111.平和味 基礎用語集

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足利義満(あしかがよしみつ)
 (1358-1408) 武将。室町幕府三代将軍(在職1368-1394)。義詮(よしあきら)の子。京都室町に花の御所を造営し、1379管領・細川頼之(ほそかわよりゆき)を斯波義将(しばよしまさ)と交代(康暦の政変)、春屋妙葩(しゅんおくみょうは)を僧録(そうろく)に任じ、1382相国寺(しょうこくじ)を創建、五山十刹(ござんじっさつ)制を整備し、絶海中津(ぜっかいちゅうしん)ら五山文学僧を重用、1390土岐(とき)氏の乱で土岐康行(やすゆき)を、1391明徳(めいとく)の乱で山名氏清(やまなうじきよ)を討ち、1392南朝の後亀山(ごかめやま)天皇を京都に迎えて南北朝合体を実現、1394息子・義持に将軍職を譲り、太政大臣に就任、北山に隠居し、金閣を建立、能の観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)父子を重用するなど北山文化の担い手となり、1399応永(おうえい)の乱で大内義弘(おおうちよしひろ)を滅ぼし、1404明(みん)と勘合(かんごう)貿易を始めた。
戦争味

アメリカ(America)≧アメリカ合衆国(United States of America)=米国(べいこく)
 北アメリカ大陸にある国。1492コロンブスが漂着し、十六世紀初めにスペインが、1607年からイギリスが入植、1776イギリスから独立宣言し、1783パリ条約で独立を承認、徐々に西へ領土を広げ、十九世紀半ばに太平洋側に到達、二度の世界大戦と冷戦を経て、世界一の工業国・農業国・軍事大国に成長した。首都はワシントン。

大内義弘(おおうちよしひろ)
 (1356-1399) 武将。周防・長門等守護。弘世(ひろよ)の子。九州探題・今川了俊(りょうしゅん。貞世)に従って九州を転戦し、1391明徳の乱や1392南北朝の合体で活躍、和泉・紀伊等6か国の太守となり、朝鮮との貿易でも富裕するが、足利義満と不和になり、1399足利公方・足利満兼らと結んで応永の乱を起こして敗死した。

鎌倉公方(かまくらくぼう)=鎌倉御所(かまくらごしょ)=関東御所=関東公方≦鎌倉殿
 室町幕府の東国統治機関・鎌倉府の長官。室町幕府関東支店長。足利尊氏(あしかがたかうじ)室町幕府創設の際、子・義詮(よしあきら)を鎌倉にとどめて鎌倉御所と呼んだのが起源。1349義詮上洛後は弟・基氏(もとうじ)が初代鎌倉公方となり、氏満(うじみつ)・満兼(みつかね)・基氏(もとうじ)・成氏(しげうじ)と世襲した。1438-1439永享(えいきょう)の乱後、鎌倉府は事実上滅亡し、実権は消滅した。1455成氏は関東管領・上杉憲忠(うえすぎのりただ)殺害の罪で追われ、下総古河(しもうさこが。茨城県古河市)に逃れた(古河公方)。クジ味

韓国(かんこく)=大韓民国(だいかんみんこく)←大韓帝国(だいかんていこく)
 (1897-1910,1948-) アジアの朝鮮半島南部にある国。李氏朝鮮王朝二十六代・高宗(こうそう)が国号を大韓帝国と改めるが、1910韓国併合条約によって日本の植民地になり(日韓併合)、1945-1948アメリカの占領を経て、1948大韓民国として独立した。首都はソウル。

管領(かんれい)←執事(しつじ)
 
室町幕府の将軍補佐役。足利家執事&室町幕府政務長官。現代の副総理または官房長官のようなもの。足利尊氏(あしかがたかうじ)の執事・高師直(こうのもろなお)が起源。後には三管領家(細川・斯波・畠山氏)から交替で選ばれた。

国人(こくじん・こくにん)=国衆(くにしゅう)
 鎌倉時代以降に村落を支配した領主。地頭や荘官などが土着した有力武士。毛利元就(もうりもとなり)など戦国大名に成長するものもあった。

(さかい)
 現在の大阪府堺市。大阪湾に面した港町で、室町時代から勘合貿易や南蛮貿易で繁栄。三十六人の門閥豪商からなる会合衆(えごうしゅう)が町政を執った。織田信長に多額の矢銭(軍資金)を要求されて抵抗したが、結局屈服した。江戸時代は幕府領。

