★ 史上最大! 超大富豪! 栄光は没落の始まりなり!
〜 永久政権「朝廷」千八百年目の失墜! 承久の乱!!

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WBC初代王者・日本の栄光
1.史上最大の土地長者 
2.後鳥羽上皇御謀反 
3.北条泰時出陣 
4.尾張川の戦
5.宇治川の戦
6.君子、豹変す

 日本は勝った。
 ついに野球で世界一になった。
 トリノ五輪惨敗間もないだけに
(「惨敗味」参照)、一度は決勝トーナメント出場も絶望視されていただけに、選手も国民も感慨無量だったに違いない。
 そう。平成十八年(2006)三月に開催された、第一回WBC
(ワールド・ベースボール・クラシック)のことである。

「時事チップス」WBC記事
http://blogs.yahoo.co.jp/rekishi_chips/27567432.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rekishi_chips/28388910.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rekishi_chips/28509462.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rekishi_chips/28756339.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rekishi_chips/28861388.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rekishi_chips/29095342.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rekishi_chips/29183132.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rekishi_chips/29293165.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rekishi_chips/29429622.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rekishi_chips/29830132.html

 野球はロンドン五輪より正式種目からはずされた。
「このままでは野球が廃ってしまう」
 WBCはその代わりとして始まった大会である。
「記念の第一回大会はなんとしても勝たなければならない」
 日本はソフトバンクの王貞治
(おうさだはる)監督に大命を託し、最強チームを結成した。

 一次予選リーグを前に、日本の牽引車(けんいんしゃ)・イチローは豪語した。
相手が向こう三十年勝てないなって感じで勝ちたい」
 これには韓国がカチンときた。
日本め、何するものぞ!」
 ただでさえ日本戦には闘志むき出しの韓国である。
 結果、韓国は一次リーグでも二次リーグでも日本を破り、他国も圧倒して無敗で準決勝に進んだ。
 そのため韓国に油断が生じた。スキが生まれた。
「なんだ。口ほどにもないじゃないか」
 無意識のうちにおごっていたに違いない。
 結果、三度目の対決の準決勝で、韓国日本に敗れた。一度負ければ後がない最も重要な戦いで負けてしまった。
 もし、日本が前に連敗していなければ、準決勝で勝てたかどうかは分からない。
 百戦錬磨のイチローは、この大会における「天王山」を見切っていたのである。彼は日本とアメリカの差はもちろん、韓国とも差がないことぐらい分かっていた。だからこそ、勝つために心理戦を仕掛けたに違いない。
「肉を切らせて骨を断つ!」
 そう。韓国は見事に彼の術中にはまってしまったわけだ。

 今大会、日本は強運であった。
 二次予選リーグ初戦で、日本はアメリカに惜敗した。
 八回に勝負の行方を左右した誤審騒動があった。
「あの犠牲フライの誤審がなければ勝っていたのに〜」
 騒動を起こした球審を、ボブ・テービットソンといった。
 ボブはアメリカ対メキシコ戦でも誤審騒ぎを起こした。本塁打のはずが二塁打になってしまったのである。
「ホームランちゃうんか!」
 メキシコは激怒した。
 あまりに怒りすぎたため、なんとアメリカに勝ってしまった。
 結果、日本・アメリカ・メキシコが一勝二敗で並び、失点率の天文学的僅差
(きんさ)日本が奇跡的に決勝に進んだのである。

 今大会のボブの存在は重要である。
 もし、彼の誤審がなければ、日本は次のメキシコ戦を背水の陣で迎えることはなかったであろう。
 もし、彼の誤審がなければ、メキシコはアメリカに対して十二分の力を発揮できなかったであろう。
 もし、彼の誤審がなければ、野球に関心のない人までが球場に足を運んだり、テレビ観戦することはなかったであろう。

 そう。ボブは今大会成功第一の功労者なのである。
 日本にとっては逆境の炎を点火させてくれた大恩人なのである。
 結果的に日本は奇跡の逆転優勝を果たしたわけである。彼に感謝することはあっても、悪く言うことは何もないであろう。

 第二回大会は三年後だそうである(「意地味」参照)
 もちろん、日本は今度も優勝しなければならない。連覇できなければ没落と思われてしまうからである。
 栄光は没落の始まりである。
 栄光のそのときから、すでに翳
(かげ)り始めているといっていいであろう。

 前代未聞の法王になったとき、道鏡はすでに翳っていた(「女帝味」参照)
 霜月騒動安達泰盛を滅ぼしたとき、平頼綱もすでに翳っていた
(「揉事味」参照)
 天保の改革を開始したとき、水野忠邦もすでに翳っていた
(「改革味」参照)
 真珠湾攻撃で大勝したとき、軍艦長門
(ながと)もすでに翳っていた(「軍艦味」参照)
 そうである。気づいていないだけなのだ。
 そしてこの人もまた、すでに翳っていることに気づいていなかった。
 今回は斜陽の帝王・後鳥羽上皇が引き起こした承久の乱をお届けしたい。

[2006年3月末日執筆]
参考文献はコチラ

「承久の乱」登場人物 

【後鳥羽上皇】ごとばじょうこう。千八百年目の永久政権「朝廷」の首魁。

【順徳上皇】じゅんとくじょうこう。後鳥羽天皇の子。

【藤原(葉室)光親】ふじわら(はむろ)みつちか。院近臣。按察使。

【藤原(中御門)宗行】ふじわら(なかみかど)むねゆき。院近臣。
【 尊 長 】そんちょう。ブレイン妖僧。後鳥羽上皇の側近。
【徳大寺公継】とくだいじきんつぐ。前右大臣。

【藤原兼子】
ふじわらのけんし。後鳥羽上皇の乳母。朝廷随一の女権勢家。
【 亀 菊 】かめぎく。後鳥羽上皇の愛人。元白拍子。

【藤原秀康】ふじわらのひでやす。院近臣武闘派の長。西面の武士。

【山田重忠】やまだしげただ。尾張山田荘住人。

【三浦胤義】みうらたねよし。検非違使判官。義村の弟。
【藤原秀澄】ふじわらのひでずみ。西面の武士。秀康の弟。
【佐々木広綱】
ささきひろつな。山城守。北面の武士。
【 押松丸 】
おしまつまる。藤原秀康の従者。

【 長屋王 】
ながやおう。奈良時代の政治家。右大臣(後に左大臣)。
【橘 諸兄】たちばなのもろえ。奈良時代の政治家。左大臣。
【源 頼朝】みなもとのよりとも。鎌倉幕府初代将軍。

【朝廷軍の人々】
【幕府軍の人々】

【国民たち】
【地主たち】
【比叡山の僧兵】

【民家の家族】

【大江広元】おおえ(の)ひろもと。政治顧問。鎌倉幕府初代政所別当。
【三善康信】
みよし(の)やすのぶ。鎌倉幕府初代問注所執事。
【三浦義村】
みうらよしむら。有力御家人。
【安達景盛】あだちかげもり。有力御家人。

【伊賀光季】
いがみつすえ。京都守護。
【春日貞幸】
かすがさだゆき。有力御家人。

【北条時房】
ほうじょうときふさ。相模守。義時の弟。
【北条時氏】ほうじょうときうじ。泰時の子。

【北条政子】
ほうじょうまさこ。尼将軍。義時の姉。

【北条泰時】
ほうじょうやすとき。侍所別当。義時の子。幕府軍総大将。

【北条義時】ほうじょうよしとき。鎌倉幕府2代執権。幕府の領袖。

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