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リストラ日記アーカイブ 2009年12月
読みやすいようにアーカイブは昇順(上から古いもの順)に並べ替えました。上から下へお読みください。
日記INDEXページ(タイトルと書き出し部の一覧)はこちらです

299 11月後半の読書  2009年12月1日 (火)
300 Googleの無料日本語入力ソフト 2009年12月4日 (金)
301 Googleの無料日本語入力ソフト その2 2009年12月5日 (土)
302 フリーエージェント制度の日米比較 2009年12月7日 (月)
303 交通事故を減らすための公共事業 2009年12月12日 (土)
304 12月前半の読書 その1 2009年12月16日 (水)
305 12月前半の読書 その2 2009年12月16日 (水)
306 12月のDVD 2009年12月23日 (水)
307 師走にパソコン購入 その1 2009年12月28日 (月)
308 師走にパソコン購入 その2 2009年12月29日 (火)
309 国政選挙1票の格差に思う 2009年12月30日 (水)




11月後半の読書 2009年12月1日(火)

299

風魔(下) 宮本昌孝 祥伝社文庫
一勝九敗
 柳井正 新潮文庫
つばさよつばさ
 浅田次郎 小学館文庫
スクール・デイズ
 ロバート・B・パーカー ハヤカワ文庫
身近な経済学―小田急沿線の生活風景
 原田博夫 専修大学出版局


「一勝九敗」はベンチャービジネスの成功者がよく言います。多くの失敗の中から成功が生まれるものだと。その失敗を無駄にせず学習してなぜ失敗したのかを分析すべしと。もっともな話しなのですが9敗もできる状況にあるというところが普通の経営者とは違うところです。1敗もできない背水の陣を敷いて事業をやっている人が多い中、この考え方は親の資産をあてにできたり、すでに失敗を帳消しにできるだけの実績がある人だけの恵まれた人だけでしょう。実際には1敗した時点でビジネスから退場せざるを得ない人が9割以上だと思います。

ただこの本の本質はそのようなことではなく、ユニクロを大成功させた柳井氏のビジネス奮闘記と言ったところです。次々と知恵を出し続け、24時間闘えない人はとうていマネのできるものではありません。

「つばさよつばさ」はJALの機内誌向けに書かれた浅田次郎氏のエッセイ集です。「蒼穹の昴」など長編の名手はエッセイでもひと味もふた味も違います。川端康成のように旅をしてそれを小説にする手法にあこがれている著者ですが、実質は小説を書くために現地を取材をするというスタイルのようで、なかなか自由に気ままな旅を満喫できてはいないようです。既に超売れっ子作家になった現在は取材にかこつけなくてもモナコでもベガスでもマカオでも自由だとは思いますが。いやでも本当に面白い話しが満載で機内誌だけで終わるにはもったいないのもわかります。

「スクール・デイズ」はスペンサーシリーズのたぶん32作目で、これほど長くマンネリと言われず(言われてるのかもしれないが)続いているシリーズは少ないのではないでしょうか。もちろんシリーズとはいえいくつかをつまみ食いで読んでも問題はありません。ただレギュラー陣がどのような経緯で主人公と関わりを持ったのかを知らないと、その絆の深さや信頼度がわからないままということになりかねません。

内容はボストンの高校で起きた乱射事件の真相を犯人だと自白した少年の祖母から頼まれ、ひとつずつ真実に近づいていきます。今回は相棒のホークや恋人スーザンなどのレギュラー陣はほとんど出てきません。たまにはこのようなスペンサーだけが地味に根気よく活躍するのもいいのかも知れません。

「身近な経済学」は「小田急沿線の」とある通り、今は廃刊になった小田急沿線新聞に寄稿していた専修大学の先生方の執筆記事を中心にまとめられたものです。でも実際は寄稿した先生によって話題はバラバラでとても経済学とは言えませんが、地元民にとっては馴染みがあって情報誌として多少は役立つかも知れません。小田急電鉄の歴史や向ヶ丘遊園の開園から閉鎖までのことなどは興味深く読むことができました。


     



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Googleの無料日本語入力ソフト 2009年12月4日 (金)

