増やしたり、アニメに相応しい形に変えるために所々ストーリーを変えていくパターンです。
 似たようなパターンでもFateと月姫の評価が雲泥の差な事からもわかるように様に、製作スタッフの腕が問われます
原作無視型(ex. Canvas2 D.C. SHUFFLE リリカルなのは )
 このパターンは原作のキャラクターを使ってアニメオリジナルのストーリーを作っていくパターンです。例の前三個の作品のように萌え系の場合は大抵主人公が優柔不断で後半までは特定のヒロインを決めずに三角関係(三角どころじゃない場合も多いですが便宜上)を描きます。 
このパターンの場合はほぼ必ずと言っていいほど、なんで○○がメインヒロインなんだ!!
という文句が出ます。(まあこの問題はPCゲームというよりは萌え系作品の問題ですが)
 しかしこのパターンの場合は脚本さえ良ければ、原作をやっていても先が読めないというメリットがあり、毎週続きが気になる、という視聴者にとっては一番うれしいパターンになる可能性も秘めています。

ストーリーについてのまとめ

ゲーム原作の場合は漫画や小説と違いマルチエンディングな場合がほとんどと言う点では確かにアニメ化の脚本を書くのは難しいかもしれません。
 しかし漫画や小説はほとんどの場合未完の作品をアニメ化するのに対し、PCゲーム原作の場合は完結しています。だから連載中の漫画や小説が原作の場合と比べればまとまりのいい最終回を書くことができますし、比較的自由に書くことができるというメリットがあり、一長一短です。
 
ストーリーについては来期のつよきすが原作無視型どころか監督が原作未プレイ、声優の大幅な入れ替えという大冒険に出た作品なので、かなり不安ですが、どんな作品になるのか、いろんな意味で楽しみです。



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