侍所(さむらいどころ・さぶらいどころ)
 鎌倉・室町幕府の軍事組織。鎌倉幕府のものは1180源頼朝が設置し、軍事・裁判を担当。現代の防衛省のようなもの。長官は別当(初代は和田義盛)、次官は所司(初代は梶原景時)。後に別当は北条氏が、所司は得宗(とくそう)家被官が世襲した。室町幕府のものは京都の警察や裁判を担当。現代の警視庁(地理的には京都府警)のようなもの。長官は所司(しょし。頭人とも)。管領に次ぐ重職で、山名(やまな)・赤松(あかまつ)・一色(いっしき)・京極(きょうごく)・土岐(とき)氏から選ばれた。

自衛隊(じえいたい)
 (1954-) MSA協定(日米相互防衛援助協定)により、保安隊と警備隊を改組して発足した日本の防衛組織。防衛省に所属する陸上・海上・航空自衛隊の三隊。内閣総理大臣の統率のもと防衛相(2007まで防衛庁長官)が隊を総括。
内乱味

守護(しゅご)
 鎌倉・室町時代に国ごとに置かれた軍事・行政長官。古代の国司(こくし)、近世の大名(だいみょう)、現代の知事のようなもの。1185源頼朝(みなもとのよりとも)が初めて全国的に設置。戦国時代の下克上(げこくじょう)により衰退するが、なかには戦国大名として生き残るものもあった。

守護代(しゅごだい)
 鎌倉・室町時代に国ごとに置かれた守護の代官。在国しない守護に代わって行政を担当した。戦国時代には越後の長尾氏、越前の朝倉氏、尾張の織田氏など、守護に取って代わって戦国大名に成長するものもあった。

荘園(しょうえん)
 貴族や寺社の私有地。自力で開墾(自墾地系)・買得(既墾地系)したもの(総じて墾田地系)と、寄進されたもの(寄進地系)に分けられる。鎌倉時代以後、武士に奪われ、太閤検地(たいこうけんち)の実施によって消滅した。

菅原道真(すがわらのみちざね)
 (845-903) 学者。公卿。右大臣。是善(これよし)の子。母は伴氏。877文章(もんじょう)博士になり、894遣唐使(けんとうし)廃止を進言、887〜888阿衡(あこう)の紛議に意見して宇多(うだ)天皇の信頼を得、892史書『類聚国史(るいじゅうこくし)』を編集、893参議になり、899右大臣に昇って正史『日本三代実録(にほんさんだいじつろく)』・詩集『菅家文集(かんけぶんそう)』を編集するが、901左大臣・藤原時平(ときひら)の讒言(ざんげん)によって大宰府(だざいふ)に左遷され(昌泰の変)、任地で没して怨霊となり、天神として祭られた。スト味
受験味 入試味

征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)≦将軍
 もとは蝦夷(えぞ・えみし)を討伐するための軍事長官。後に武家政権の最高指導者の称号。奈良時代の征夷大使(せいいたいし)・征東(せいとう)大使・征夷将軍などの後身。最初の征夷大将軍は、794に任じられた大伴弟麻呂(おおとものおとまろ)らしいが、有名なのは坂上田村呂(さかのうえのたむらまろ。797任命)と文室綿麻呂(ふんやのわたまろ。811任命)と源義仲(みなもとのよしなか。1184任命)。1192源頼朝(みなもとのよりとも)就任以後は世襲となり、幕府を開いた。将軍味

太平記(たいへいき)
 軍記物語の一。四十巻。応安年間(1368-1375)成立。小島法師?著。鎌倉幕府の滅亡から南北朝の動乱を描く。暴走味 

中国(ちゅうごく)≧中華人民共和国(ちゅうかじんみんきょうわこく)←中華民国(ちゅうかみんこく)
 (1912-) 東アジアにある国。1912孫文(そんぶん)が臨時大統領になって中華民国が成立、袁世凱(えんせいがい)が専制支配を確立し、1928蒋介石(しょうかいせき)が国内を統一するが、1937-1945日中戦争で衰退、1949中華人民共和国が成立した。現在の首都は北京。