300 301
Googleから無料で提供されはじめた日本語入力ソフト(以下IME(Input Method Editor))を試してみました。

多くのPC(Windows)ユーザーはWindowsに付いているMS-IMEというIMEを使っていると思いますが、私は15年前からJustSystemsのATOKという日本語入力を有料ですがずっと使っています。JustSystemsはマイクロソフトとの一太郎 VS Word戦争に負け、今やキーエンス傘下の子会社になってしまいましたが、今でも私と同様にATOKを使い続けてるという人が多いのではと思います。たまたま今使っている携帯電話にもIMEにもATOKが入っています。

ATOKは何が違うかというと
・前後の言葉を理解して正しい日本語変換
・人名、地名、時事用語などの登録数の多さ
・間違った入力をしても正しい修正候補を出してくれる
・業界専門用語辞書などが追加できる
などがATOKの優れている点です。

なので、今はそれほど困ってませんが「凄すぎる!」と噂のGoogle日本語入力を検証です。

Google社のブログには

思いどおりの日本語入力-Google日本語入力 2009年12月3日
Google日本語入力は桁違いの語彙力を持っています。Webから機械的・自動的に辞書を生成することで、人手ではカバーしきれないような、新語、専門用語、芸能人の名前などを網羅的に収録しています。高い変換精度を実現するために、Web上の大量のデータから統計的言語モデルを構築し、変換エンジンを構成しています。現在のWebのありのままを反映したインプットメソッドと言えます (この辞書および統計的言語モデルの作成はGoogleの大規模分散処理システムMapReduceを用いて、数千台規模の計算機クラスタを使って行っています)。さらに、強力なサジェスト機能によりこれらの大量の単語を少ないキー数で入力することが出来ます。

とあります。
確かに文字を打っているとサジェストと呼ばれる機能で「その後に想定される文字や文章」が次々と候補が現れてきます。これはGoogleの得意なWeb上にある文章や単語、検索文字などを調べ上げ、そこで使われる単語や用法をIMEの辞書として使っているようで、最近の芸能人の名前でも一発変換ができたり、ATOKでもできなかった落語家や力士のしこ名も一発変換できます。

  


歌やアニメのタイトル、会社名なども概ね正確に出てきます。

 


また「Legacy」という言葉は日本語で使われる場合、スバルの車は「レガシィ」、ビジネスやコンピュータ関係で使う場合には「レガシー」と表記するのが一般的ですが、それも反映されてますし、関西弁もOKです。

 


ますます面白くなってくる、その2へ続く


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Googleの無料日本語入力ソフト その2 2009年12月5日 (土)

301
Googleから無料で提供されはじめた日本語入力ソフト(以下IME(Input Method Editor))についての続きです。

便利な変換としては、「これは」「それが」「よろし」と入れると、、、

  


ちょっと面白いのは「ただしい」「かねがな」と入れるとサジェストに、、、

 

な、なんだ、「イケメンだぁ?」「首がない」だぁ


しかし一方で、Web上には用法を誤った使い方をしているものや、誤変換そのままという表記も多く見られますので、それらがこのGoogle日本語変換にも残っています。このあたりの間違いをどうやって解決するかがビジネスでも使えるかどうかの判断基準になっていきそうな気がします。

例えば発音は「キャノン」でも表記上は「キヤノン」ですがGoogleのサジェストにも「キャノンプリンター」とか出てきます。キヤノンの社名の由来は観音(KAN-NON)から来ていますので小さな「ャ」ではなく「ヤ」なのです。またよく見かける内臓ハードディスク(正しくはもちろん内蔵)。明らかに誤変換ですがGoogle変換だと残っています。わざわざ残しているとは思いにくいのですが。

 


その他によく間違える「汚名挽回」(「汚名返上」か「名誉挽回」が正解)や「倦土重来」(「捲土重来」が正解)など間違った用法が平気でバンバンと出てきます。こんなことはATOKではまずないです(変換はされても警告されます)。

 


まだ実際に使いこなしているわけではありませんので、なんとも言えませんが、他の人の評価を見ると、MS-IMEよりは上、ATOKよりは下という評判です。これも慣れとか通常よく使う言葉とかによって変わってくるものと思いますが、このGoogle日本語入力はまだベータ版ということなので、実際にリリースされるときには今よりずっと洗練された優れたものになる可能性はあります。

しかもこの日本語入力はオフライン上でももちろん使えますが、毎年次々に出てくる新語もネットにアクセスしている時に自動的に更新ができれば、ATOKのように何年か置きのヴァージョンアップ(有料)の必要もありません。

