The Beatles

[The Beatles{John Lennon(8)|Paul McCartney(1)|George Harrison(7)|Ringo Starr(3)}(82曲)]

「ぼくらは街いちばんの盗人だったのさ。盗作の天才だな。」 ポール・マッカートニー(1984年12月のプレイボーイ誌でのインタビュー)
2001/02/05更新 掲示板
アルバム「Please Please Me」 ○「Love Me Do」 <「Hey Baby」/ブルーズ・チャネル 1962年春にイギリスでヒットしたテキサス人シンガー、ブルーズ・チャネル の哀しげな「ヘイ・ベイビー」のハーモニカ(デルバート・マクリントンが 演奏している。)をレノンは模倣している。 ○「P.S. I Love You」 <「Soldier Boy」/シレルズ Bフラットにサイドステップするコーラス部分の展開はシレルズの「Soldier Boy」 をモデルとしている。 ○「Please Please Me」 <「Cathy's Crown」/エヴァリー・ブラザーズ +「Please」/ビング・クロスビー +「Only The Lonely」/ロイ・オービンスン +「Tower Of Strength(恋のやせがまん)」/フランキー・ヴォーン +「カーメイン」/バチェラーズ(1962) ポール「ジョンが最初に作ったときのテンポはもっとゆっくりだった。 そうしたらあの高音部分とか、オービンソンの曲の特徴が全部詰まってるのが 分かるよ。(中略)で、ともかく、この曲のはじまりは、ロイ・オービンソン だった。それをちょっと変えたんだ。 大好きで熱中しているものを真似するところから始めるのは、いいことだよ。」 最大の影響はエヴァリー・ブラザーズが1960年に放ったヒット曲「Cathy's Crown」 だった。 レノンによるとインスピレーションになったのはロイ・オービンスンが1960年 にヒットさせた「Only The Lonely」だった。 ジョン・レノン「ラジオからロイ・オービンソンの『オンリー・ザ・ロンリー』か何かが聞こえてきて その曲から生まれたんだ、それと僕は昔からビング・クロスビーの歌の「プリーズ」の二度使い が面白いと思っていた。だからビング・クロスビーとロイ・オービンソンの組み合わせだな」 歌いまわしにもう一つの影響として考えられるのはフランキー・ヴォーンが 全英チャートのトップに送り込んだバート・バカラックの作品「Tower Of Strength(恋のやせがまん)」 だ。 「カーメイン」にメロディが似ている。 ○「Ask Me Why」 <「What's So Good About Goodbye」/Smokey Robinson and the Miracles 彼らのお気に入りのモータウン・グループ、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ の影響が窺える、初期のレノン・マッカートニー作品の一つと言えるだろう。 ギターのフレーズは1961年に出たミラクルズの「What's So Good About Goodbye」 を元にしている。(ヴァースをしめくくるファルセットや三連符) ○「I Saw Her Standing There」 <「Talkin' 'Bout You」/チャック・ベリー ポールはビート・インストゥルメンタル誌に、チャック・ベリーの "アイム・トーキング・アバウト・ユー"(1961年)からベースラインを 盗んだことを語っている。 「あれとまったく同じラインを弾いてみたら、僕らの曲にぴったりだった。 未だにこの話をしても、殆どの人は信じてくれない。だから、ベースのリフは オリジナルでなくていいんだと思ってるよ。」 実際かなり似ている。 ○「Do You Want Know A Secret」 <「ウィッシング・ウェル」 +「I Really Love You」/ステレオズ ジョン・レノン「僕がまだひとつかふたつの頃、母がよく歌ってくれた歌があった、、 、、その歌はディズニー映画からのもので、、、(略)、、、、僕の頭にはこの曲のイメージがあった」 "ドゥー・ユー・ウォント・ノウ・ア・シークレット"は、まだ作曲を始めていなかった ジョージのために書かれた曲だ。(中略) ジョンは二、三歳の頃、母親がよく歌ってくれた1937年のウォルト・ディズニーの アニメ『白雪姫』の"ウィッシング・ウェル"を基にして、この曲を書いたといっている。 