朝鮮民主主義人民共和国(ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく)=北朝鮮(きたちょうせん)
 (1948-) 東アジアの朝鮮半島北部にある社会主義国。1945日本降伏後ソ連が占領、金日成(キムイルソン・きんにっせい)らが臨時人民委員会を組織し、1948韓国に対抗して独立した。首都は平壌(ピョンヤン・へいじょう)。

南朝(なんちょう)
 (1336-1392) 1336足利尊氏(あしかがたかうじ)によって京都を追われた大覚寺統(だいかくじとう)の後醍醐(ごだいご)天皇が大和の吉野(よしの。奈良県吉野町)に立てた朝廷。後醍醐・後村上(ごむらかみ)・長慶(ちょうけい)・後亀山(ごかめやま)天皇と四代続いたが(1351-1352一時合体)、1392南北朝合体(南北朝合一)で消滅。
総理味

日本(にほん・にっぽん・やまと)≧日本国(にっぽんこく・にほんこく)
 東アジアにある国。古くは倭(やまと)と呼ばれたが、天武天皇の頃(七世紀後半)に改め、八世紀からは国際的にも使用するようになった。1889大日本帝国憲法制定により「大日本帝国」になるが、1946日本国憲法公布により「日本国」となった。現在の首都は東京。

日本国憲法(にほんこくけんぽう)
 (1947-) 現行の日本の憲法。十一章百三条。GHQが原案を作成し、幣原喜重郎(しではらきじゅうろう)内閣に提示、吉田茂(よしだしげる)内閣が審議し、1946.11/3公布、1947.5/3施行。主権在民・象徴天皇・平和主義・戦争放棄・基本的人権の尊重・議院内閣制・地方自治の保障・司法権の独立などを規定している。憲法味 平和味

比叡山(ひえいざん)=叡山(えいざん)
 京都府京都市と滋賀県大津市の境を成す山。標高八四八メートル。山頂に延暦寺(えんりゃくじ)が、山麓に園城寺(おんじょうじ)がある。

非核三原則(ひかくさんげんそく)
 
被爆国である日本の核兵器に対する基本三原則。核兵器を「作らず」「持たず」「持ち込ませず」。佐藤栄作(さとうえいさく)首相が初めて建前として掲げた。

平家物語(へいけものがたり)
 軍記物語の一。鎌倉時代成立。信濃前司行長(しなのぜんじゆきなが)?著。 平家一門の興亡を描く。琵琶法師(びわほうし)によって語られ。広められた。

防衛省(ぼうえいしょう)←防衛庁(ぼうえいちょう)←保安庁(ほあんちょう)
 現代日本の省庁の一。国防・災害救助等を担当。1952警察予備隊と海上警備隊を統合して保安庁が発足、1954自衛隊発足により防衛庁に改組され、2007防衛省に昇格した。詐欺味1

奉公衆(ほうこうしゅう)
 室町幕府直轄軍。五番編制で兵力は約三百人。御所の警備や将軍の護衛に当たった。

明徳の乱(めいとくのらん)
 1391山名氏清(やまなうじきよ)と山名満幸(みつゆき)らが足利義満に対して起こした反乱。氏清は攻め込んだ京都で戦死し、満幸は逃れて敗死した。十一か国を領して六分一殿(ろくぶんのいちどの)と呼ばれていた山名氏は三か国に減らされ、一時衰退した。戦争味

山名氏清(やまなうじきよ)
 (1344-1391) 武将。丹波・和泉等守護。時氏の子。南朝との戦いに活躍し、山名一族で十一か国を領し、「六分一殿(ろくぶんのいちどの)」と呼ばれたが、足利義満に振り回され、1391おいの山名満幸(みつゆき)らと明徳の乱を起こして敗死した。
戦争味

山名氏(やまなし)
 中世に栄えた氏族。室町幕府四職の一。但馬等守護家。氏祖は新田義重の子・義範(よしのり)。足利氏に従って伯耆等の守護職を得、一時南朝に転じるが、北朝に復帰、山陰を中心に一族で十一か国を領して「六分一殿(ろくぶんのいちどの)」と呼ばれるが、1391明徳の乱で没落、その後持ち直し、持豊(もちとよ)は応仁の乱で西軍の主将を務めるが、乱後に没落した。
戦争味

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