ただ私の仕事では、芸能人の名前よりもあまりWebには登場してこない会計専門用語やお堅いお役所言葉などが多いせいもあり、今しばらくはATOKを使い続けることとなりそうです。間違って「エバ」→「ヱヴァンゲリヲン」とか変換されて残ってしまっても笑い話ですまされそうもないので、、、


ダウンロード(自己責任で)

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フリーエージェント制度の日米比較 2009年12月7日 (月)

302
プロ野球も終わり今年もフリーエージェント制度(以後FA)を利用した移籍話が話題となっています。このFAですが日米では大きな違いがあるので調べてみました。

失礼を承知で言えば、日本でFAを申請する選手達と言えば、ほとんどがとうのたった、つまり心身とも充実して一番活躍ができる時期を過ぎた、よく言えば円熟期とも言いますが、サラリーマンで言うと40代後半〜50代って感じがするのです。サラリーマンの40代以降の転職や独立は20代や30代と比べて大きなリスクでしょう。せっかく世界最高峰のメジャーや、新たな新天地で挑戦しようとするのに、それではあまりにも遅いと思います。

日本の球団経営的には、人気選手にはメジャー行きを断念してもらい、国内でずっとプレーを続けてもらうのが願望です。そのために人気選手が簡単にメジャーや他球団に行けない縛りと、断念させる仕組みがあります。日本選手のFA権の取得には国内で移籍する場合で概ね7〜8年、海外移籍だと9年間(1年を145日として換算)の一軍登録が必要です。つまり高卒でメジャー挑戦するには最速で27歳頃となります。シーズン中に怪我などをして一軍登録から抹消されると、その期間分はFAの取得も遅れます。

実際は入団して即一軍に登録され、9年間怪我や故障、スランプがないというケースは極めて少なく、高卒即一軍でレギュラー定着というスーパースター(松井秀喜、松坂大輔、田中将大など)でもFA権を取得するには10年以上はかかるでしょう。松井秀喜はFAを取得してヤンキースに入団するまでに10年かかりましたし、イチローも高卒後2年間は二軍暮らしで一軍に定着したのは3年目からです。昨年鳴り物入りで日本ハムに入団した高校生のホームラン記録をもつ中田翔も昨年も今年もほとんど二軍暮らしです。相当に優秀でしかも怪我や故障が少ないことが前提で、高卒の場合28〜31歳、大卒なら32〜35歳でようやくメジャー挑戦する権利がもらえるわけです。

一方野球選手が常時一軍で活躍できる年齢の上限は、投手で35歳ぐらい、野手でも38歳ぐらいでしょう。もちろん一流選手なら40歳過ぎでも現役の人はいますが、例外的でしかも国内しか通用しません。世界中から将来性有望な若い選手が集まってくるメジャーでは、いくら日本での実績と経験があっても、力の落ちた30代半ば以降の選手に食指は動きません。

イチローや松坂はFA権を取得してメジャーへ行ったのではなく、ポスティングシステムという多額の補償金が所属球団に入る仕組みを使いFA前に移籍しました。他にもこの仕組みを使い移籍を試みた選手がいますが成功例は多くありません。FAなら補償金の必要はないので、ベテランをわざわざ補償金を出してまで獲得しません。もちろん日本球団も有望な若手の選手のポスティングを認めるわけもありません。

結果的にプロ野球に入ると、国内で地道に実績を積む以外にメジャーへの挑戦は難しく、しかもやっと願いが叶っても、選手としての旬は過ぎている上に、環境の変化、言葉の問題もあり、世界の一流選手の中では見劣りするというのが実態でしょう。それでも毎年メジャー挑戦を希望するFA取得者が後を絶たないのは、単に「夢の実現」だけでなく、それだけプロ野球にはない魅力があるのでしょう。

それにしても一番いい時期を過ぎてからメジャーに挑戦するしかない日本の選手は気の毒です。もしメジャーと日本の各球団同士に交流があり、お互いに選手の貸し借りや年棒の補填ができるようになれば、メジャーへの一方通行の流出に歯止めが効き、イチローや松坂も最後は日本でプレーをして有終の美を飾ろうという気にもなるかもしれません。現在ではメジャーから日本へ戻ると年俸が大きく下がり、都落ちしたというイメージが拭いきれません。

