★ 戦々恐々!大名手玉!抵抗勢力各個撃破!
   〜 足利義満vs六分一殿!「明徳の乱」(前編)!!

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◆ 砲撃!延坪島!!
1.逆襲!細川頼之!!
2.説得!大内義弘!!
3.謀略!足利義満!!
4.討伐!山名時煕!!
5.恐怖!斯波義将!!
6.管領!細川頼元!!
「時事チップス」延坪島砲撃関連記事

 交錯する国境は紛争の元である。
「尖閣諸島に領土問題は存在しません!」
「何をー!うちのもんだー!」
「北方領土はわが国固有の領土です!」
「違うー!前の大戦で獲得したんだー!」
 互いに言い争ったとしても、普通はドンパチしないものである。

 が、先月(平成二十二年十一月)韓国北朝鮮は違った。
「領海内で軍事演習でもしよっ」
「ちょっと待った!そこはうちの領海内だ!」
「何だと!北方限界線
(NLL)の南側なんだから、うちの領海に決まっているじゃないか!」
「うちはそんなもん認めてませんー」
「構うもんか。よし、やろ!」
「我が国の領海内で演習することは、我が国への攻撃とみなす!」
 バン!バン!
 どっかーん!
 十一月二十三日、朝鮮人民軍は韓国の延坪島
(ヨンピョンド。京畿道)を砲撃、韓国軍も応戦して砲撃戦になった。

 北朝鮮の暴挙は決して許されることではない。
 しかし、敵前でこれ見よがしに軍事演習をした韓国韓国である。
 敵前での軍事演習は昭和十二年(1937)の盧溝橋事件
ほか戦前の日本軍も何度かやっていたことであるが、その結果、何が起こったかは周知の事実であろう。

 戦争は先に手を出したほうが悪とされる。
 本当は戦争自体が悪なのであるが、なぜか攻められた側に正義が舞い降り、勝利をも引き寄せることが多い。
 そのため、どこの国でも自国の攻撃を正当化する。
「向こうから攻めてきたから、やむなく応戦した。正当防衛だ」
 と。

 中には「先手必悪の法則」を利用するヤツもいる。
 正義を得るために、わざと敵が暴発するように仕向けるのである。
 方法は多くあるが、大きく二つに分類されるであろう。

  一、敵を怒らせること。
  二、敵を追い詰めること。

 敵前軍事演習は一に分類される。
 また、二には経済制裁などがある。
 他にもそれぞれ多くの方法があるが、悪用するヤツがいるかもしれないので語らないでおく。
 これまで弊サイトでも数多くの戦いを紹介してきたが
(「戦記」参照)、この二つの他の原因で起こったものは皆無ではあるまいか?
 そして北朝鮮もまた、この二つに引っかかったわけである。

 では、いったい誰が北朝鮮を引っかけたのであろうか?
 日本が知らないはずがないであろう!
 かつて日本は同じようにハメられているのである!
(「制裁味」参照)

 第二次世界大戦枢軸国連合国に敗れ去った。
 連合国の末裔
(まつえい)は、声高らかにほざくであろう。
「大戦は正義と悪の戦いであった」
 と。
 しかし実際は「偽善と悪の戦い」であった!
 そうでなければ、世界は今のように物騒極まりなくなってはいない!
 戦後に起こった大小戦争やテロ事件は、すべて連合国がまいた種から生じたものではないかっ!

 北朝鮮は本気であろう。
 制裁によって貧しくなればなるほど、その本気度は増していくであろう。
 韓国が金持ちになればなるほど、ねたましくなってくるであろう。
 戦争は誰でもしたくはないであろう。
 しかし、滅亡するくらいであれば、滅亡させてやりたいと思うのは、人間の極限心理ではあるまいか?

 戦争になったとしても、戦うのは北朝鮮韓国である。
 韓国が負けそうになれば、日本を加勢させればすむことである。
日本は不戦国家ですから〜」
 言い訳するようであれば、改憲させてしまえばすむことである。
 アメリカの腹は痛むことなく、ただ懐だけが肥えていくのである。
 アメリカはこういった「火遊び」ができるのは今しかないことを分かっている。これ以上中国が大きくなってしまったら、やろうと思ってもできないのだ。
北朝鮮はすでに核を持っている」
「放っておけば、アメリカ本土にも核ミサイルが飛ばせるようになる」
「こんな国がテロリストと結んだら、アメリカは骨の髄までしゃぶられてしまう」
「よし!危険な芽は小さいうちに摘み取っておこう!」
「やられてからでは遅すぎる!」
「戦争は遠くでやってもうけるもの!」
北朝鮮に先に手を出させることができれば、正義が韓国の下に舞い降り、勝利をも呼び込むことができるのだっ!」

 日本は再び「かませ犬」にされるであろう。
 たとえ朝鮮を平定し、中国を倒し、ロシアも倒せたとしても、その後には太りまくった「興行主」が待ち構えているのである。

 日本は大局を見るべきである。
 今の日本は幕末と同じなのである。
 幕末と同じということは、その後の展開も同じようになる可能性があるということである。
 日本は北東アジアだけではなく、今、欧米で何が起こっているかを注視すべきである。
 そして再び「チェスの駒」にされないように注意すべきであろうっ!

 はい。というわけで今月と来月は南北朝時代末期の大戦争「明徳の乱」をお届けします。
 今月は前編で、乱に至るまでの経緯をお届けします。
 室町時代最強の権力者・足利義満が、いかに敵を怒らせ、切り崩し、追い詰め、そして、敵のほうから手を出させたかを、とくと御覧あれ。

[2010年11月末日執筆]
参考文献はコチラ

「明徳の乱(前編)」登場人物

【足利義満】あしかがよしみつ。室町幕府3代将軍。

【細川頼之】
ほそかわよりゆき。管領。阿波等守護。

【細川頼元】
ほそかわよりもと。管領。摂津守護。頼之の弟。
【斯波義将】
しばよしまさ・よしゆき。管領。越前等守護。
【大内義弘】おおうちよしひろ。周防等守護。
【今川了俊(貞世)】いまがわりょうしゅん(さだよ)。九州探題。筑後等守護。

【美少年たち】
【ちまたの人々】


【山名時煕】やまなときひろ。但馬等守護。山名氏当主。時義の子。

【山名氏之(氏幸)】
やまなうじゆき。伯耆等守護。時義養子。

【山名義理】
やまなよしただ・よしまさ。紀伊等守護。氏清の兄。

【山名満幸】
やまなみつゆき。出雲等守護。氏清の娘婿。

【山名氏清】
やまなうじきよ。和泉等守護。