ヴァース部分のメジャーセブンスについてハリスンは ステレオズが1961年に放ったR&Bヒット「I Really Love You」が 影響をあたえた、としている。 ○「There's A Place」 <「ゼアズ・ア・プレイス・フォー・アス」/レナード・バーンスタイン アイデアはポールの方がたくさん提供した。フレーズの基になった "ゼアズ・ア・プレイス・フォー・アス"の入ったレナード・バーンスタイン の『ウエスト・サイド物語』のサウンドトラックを持っていたのはポール だったからだ。 アルバム「With The Beatles」 ○「It Won't Be Long」 <「Loco-Motion」/リトル・エヴァ この時期のレノンとマッカートニーはほかのアーティストの曲を元にして オリジナルを作ることがおおかった。 この曲の場合レノンはリトル・エヴァが1962年にはなったヒット「Loco-Motion」 をとっかかりにしたのかもしれない。 ○「All I've Got To Do」 <「You Can Depend On Me」/Smokey Robinson and the Miracles ジョン「スモーキー・ロビンソンを目指して作った。」 全体的な歌詞と曲の冒頭のサスペンディッド・フォースは スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの 「You Can Depend On Me」をヒントにしたのかもしれない。 ○「Little Child」 <「I Got Find My Baby」/チャック・ベリー +「??」/エルトン・ヘイズ ハーモニカのメロディが「I Got Find My Baby」 メロディのインスピレーションは、1950年代のイギリスのフォーク・ バラード歌手エルトン・ヘイズだという。 ポール「彼の歌から少しメロディを頂戴した。"I'm so sad and only" の部分は、"Whistle my love、and I will come to thee、I'll always find you"から来てるんだ。まったく同じメロディじゃないけど、 僕の頭の中ではエルトン・ヘイズから借用したものだった。確かロビン・フッド の映画の曲だったな。」 ○「I Wanna Be Your Man」 <「フォーチュン・テラー」/ベニー・スペルマン +「Some Other Guy」/Big Three  ポール「"I wanna be your man"の部分は、ベニー・スペルマン の"フォーチュン・テラー"からいただいた(偶然にもこの曲はストーンズ が発売を中止したシングルのB面に収録されていた)。 僕らは盗んだ原曲を堂々とばらしていたよ。『これはマーヴェレッツ、 あれはシュレルズ』という具合に。僕らが尊敬するグループばかりだから、 堂々と、たとえ二音符でも盗んで誇らしく思ってたんだ。僕らの友達連中は、 どの曲を盗んでるか、すぐ言い当てたよ。」 コーラスの最後のブルージーな下降は当時レノンが入れ込んでいた 「Some Other Guy」を強く想起させる。 ○「Not A Second Time」 <「大地の歌」/マーラー 音楽評論家ウィリアム・マンは1963年12月17日付のロンドンのザ・タイムス紙で、 この曲のハーモニーは「(前略)そして最後に非常に自然な形でアイオリス・カデンツ が使われている」と評論した。 ○「All My Loving」 <「Da Doo Ron Ron(ハイ・ロン・ロン)」/クリスタルズ レノンは三連符の早いリズムギターを当時イギリスでトップだった曲クリスタルズ の「Da Doo Ron Ron(ハイ・ロン・ロン)」から頂いた。 アルバム「A Hard Day's Night(ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!)」 ○「I'm Happy Just Dance With You(すてきなダンス)」 <「Not Fade Away」/ローリング・ストーンズ ボ・ディドリー風のリズム・ギター・パターンは、そそらく2日前に 全英チャート入りしたローリング・ストーンズの「Not Fade Away」 がヒントになったのだろう。 ○「When I Get Home」 <「Can I Get A Witness」/マーヴィン・ゲイ ジョンは「Can I Get A Witness」をイメージして作ったそうだ。 ○「I'll Be Back」 <「Runaway(悲しき街角)」/デル・シャノン +「Jonny's So Long At The Fair」(traditional) レノンの個人的なお気に入りだったこの曲は、デル・シャノンの1961年の ヒット「Runaway(悲しき街角)」の下降するコードを元にしている。 ジョン・レノン「デル・シャノンの曲のコードを変えたものだ」 アルバム「Beatles For Sale」 ○「No Reply」 <「Silhouettes」/ザ・レイズ ジョンはこの曲はザ・レイズの"シルエッツ"を彼流にしたものだと語っている。 ザ・レイズが1957年にアメリカでヒットさせた「Silhouettes」にヒント を得ていた。 ○「Baby's In Black」 <「Jonny's So Long At The Fair」(Traditinal) この曲の12分の8拍子のリズムは「Jonny's So Long At The Fair」 に由来している。 アルバム「HELP!(四人はアイドル)」から ○「If I Needed Someone」 <「The Bells Of Rhymney」/The Byrds ギターのフレーズを似せている。 アルバム「Rubber Soul」 ○「Michell」 <「トランボーン」/チェット・アトキンス +「I Put A Spell On You」/ニーナ・シモン +「L'amour est un oiseau rebelle(恋はきままな鳥)」/ビゼー ポール「"ミッシェル"は、チェット・アトキンスのフィンガー・ピッキング・スタイル で書いてみた。(中略)アトキンスの"トランボーン"をベースにして、メロディ とベース・ラインのある曲を書きたいと思ったんだ。」 "アイ・ラブ・ユー"と繰り返すニーナ・シモンの"アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー" を聞いたジョンが、ポールのハミングした"ミッシェル"を聴いてこの部分をミドル・エイト に使う事を提案した。 ジョンは「プレイボーイ」誌のインタビュー中で「I Put A Spell On You」 の「アイラブユー」の節を取ったといっている。 レノンはニーナ・シモンの「I Put A Spell On You」からヒントを得て 3連の情熱的な叫びからなるFマイナーのミドル・セクションを付け加えた。 マッカートニーは後に「ミッシェル」のベース・ラインはビゼーっぽいといっているが 彼が指していたのはFからCへ半音づつ下降するギターがCarmenの 「L'amour est un oiseau rebelle(恋はきままな鳥)」をおもわせる 、ミドル・セクションの最後の4小節だろう。 (トニック・ドミナント・オクターブの音形をビゼーのハバネラ的なベース・ライン にたとえたものと思われる。) ○「In My Life」 <「ユー・リアリ・ゴット・ホールド・オン・ミー」/スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ +「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」/スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ +「Canon D-dur[カノン ニ長調]」/J.Pachelbel  ポール「頭にスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズを浮かべて曲を書いた。 "ユー・リアリー・ゴット・ホールド・オン・ミー"や"涙のクラウン" (*おそらく年代的に見て"トラックス・オブ・マイ・ティアーズ"であると 思われる)に大きな影響を受けてるね。自分の大好きな曲を参考にして、そのスピリット を抽出して、新しい曲を作ろうと試みるんだよ。(中略)スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ をインスピレーションに(中略)ギターのフレーズはスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ に感じがよく似てると思うよ。」 