メジャーのFAは日本とは違い、まず契約が終了した選手は全員が自動的にFAとなります。また契約が継続していても約6年間(1年を172日と換算し故障者リスト入り中も含む)メジャーに登録されていれば自動的にFA権利が得られます。今回松井は契約終了によるFAなので、メジャー在籍5年でFAが取得ができたわけですが、日本で言えばFAというより優先交渉権のついた自由契約と同じようなものでしょう。結果的にどこへ行くかわかりませんがヤンキースに残るなら大幅な年棒ダウン、よその球団に行っても35歳で膝に爆弾を抱えている選手に高額な投資はしないと思われます。

私のお勧めは年間通じて温暖なアナハイムに本拠地があり、指名打者制のあるアリーグのエンジェルスへ移籍するか、いっそ試合数も移動も少ない日本に帰ってくるのがいいと思います。日本では指名打者のあるソフトバンク、西武、オリックスあたりではどうでしょう。千葉は屋外で寒いし、札幌や仙台も冷えて膝に悪そうです。でもずっと今まで王道を歩いてきたプライドが許さないでしょうね。

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交通事故を減らすための公共事業

303
交通事故による死亡者の数は年々減少傾向にありいいことです。車そのものが乗員や歩行者に重大なダメージを与えないよう安全になってきたことや、シートベルトの着用義務化、道路の整備が進んだこと、交通ルールやマナーを守る人の増加など様々な要因があってのことだと思います。また救急医療や体制の進歩もあるでしょう。

警察庁発表の交通事故による死亡者数というのは事故発生後24時間以内に死亡したケースのみカウントしますので、手当の甲斐なく意識も戻らないまま24時間以上後に亡くなった場合はカウントされません。統計上どこかで線を引く必要があるのでしょうが、この線を3ヶ月以内とかに変更すれば、一気に年間交通事故死亡者数は増えるでしょうね。

交通事故のうち大幅な速度超過や無謀運転、ブレーキとアクセルの踏み間違いなど自爆的な事故はドライバー以外に防ぎようがありませんが、たぶん件数的にかなり多い、交差点での衝突や接触事故は「一旦停止して左右をよく確認」というドライバーだけに頼るのではなく、もっと物理的な手法を取り入れることで、ある程度防げるのではないかと思っています。

そもそも交差点で路地から広い道路へ出る場合は、徐行ではなくキチンと一旦停止をし、左右はもちろん、自分の後方や前方までどういう状況かをしっかり確かめる必要があります。後方から横をすり抜けていこうとするバイクや自転車もありますし、前方から同じ方向へ曲がろうと入ってくる車両や、車が途切れたところで道路を横断しようと走ってくる人がいるかもしれません。それらの多くを一瞬のうちに視認し、次の予測をし、状況判断するには、徐行すなわち動きながらではプロドライバーでも完全には無理です。

一旦停止の交差点ではすべてのドライバーが確実に停止し、十分な安全確認をおこなえばおそらく現在の軽い接触事故を含む出会い頭の事故は半減するのではと思いますが、それができていないのが現実です。一旦停止で停まると後ろから追突されそうになったり、クラクションを鳴らされたりと散々な目に遭います。

また一般的に警察署が決めている停止線が引かれた位置は、そこで停止しても左右がまったく視認ができず、左右が見通せるところまで前進をし、また停止しなければなりません。これは確かに無駄です。でも教習所では停止線の手前で必ず一旦停止すると教えられます。

車は停止状態から動き始める時が一番大きな力が必要で、燃料も多く消費します。流行のエコの観点から言えば完全には停まらず徐行したまま通り過ぎるほうが環境に優しいという考え方や、右左折後に合流したあと、素早く流れに乗るために、停止せず徐行から一気に加速するのが便利というのもあるかもしれません。

さて私の考えた物理的な交差点安全策ですが、お金はかかります。いま政権交代でダムやハコモノを造る公共事業をやめて社会福祉や環境関連などに転換しています。そこで、同様に交差点の角にある建物や構造物の四隅の角をカットしていくための補助金や建築基準法の改正などに取り込んではどうかと思っています。

交差点の四隅の角をカットするとは下記の通りです(右の赤い部分をカット)


例えば住宅など建築をする際に、その土地が細い道に面している場合、セットバックと言って強制的に建物を下げて道を拡げる法律があります。大ざっぱに言うと個人所有の土地を道路の一部として提供しなさいという高圧的な法律です。それができるなら、一定の条件に該当する交差点に面している土地に建造物を作る際には、その四隅は角から例えば「角から半径3m以内に50cm以上の高さのものを作ってはいけない」という基準を設けることもできるでしょう。そしてもしその建てられない角部分を買い取って欲しければ自治体や政府が一定価格で買い取るようにするのです。

