★ やばいんじゃないかい? 北朝鮮は暴発してしまうのか!?
 〜奈良時代最大の暴発・藤原広嗣の乱!!

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北朝鮮は暴発するか?
1.ムカつくぜ 〜 藤原広嗣の左遷
2.キレたぜ 〜 藤原広嗣の怒り
3.戦うぜ 〜 板櫃川の戦

 戦争の足音が、ひたひたと迫りつつある。
「やあ、来たぜ」
 いきなり声をかけらたらどう対応すればいいのか、突然大勢であいさつに来られたらどう対処すればいいのか、平和憲法に縛られている日本は困り果てている。

「そうだ! 御主人様に守ってもらおう!」
 現時点では、それしか方法はない。だから、アメリカにゴマをする。パシリの役目も進んで引き受ける。何の恨みもないイラクへの攻撃にも、無理して協力しようとする。
「やめてやれよ」
 周囲の国々に止められても、アメリカは意地を張る。日本もアメリカがやる以上、ついていくしかない。
「いい子だいい子だ」
 アメリカはおつむをなでてくれる。日本はにんまりとする。
「良かった。これで守ってもらえる。たとえあの国が攻めてきたとしても――」

 その国は、平成十五年(2003)二月二十日、戦闘機「ミグ19」を韓国領空内に侵入させ、二十四日には日本海に向けて地対艦ミサイル「シルクワーム?」を発射、二十六日には寧辺(ニョンビョン・ヨンビョン)の原子炉を再稼動させた。

「げっ! いよいよ来るじゃないか!」
 日本は驚いた。あたふたした。
「落ち着け。まずは国民を安心させよう」
 そんな心配はいらない。国民たちは安穏である。無頓着である。こめかみに銃を突きつけられているのに、平和そのものである。緊張感が全くない。
北朝鮮は旧式の武器しか持っていないから、大丈夫だよ」
 旧式の武器であろうが、殺傷能力があることに変わりはない。

 アメリカでは、北朝鮮が暴発すれば、ソウルで百万人以上の犠牲者が出ると推測しているという。
 北朝鮮はキレるとまず、韓国攻略を目指すというのである。
 本当にそうであろうか?

 もし、私が金正日(キムジョンイル)総書記であれば(嫌だが)、まず、韓国より先に日本攻略を目指すであろう。
 日本さえ占領すれば、分断された同民族国家は自然になびき、友好国である中国とロシアは、しぶしぶ日韓占領を承認すると考えるのである。中露は当然、それなりの分け前を要求するであろうが。

 北朝鮮の元工作員も、日本の無防備さをバカにしているではないか。
韓国には潜入しにくいが、日本にはたやすく入れる」
 潜入しやすいということは、攻撃もしやすいということである。わざわざ強いほうを選んで戦いをしかける者は、そういないであろう。

 では、攻めてくるとすれば(怖いが)、どのように攻めてくるか?
 もし、私が金正日であれば
(やっぱり嫌だが)、手始めに――。
 おっと、危ない! 危ない! こんなことを雄弁に語ってどうするのだ。どこに北朝鮮の忍者でも潜んでいるかもしれないので、おいそれとしゃべるわけにはいかない。

 ただ、すでに先方が行ったり考えたりしていることは、列挙しても構わないであろう。
 化学兵器を使うのだ。
 生物兵器も使うのだ。
 核も、あったら使うのだ。手に入れば使うのだ。
 不審船を出撃させるのだ。
 工作員を暗躍させるのだ。
 美女にもあれこれさせるのだ。
 気球を飛ばすのだ。
 ポリタンクを流すのだ。
 わざと船やらゴミやらを座礁
(ざしょう)させてやるのだ。
 ミサイルも持っているだけ、花火のように打ち上げてやるのだ。
 などなど。これらおよび+αを組み合わせれば、おのずと北朝鮮の戦略が見えてくるはずである。

 怖や怖や。では、日本はいったい何をすればいいのか?
 一番大事なのは奪われないことであろう。
 北朝鮮には最新鋭の武器をそろえるカネはあるまいが、そんなものは強奪すればすむことである。なにしろ軍人の数は多いのだ。数だけなら、世界最強を誇るアメリカとも匹敵しているのである。

 怖や怖や。とりあえず、日本海側に無造作に並べてある原発を、どっかに片付けてほしい。イタズラされたらオオゴトになるし、普通のミサイルでも、プラス原発で核ミサイルになってしまう。

 誰だか忘れたが、北朝鮮の高官が言っていた。
「死を覚悟している者にかなう者はいない」
 覚悟はしていても、それを望んでいるわけではあるまい。
 仲良し小好し。
 本当はそれが一番いいのだ。そっちのほうが楽しいではないか。みんなみんな幸せではないか。違うかな。

 キタナイコトやキレイゴトはこのぐらいにして、今回は奈良時代最大の暴発戦争藤原広嗣の乱について御紹介する。
 人はなぜキレるのか?
 何をきっかけに暴発してしまうのか?
 その原因がわかれば、何らかの対応策が生まれてくるかも知れない。
 困ったときには歴史を検索してみるのも、一つの方法であろう。

[2003年2月末日執筆]
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参考文献はコチラ

「藤原広嗣の乱」登場人物 

【藤原広嗣】ふじわらのひろつぐ。大養徳守。大宰少弐。藤原宇合の子。

【藤和宇合】ふじわらのうまかい。参議。式部卿。藤原式家の祖。広嗣の父。
【藤原綱手】ふじわらのつなて。広嗣の弟。
【藤原広嗣の妻】玄ムと仲良し?

【大野東人】おおののあずまひと。参議。朝廷軍の大将軍。
【佐伯常人】さえきのつねひと。朝廷軍の勅使。

【藤原光明子(光明皇后)】ふじわらのこうみょうし。聖武天皇の皇后。

【藤原広嗣軍の人々】
【朝廷軍の人々】

【 玄 ム 】げんぼう。僧正。橘諸兄の政治顧問。宗教界の首領。

【下道真備】しもつみちのまきび。後の吉備真備。橘諸兄の政治顧問。
【橘 諸兄】たちばなのもろえ。左大臣。執政者。

【聖武天皇】しょうむてんのう。伝45代天皇。乱が始まると東国へ逃亡。