間奏で流れてるバロック風ピアノのメロディラインが「Canon D-dur[カノン ニ長調]」 ○「Run For Your Life(浮気娘)」 <「Baby, Let's Play House」/エルヴィス・プレスリー ジョンは1955年のエルヴィス・プレスリーの"ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス" の"お前が他の男と一緒になるくらいなら、お前が死んだほうがましだ"の部分を 基にこの曲を作っている。 冒頭のくだりを昔のプレスリー・ナンバー「Baby, Let's Play House」 からレノンは盗用している。 アルバム「Revolver」について ○「And Your Bird Can Sing」 <「Sorrow(悲しみ)」/マージーズ 転がるようなスウィングは当時マージーズがイギリスでヒットさせていた 「Sorrow(悲しみ)」がヒントだろう。 ○「Taxman」 <「I Got You」/ジェイムズ・ブラウン +「Get Out Of My Life Woman」/リー・ドーシー +「Somebody Help Me」/スペンサー・デイヴィス・グループ リズム面でジェイムズ・ブラウン「I Got You」、リー・ドーシー「Get Out  Of My Life Woman」、スペンサー・デイヴィス・グループの「Somebody Help Me」 の影響をそこここで感じさせる。 ○「The Word(愛のことば)」 <「In The Midnight Hour」/ウィソン・ピケット +「Papa's Got A Brand New Bag」/ジェイムズ・ブラウン リズムはウィルソン・ピケットの「In The Midnight Hour」や ジェイムズ・ブラウンの「Papa's Got A Brand New Bag」などの ソウル・シングルの影響をおぼろげに感じさせる。 ○「You Won't See Me」 <「It's The Same Old Song」/フォー・トップス フォー・トップスが当時ヒットさせていた「It's The Same Old Song」にもとづく3コード のトリックである。マッカートニーはお手本よりも1音半ピッチをさげて音程を広げている。 とはいえ、借り物であることは明白だ。 ○「Got To Get You Into My Life」 <「I Hear A Symphny(ひとりぼっちのシンフォニー)」/スプリームス +「Where Did Our Love Go(愛はどこに行ったの)」/スプリームス +「Baby Love」/スプリームス これはその当時、ホランド-ドジャー-ホランドがスプリームスに書いていた ヒット曲の数々を、意図的に模倣した作品であった。 四分音符のビートが「Where Did Our Love Go(愛はどこに行ったの)」 、「Baby Love」を連想させる。が、おおもとのモデルとなったのは 「I Hear A Symphny(ひとりぼっちのシンフォニー)」ではないかと推測される。 ○「Good Day Sunshine」 <「デイ・ドリーム」/ラヴィン・スプーンフル ポール「あれは、ラヴィン・スプーンフルの"デイ・ドリーム"を真似た、 伝統的な、殆どトラッド・ジャズ系の作品。彼らのあの曲はみんな大好き だった。"グッド・デイ・サンシャイン"は、僕が"デイ・ドリーム"に 似せて書いた曲。 アルバム「Magical Mystery Tour」 ○「Penny Lane」 <「Brandenburg Concerto(ブランデンブルク協奏曲第二番ヘ長調)」/バッハ 前日にBBCでみていたデヴィッド・メイソンのピッコロ・トランペット の演奏によるバッハのブランデンブルク協奏曲第二番ヘ長調を聴いて 感動したポールは次の日ミドル・エイトのソロ・パートを作曲した。 ○「All You Need Is Love(愛こそはすべて)」 <「La Marsei llaise」(フランス国歌) +「Brandenburg Concerto(ブランデンブルク協奏曲第二番ヘ長調)」/バッハ +「Greensleeves」(Traditonal) +「In The Mood」/グレン・ミラー ポール「"愛こそはすべて"はジョンの作品だ。僕や他のメンバーが出した アイデアといえば、最後の方で"シー・ラブズ・ユー"や"グリーン・スリーブズ" を歌ったりっていうアドリブの部分だね。」 