日本中にどれだけ交差点があるのだと言われそうですが、まずは事故の多発している交差点や交通量の多いところから始めていくのです。そしてその検証結果を見て、どこまで買い取りを拡げていくかを決めればいいのです。

それを政府が率先しておこなうことで、道路だけでなく様々なところでその理論が普及します。

街やオフィスの通路で見通しの悪い角はすべて削っていくべきです。オフィスの通路の角や地下鉄乗り場へ向かう階段で直角に曲がる踊り場付近で人同士がよく衝突しているのを目撃します。それらの角をなくすことで安全な環境社会の実現を目指すのです。それこそが無用なアクシデントをなくすユニバーサルデザインと言えるのではないでしょうか?

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12月前半の読書 その1 その2

304 305

遠き面影(上)  ロバート・ゴダード
遠き面影(下)  ロバート・ゴダード
人はダマシ・ダマサレで生きる 池田清彦
夢見る黄金地球儀 海堂尊
国盗り物語〈第3巻〉織田信長〈前編〉 司馬遼太郎
国盗り物語〈第4巻〉織田信長〈後編〉 司馬遼太郎

「遠き面影」はよくあるイギリスの歴史ものミステリーで可もなく不可もなく普通という感じです。まぁ主人公はハッキリ言ってちょっと足りません。ドラマを面白くするためでしょうが、ちょっと無理あります。デビュー作「石に刻まれた時間」を2004年に読んでいますが進歩がないというか。

「人はダマシ・ダマサレで生きる」は以前読んだ「偽善エコロジー」などと同様に、「世の中の常識」にはいかに嘘が多いかというメッセージ本です。例えば「電子体温計は実際の体温を表示しているのではない」とか「温暖化によって食糧増産が可能となり実はいいことだ」とか「大麻はタバコより低リスク」とか早稲田大学の現役教授として大丈夫か?と思ってしまいそうな面白い話しが満載です。専門はカミキリムシの生物学者とのことですが、いいなぁこういう人とか本大好きです。

「夢見る黄金地球儀」は「チーム・バチスタの栄光」以来医学モノ小説で売れっ子になった作者が、その勢いで別の方向へ踏み出した小説ですが、残念ながら駄作です。できればもう本業に専任して欲しいところだけど、飛ぶ鳥の勢いの著者に誰も注意できないのでしょう。

「国盗り物語」の1巻2巻は落丁があったので飛ばして3巻から読みました。今頃?という気もしますが、やっぱり司馬遼太郎は安心して読めますからねぇ。お口直しにもちょうど良かったかな。内容はよく知られているとおり、織田信長の青年時代から本能寺の変までが詳細に描かれています。週刊誌への連載が始まったのは1963年(〜1966年)ですのでもう初出から46年が経っている小説ですね。NHKの大河ドラマは1973年に放映されましたので私は高校1年生の頃ですが、ほとんど見た記憶はありません。

   

   


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12月のDVD

306

グラン・トリノ
ジェネラル・ルージュの凱旋
天使と悪魔

「グラン・トリノ」はクリント・イーストウッドが監督・主演の2008年の映画です。1970年代にフォードで作られたグラン・トリノという伝説のオールドカーをこよなく愛するアメリカでは一般的な人種差別主義の白人老人と、隣に越してきたアジア人(カンボジア難民?)との交流を描いています。意味のない無駄なシーンが多くちょっと間延びしていますがストーリーはとてもいいものでした。御歳79歳、出世作の「ローハイド」から50年、いや〜お元気です。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」は海堂尊の病院ミステリーですが、先に小説で読んでいます。主人公は前作「チーム・バチスタの栄光」と同様に竹内結子が演じますが、血まみれ将軍(ジェネラル・ルージュ)とあだ名される救命救急センター部長役として堺雅人が怪演しています。小説で読んだときはもう少し体育会系の医者をイメージしたのですが。もっともルージュが救急医療による血まみれという意味だけではないことが最後に明かされます。

「天使と悪魔」は「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウン原作の映画化です。ローマ市内にある世界で最も小さな国ヴァチカン市国で新しい教皇を選び出すコンクラーベの最中に繰り広げられる爆弾探しと教皇候補の殺人などが絡み合いジェットコースター映画となっています。せっかく撮影を許された世界遺産なんだからもっと次々出てくる彫刻や建築物をゆっくり鑑賞したいものです。でもキリスト教の過去の汚点が原点のこういう映画によくヴァチカン市国が協力したとは意外です。






