★ 天災地変!千波万波!不屈の歴史が大島にある!?
  〜 鎮西八郎源為朝、強弓伝説を残して散る!!

ホーム>バックナンバー2013>不屈の伊豆大島

不屈の伊豆大島
1.工藤介(狩野介)茂光
2.三郎大夫忠重
3.鎮西八郎為朝
4.加藤次景廉
時事チップスなど大島土砂災害関連

 平成二十五年(2013)十月、大型で非常に強い台風二十六号が日本列島をかすめた。
 本土上陸はなかったが、十六日に伊豆諸島の大島
(おおしま。通称伊豆大島。東京都大島町)に直撃、気象庁観測史上最大の二十四時間雨量八百二十四ミリの大豪雨をもたらし、複数個所で大規模土砂流を発生させ、死者行方不明者四十一名という惨事になってしまった(十月末日現在)

 古来、大島以下伊豆諸島では天災地変が絶えない。
 考えてみれば当然であろう。
 島の人々は山と海、火と水の隙間
(すきま)で暮らしているのである。何事も起こらない方が不自然であろう。
 彼らは幾多の災害を乗り越え、艱難汝
(かんなんなんじ)を玉にして生きてきた。
 そしてこれからも、不屈に生きていくことであろう。

現在の伊豆大島(東京都大島町)

 伊豆諸島は日本列島の縮図である。
 日本人に対してこんな疑問を持っている外国人は少なくあるまい。
日本は天災地変のたびに多くの人が死ぬ。中東の某国でテロで死ぬ人々より多いくらいだ。そんな危険な国に、どうして日本人は住み続けていられるのか?」
 この質問には、簡単に答えられる。
 長い間、あまたの災害に遭遇してきた日本には、今や不屈の猛者
(もさ)しか生き残っていないのである。

 はい。というわけで今回は伊豆大島で屈した不屈の猛者・源為朝(「清和源氏系図」参照)の最期をお届けします。
 え?為朝は大島では死んでいない?
 はいはい、そういう話も承知しております。

[2013年10月末日執筆]
参考文献はコチラ

「源為朝の最期」登場人物

【源 為朝】みなもとのためとも。為義の子。

【藤井簓江】ふじいさざらえ。為朝の妻。

【藤井忠重】ふじいただしげ。伊豆大島代官。為朝の義父。簓江の父。

【源 為頼】みなもとのためより。為朝の三男。
【源 為家】みなもとのためいえ。為朝の四男。
【源 島君】みなもとのしまぎみ。為朝の娘。

【やせ細った部下】
【みんな】
【その他官軍の人々】


【加藤景廉】
かとうかげかど。茂光の配下。


【工藤(狩野)茂光】くどう(かのう)しげみつ・もちみつ。伊豆介。