「ラ・マルセイエーズ」、バッハの「ブランデンブルク協奏曲」、「Greensleeves」 そしてグレン・ミラーの「In The Mood」(この曲は著作権が生きていたため ビートルズはその出版社と法廷外で示談した) ○「Baby You're Rich Man」 <「Reach Out I'll Be There」/Four Tops ?????? アルバム「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」 ○「Fixing A Hole」 <「Good Vibration」/ザ・ビーチ・ボーイズ 間奏近くのベースラインが似ている。 アルバム「The Beatles」(通称ホワイト・アルバム) ○「Back In The U.S.S.R.」 <「バック・イン・ザ・U.S.A.」/チャック・ベリー +「Surfin' USA」/The Beach Boys +「California Girls」/The Beach Boys  これは1959年のチャック・ベリーのヒット曲とビーチ・ボーイズを パロディにしたものだ。 また当然タイトルからして「Surfin' USA」を意識している。 コーラス自体はどれかを上げるならば「California Girls」似 マイク・ラブ(ビーチ・ボーイズ) 「(前略)、、、、ビーチ・ボーイズのパロディをやるのは、 彼らのユーモア精神だよ。」 ポール「"バック・イン・ザ・U.S.S.R."はチャック・ベリーの "バック・イン・ザ・U.S.A."の物真似だった。(中略)それから ビーチ・ボーイズ・スタイルのハーモニーも加えたよ。」 ○「While My Guitar Gently Weeps」 <「アンジー」/デイヴィ・グレアム Amから降りてくるコード進行。 ○「Mother Nature Sun」 <「ネイチャー・ボーイ」(Traditonal) ポール「"ネイチャー・ボーイ"という歌が昔から好きだった。(中略) "マザー・ネイチャー・サン"はこの曲にインスパイアされて出来たんだ。」 ○「Revolution 9」 <「交響曲第7番」/シベリウス +「フォンタナ・ミックス」/ジョン・ケージ 2分13秒から5分53秒の間に何度かあらわれる使われている雑多なシンフォニーは、 シベリウスの「交響曲第7番」の最後のコードをループにしたものである。 当時のNMEなどには「フォンタナ・ミックス」のパロディなどと 皮肉を込めて書かれていたそうです。 ○「Good Night」 <「True Love」/コール・ポーター このレノンのバラードはハンブルク時代のレパートリーに入っていた コール・ポーター作の「True Love」をそれとは気づかずに模倣してしまった ナンバーである。 ○「Cry Baby Cry」 <「Sing A Song Of Sixpence(6ペンスのうたをうたおう)」(マザー・グース) マザー・グースの「Sing A Song Of Sixpence(6ペンスのうたをうたおう)」 に似ている。ちなみにこのうたの中には"ブラックバード"がでてくる。 ○「Long Long Long」 <「Sad Eyed Lady Of The Lowlands(ローランドの悲しい乙女)」/ボブ・ディラン(Blonde On Blonde) ハリスンの声域にあわせて1音半あげられてはいるが、ボブ・ディランが 「ローランドの悲しい乙女」で用いた3拍子の進行を元にしている ○「I'm So Tired」 <「(Got My Mind)Set On You」/ジェームズ・レイ 引用部分があるそうです。 ○「The Continuing Story Of Bungalow Bill」 <「Stay As Sweet As You Are」/レイ・ノーブル この曲にはレイ・ノーブルの'30年代のスタンダード 「Stay As Sweet As You Are」をなかば意識的に 流用したコーラスがある。 アルバム「Yellow Submarine」 ○「All Together Now」 <「ジャンピング・アラウンド・ザ・ルーム」(Traditinal) ポール「よく親戚の子供たちに歌を歌ってあげてたんだけど、その中に "オール・トゥギャザー・ナウ"によく似た"ジャンピング・アラウンド ザ・ルーム"という歌があってね、、、、。」 ○「It's All Too Much」 <「Trumpet Voluntary(プリンス・オブ・デンマークス・マーチ(デンマーク王子のテーマ))」/ジェレマイア・クラーク +「Sorrow(悲しみ)」/マージーズ ーこの曲の終わりの方では、ジェレマイア・クラークの"プリンス・オブ・デンマークス・マーチ" やマージーズの66年のヒット曲である"ソロウ"などが使われていますよね。 