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師走にパソコン購入 その1

307
子供が今年から大学生になったので、自分専用のノートパソコンを買ってあげました。と言ってももっと早くに買ってあげたかったのですが、経済的な事情で延ばし延ばしとなり、夏休みも過ぎ、とうとうクリスマスも過ぎてしまいました。そこで本人からアルバイトに精を出しているせいか、自分も代金のいくらかを出すからと殊勝なことをいうので、一緒に近所のPCデポへ出掛けました。

安くて高性能なノートパソコンというと、画面サイズは13〜16インチ、CPUは最新のIntel Core2 Duo、メモリー2GB以上、DVDドライブ内蔵が望ましい、OSはWindows7で7万円以内ぐらい。さすがに日本メーカー製では無理です。DELLとかAcer、日本HPなどの外国メーカーでも新製品だと厳しいです。

PCデポの折り込みチラシにはソニーVAIOやNECのLavieの同等製品が6万円ぐらいって書いてあります。それなら激安通販と比べても5万円以上安いです。しかしよく見ると下に小さな文字で光インターネットやイーモバイルと2年以上のセット契約に限るということでした。それだと毎月最低でも7千円を2年間払い続けなければなりません。最近こういう見せかけだけの抱き合わせ販売が増えてきましたねぇ。まったくくだらない。

PCデポで見るとやはり外国と日本のメーカーでは同等製品で1〜2割の価格の差があります。性能に差はなくても保守やサポートに差が出るのでしょう。今まではデスクトップもノートも安さに惹かれてDELLを主に購入してきました。また無店舗の通販専門店とPCデポのような量販店では同じ製品でも1〜2割値段が違います。これだけ値段に差があると規格工業製品に関しては店頭で買うという行動が、ネットでの購入に抵抗のない若い人を中心に徐々になくなっていくような気がします。

PCデポであれこれ見ていると、思わぬ展開となりました。帰り際にアウトレットコーナーを見ると、これがいい物がズラリと並べられていたのです。中古品と言ってもメーカーの都合で新品を一度回収して再出荷したいわゆる新古品があります。値段を見ると半年前(2009年6月発売)の製品でこの秋冬モデルよりも2〜3割安めです。

半年前の製品ですからWindows7ではないのですが、その他の条件(15.6インチ、Core2 Duo、DVDドライブ付き、メモリー2GB)は合致。値段は7万9千円と約1万円オーバーしてしまいますが、信頼が置けるNEC製で、しかもMSのOffice2007が付いている上にDVD(読み書き)だけでなくブルーレイのドライブ(読み書き)まで内蔵しています。無茶苦茶高級機種じゃないですか!私も欲しい!

子供に聞くと色もこれがいいとのことで、思い切ってそれを購入することに即決しました。

量販店でいいのはクレジットカードが使えるので現金がなくても買えるのと(激安通販店ではほとんどが現金取引)、すぐに持ち帰ることができること(DELLだと多くの場合納品までに2週間以上かかる)、それに今まではこういうケースは知らなかったのですが、偶然このような新古品(アウトレット品とも言う)にバッタリ出会えるということでしょう。

このアウトレット品ですが、メーカーに初期不良で戻ってきたものや、箱がつぶれたり濡れたりしたものを修理やチェック後に新品と同じく再梱包してありますので、パッケージ含めまったく新製品と同等で、しかもよくある現品限りと言って展示して手垢がついたものでもありません。
NEC Lavie PC-LL550/TG2JR




現品限りではないので、そこにあった購入カードを持ってレジへ行くと「係員から説明をおこないますので、再度売り場へお願いします」と言われました。アウトレット品を購入するのは初めてだったので、その注意とか説明があるのかなと思い売り場へ行くとそこで係員に下記のような説明?を聞かされました。

1)メーカー補償は1年だけなので、延長して3年とか5年補償を付けないか?
2)最初から付いているウイルス検知ソフトは90日間だけなのであらかじめ買わないか?
3)光電話&ネットに同時加入するともっと安くできるのだが
4)リカバリー用のバックアップディスクが店で作れるがどうだ

と単なる抱き合わせ販売のPRで予想していたアウトレット品としての注意事項とかではなく、パソコンを買う人に対して共通して言っているマニュアル的な説明でした。それがパソコンに無知な人に対しているように、ウイルスの脅威や保証期間後の故障時の費用などを熱心に、時には大げさに脅かしながら購入や契約を迫ってきます。

その2へつづく

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師走にパソコン購入 その2

308
店員から購入前にこれらの説明を聞くと、気の弱い人ならひとつぐらい契約しようかと思ってしまいそうです。確かにPCを1台売ったところで店はたいした儲けにならないから、継続して売上に貢献する光ネットや電話、モバイル、ウイルス検知の契約を一緒に売りつけることが、こういう商売には必要なのでしょう。比較的マニア向けのPCデポですらそんな売り方をしているのですから、他の家電量販店では押して知るべしでしょう。

中でもウイルス検知ソフトの契約は、店が勧めるのは必ずと言っていいほど「毎年自動的に引き落としされる悪魔のような契約」なのです。私もこれで以前ひどい目に遭ったことがあります。

自動更新の契約を解約するにはわざと手間がかかるようになっています。つまり申込みはネットで簡単にできても解約はサポートセンターへ電話をしなければなりません。そこで平日10時〜17時しか受け付けていないサポートセンターに仕事を中断して電話をします。しかしこれがなかなかつながりません。電話代はもちろん自分持ちで、諦めるまで延々と待たされ続けます。

待機して約30分後にようやくつながり解約ができます。それで安心と思っていたら、なんとクレジットカードで更新日より1ヶ月も前に次年度分が引き落とされています。それはあんまりだろということで、クレームを言ったら翌月に同じクレジットカードでマイナス請求し返却するとの返事です。

そして翌月に明細を見ると引き落とされた金額より数百円少ない金額がマイナス請求(返却)されていました。なぜ引き落とし金額と同額でないのかを聞くと、規定通りに返却しているので金額が違うならカード会社に聞けとのこと。そこでカード会社に聞くと、返金された金額を規定通りに処理しているので間違いはないとのこと。ソフト会社からいくら返金されたのか教えて欲しいと聞くと守秘義務があるのでそれは教えられないとのこと。

再度ソフト会社に不足分を支払うように督促し、引き落としをされた明細と、返金された明細を画像にして送り説明を求めたものの、当社に不備はない、差額はカード会社に聞けとの責任逃れの不親切極まりない対応です。

私が推測するに、本来クレジットカードで引き落としをする時に約5%がクレジット会社に手数料として引かれているのと、やはり返金する場合も手数料が発生するものと思われます。その手数料分をソフト会社(マカフィとも言う)が支払わないため、ユーザーに引き落としされた全額が返金されないのだと思われます。それにしても、更新の1ヶ月以上前に自動的に引き落としをして、事前に解約をしてもカード会社のせいにして引き落とされた全額をユーザに返金しないのは、一種の詐欺みたいなものです。

最近では支払は最初の1回だけで、あとは更新料なしで使い続けられるソフトや、世界中で愛用されている無料の高性能ウイルス検知ソフトまであります。毎年安くない更新料を自動的に引き落としされ続ける高性能ソフトなんて、国家機密でも扱うような業務でない限りまったく必要ありません。また安くても高くても絶対安全と言うことはあり得ず、新型のコンピュータウイルスや脆弱性の更新を怠っているOSには無力です。

店員さんに聞くと最良のアドバイスが得られるという時代も確かにありました。しかし私は絶対に店員の話を信用しません。それを思い知らされたのはもうだいぶんと前のことですが、女性がプレゼント用に男性用電気シェーバーを購入しに行った時、当然知識がないので店員に聞くと、不人気なマイナー製品を今一番売れていると騙して売りつけられたことを身近に知る機会がありました。

考えてみれば店員は店にとって一番儲かる製品を売りたいわけです。それが自分の給料や成績に反映されるからです。決してお客の要望や便利さでアドバイスをするわけではありません。特に最近は量販店の場合、新製品や人気製品と、そうでない製品の仕入れ価格に大きな差があります。当然人気商品の仕入れ価格は高く、逆に不人気商品のそれはずっと低くなりますから、店側がどちらを売りたいかは明白です。

したがって店にとって同質の商品を売る場合、客が売れ筋の人気商品を指名買いに来ても、一度や二度は「今はこちらの商品が人気でお勧めです」と不人気商品を勧めることは当たり前になっています。店員にアドバイスを求めるというのは、まだ仕入れ価格に大きな差がなく、善良な店員が多かった20年前ならいざ知らず、今はまったくの無意味なのです。

そんなこんな余計な愚痴をこぼしつつ、クリスマスプレゼントとお年玉とお誕生日プレゼントを全部ひっくるめ、さらに8万円中の3万円は子供の負担とし、NEC Lavie LLを手に入れた長〜い物語でした。ちゃんとそれで勉強に使ってくれることを願っているのですが、真っ先にiPodをインストールしていたところを見るとそれは期待薄でしょう、、、

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国政選挙1票の格差に思う 2009年12月30日 (水)

309
選挙の後には毎回恒例となってきた判決が12月28日のニュースにありました。

一票の格差2倍「違憲」 8月衆院選「著しい不平等」 大阪高裁無効請求は棄却
≪判決骨子≫
・今年8月の衆院選大阪9区での選挙は違法
・1人別枠方式は合理性と実効性があったが、憲法の趣旨に反する
・一票の格差が2倍に達する事態は、客観的にも著しい不平等
・本件選挙を無効とした場合、公の利益に著しい障害が生じるため請求は棄却する

先に言っておくとこういった裁判を茶化すわけでも非難しているわけでもありません。どちらかというとこの手の訴訟をする人は立派だし、現政権に楯突いてちゃんと違憲判決を出す裁判官も偉いと思います。

思うのですが、これから超高齢化社会になっていくとますますこの手の訴訟が多くなっていくでしょう。その理由は、

1)高齢者の投票率は高い=選挙や投票行動に興味が高い
2)リタイアして暇がいっぱいある=中には法律に詳しい元ホワイトカラーも多い
3)高度成長期に都会に出てきてそのまま都会に住む高齢者が多い=1票の格差で自分の票の価値が低い

です。
つまり、都会に住む引退して暇で元気な高齢者が1票の格差に不満を持ち、気軽に訴訟を起こすという図式です。

8月の衆議院選挙では最大格差は千葉4区と高知3区との間の2.31倍だったそうですが、もっと大きな格差は来年7月におこなわれる参議院選の神奈川と鳥取で、その1票の格差は4.99倍になるそうです。つまり神奈川に住む人5人が鳥取に住む1人と同じ権利と言うことになるわけです。選出される国会議員も神奈川では40万票集めても落選し、10万票しか集められなかった鳥取の候補者が当選するということになります。それらを解決せずに参院選に突入するなんて無茶苦茶ですね。

人口過疎の県から議員の選出がなくなってしまうので、この格差は仕方がないというのが現状ですが、過疎地にしてしまったのは県の責任でもあるわけです。産業を興し優秀な学校を誘致したり必要に応じて自衛隊や米軍の基地を持ってきたり、原子力発電所、刑務所、さらに健全なアイデアとしては農業や林業に補助を突っ込み都会で仕事がなくて困っている人に住む家と仕事を回せば、決して解決できないどうしようもない土地(砂漠地帯とか)ではないでしょう。それができない、やれないのなら近県と合併してしまうべきでしょう。

10数年前なら「では議員数を増やして調整しよう」と簡単に決まりました。でもすでに違憲状態とも思えるほど議員数が増えてしまい、今では誰もが小さな政府を合い言葉にしています。民主党に一番期待したいのは公務員改革で公務員の削減も大いにやってもらいたいのですが、議員数の半減を目指してもらいたいものです。それが将来にわたり最大の支出削減に貢献します。

問題は議員達の既得権益をなくすことがその議員達にできるのか?ということです。こればかりは外圧に頼るわけにもいかず、最高裁判所での違憲判決でも出ない限り実現は難しそうです。

各都道府県から議員を選出するということは、その都道府県の民意を国政に反映する意味では有効だとは思います。その国会議員が補助金を取ってきたり橋や道路を造ってくれます。しかし今や都道府県単位というのはあまりにも人口に偏りがありすぎてフェアではありません。つまり都会で納めた税金が地方で使われるという構図です。

それらの税金の分配はある程度は仕方がないと思いますが、さすがにこれだけ不況が進むと黙っていられない人が増えてきます。このままの状態で参議院選挙に突入すると全国各地で一票の格差訴訟が相次ぐことは間違いないでしょう。

でも政府は訴訟されても無効にはならないとタカをくくっていますので、いつまでも抜本的な改善はおこなわれません。あとは最高裁で違憲判決が出て選挙の無効がいつ出るかですが、そんな勇気のある最高裁判事はいそうにもないというのが現実なのでしょう。


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