ジョージ「フェイド・アウトのところでだろ?そうだよ。あの"君の長いブロンド の髪の毛に/君の青い瞳"っていうくだりね。まぁ、あれはたまたまああいう大げさなエンディング を考えてて、それがあそこで使われたっていうもんなんだ。(中略) ただね、僕は数年前に僕はいきなりあのくだりのせいで訴えられそうになったんだよね。 (中略)もうただの無視を決め込んだよ(中略)もう、あまりにもばかばかしくてお話にならないと思ったからさ」 ジョージ「その一方で、たとえばテキサスというグループの"ブラック・アイド・ボーイ"っていう 曲について人からいろいろいわれたりして、みんなが『連中はあんたの曲をパクってるよ』っていってきたりするんだよ。 (中略)でもぼくたちはこういうことで人を訴えたりするのに昔からあまり関心はないんだよ。 (中略)そういうのを訴えることに意味を全然見出せないんだ。もし意味があるんだとしたら (中略)つまり、他人をダシにして金儲けもできるんだっていうね。」 ジェレマイア・クラークの「デンマーク王子のテーマ」を引用したトランペット。 またマージーズの「Sorrow(悲しみ)」を盗用している。 アルバム「Abey Road」 ○「Come Together」 <「You Can't Catch Me」 /チャック・ベリー ポール「ジョンが最初に元気のいい曲を持って来た。それがチャック・ベリー の"ユー・キャント・キャッチ・ミー"に似ていることを僕が指摘した。 ジョンもそのことは認識していて、『あの曲からかけ離れたものにしないとな』 と、、、、」 ジョン・レノン「さりげなくチャック・ベリーふうにかいたんだ。(略)僕が影響を 受けた事を認めたんで裁判になった」 ジョンの著作権侵害は、チャック・ベリーの曲を所有するモリズ・レヴィの 目に留まった。この曲はジョンのベリーに対する愛情溢れるトリビュート 作品であることは明らかだったが、マフィアとコネクションのあるレヴィは70年代初期 にジョンにロックンロール・アルバムを作らせ、自分の経営会社アダムVIIIリミテッド に独占通信販売をさせることを認めさせた。(いわゆる「ROOTS」事件) ○「I Want You(She's So Heavy)」 <「Coming Home Baby」/メル・トーメ メル・トーメが1962年にヒットさせた「Coming Home Baby」に似ている。 Aマイナーなブルージーなメロディ。 ○「Oh! Darling」 <「Coquette」/Fats Domino(1958) ジャッキー・ウィルソンを偲ばせる、50年代風のロックンロール・バラードで ポールの作品である。 ピアノはファッツ・ドミノ、ヴォーカルはリトル・リチャードが元ネタであろう。 ○「Something」 <「Something In The Way She Moves」/ジェームズ・テイラー  出だしの部分を参考にしている。 ○「Because」 <「Piano Sonata in C Sharp minor, opus 27 number two "The Moonlight Sonata"(ピアノ・ソナタ14番嬰ハ短調第一楽章(月光))」/ベートーヴェン ジョンの"ビコーズ"はベートーヴェンの"月光"にインスピレーションを 受けたものだ。(中略) ジョンは彼女(ヨーコ)が弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第十四番 作品二十七第二楽章に心を奪われた。ソファに寝そべって聴いていたジョン は、ヨーコに曲を逆さまに弾いてくれるように頼んだ。 ジョンがそこから曲を作ってみると、出来上がったものは逆バージョン 以上のものだった。 ジョン・レノン「ヨーコがピアノで『月光』を弾いていた。彼女はクラシックの教育を 受けていたからね。そこで僕が「今のコードを逆から弾いてくれ」と頼んで弾いてもらい 、それを「ビコーズ」にしたんだ」 レノンはヨーコ・オノが弾くベートーヴェンのピアノ・ソナタ14番嬰ハ短調第一楽章 (月光)の「アダージョ・ソステヌート」からインスピレーションを受けた。 Cシャープ・マイナーのスリー・パート・ハーモニーのことである。 ○「Sun King」 <「Albatross」/フリートウッド・マック ビートルズはこのキッチュな作品に、フリートウッド・マックの1969年 のヒット曲「Albatross」からとったメインのギターフレーズをつけた。 ○「Golden Slumbers」 <「ゴールデン・スランバーズ」/トーマス・デッカー ポールはこの曲をリヴァプールの父の家、レンブラントで作曲した。ジム・マッカートニー が再婚して、ポールには義妹ルースが出来た。ピアノに置かれた彼女の楽譜の 中には、トーマス・デッカーの子守り歌"ゴールデン・スランバーズ"があった。 「歌詞がものすごく気に入った」とポールは言う。 この曲はデッカーの『ザ・プレザント・コメディ・オブ・オールド・フォーチュネイタス』 として1603年に世に出た作品なので、著作権侵害は問題にならないだろう。 Am7-Dm-G7-Cのコード進行と歌詞が同じ。 ○「The End」 ポール「僕はちょっと意味のある二行連句で締めくくりたくて、シェイクスピア を真似て二行連句、クプレを書いてみたんだよ。」 ○「Her Majesty」 <「They're Red Hot」/Robert Johnson 元々この曲はアルバム収録予定でなく、お遊びだったようですが、エンジニアが勝手にマスターテープに くっつけてそれをポール・マッカトニーが気に入ってそのままにしておいたという エピソードがあります。 アルバム「Let It Be」から ○「Let It Be」 <「Air(G線上のアリア)」/J.S.Bach from 「Orchestersuite Nr.3 D-Dur BWV.1068(管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068)」(1729〜31) +「Hark! The Herald Angels Sing(あめにはさかえ)」(賛美歌) (1739作曲,1846年編曲)/作曲メンデルゾーン・編曲ウィリアム.H.カミングス アルバム中ではこの曲の始まる寸前にジョンは「次は”あめにはさかえ”をやるよ」と言っている がジョークだとおもっていたら、実はほんとに似ているそうです。 それとイントロのピアノの下降していくメロディが「Air(G線上のアリア)」っぽい。プロコルハルムっぽいとでもいいましょうか。特にブートで聞ける初期バージョンはバッハっぽい。 ○「I Me Mine」 映画ではジョージがリンゴにこの曲を聞かせる場面があるが その前日に自宅のテレビでみたオーストリアの行進曲をヒントに 書き上げられた。 アルバム「Past Masters Volume1」 ○「I'll Get You」 <「オール・マイ・トライアルズ」/ジョーン・バエズ ポール「コードも面白いよ。"It's not easy to pre-TEND"、 この部分は僕が持っていたジョーン・バエズのアルバムの中の "オール・マイ・トライアルズ"から頂いた。」 ○「I Call Your Name」 <「My Boy Lollipop」/ミリー 4月から6月にかけてイギリスで大ヒットを記録したミリーの「My Boy Lollipop」 で取り入れられてたスカという新しいリズムを取り入れたのだろう。 アルバム「1962〜1966」 ○「Paperback Writer」 <「Frere Jacques」(フランス童謡) この曲のボーカル・ハーモニーはビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』 を真似たものだった。 レノンとハリスンはコーラスを真剣に歌っていない、2番目のヴァース/コーラス で彼らはフランスの童謡「Frere Jacques」を歌っているからだ。 ○「I Feel Fine」 <「Match Box」/カール・パーキンズ +「Watch Your Step」/ボビー・パーカー  ジョージ・ハリスンによると、ギターソロが「Watch Your Step」で、後は 車の中で「Match Box」を三回歌っているあいだに変形させたらしい。 アルバム「1967〜1970」 ○「Hey Jude」 <「Save The Last Dance For Me」/ザ・ドリフターズ ザ・ドリフターズの「Save The Last Dance For Me」を聴きながら作ったという 有名ではないがマニアは知っている(笑)エピソードがある。 ちなみにビートルズ最大のヒット曲。"ラストダンスはあなたと"と"ヘイ・ジュード" を同時にかけてみるとよい ○「Lady Madonna」 <「Bad Panny Blues」/ハンフリー・リトルトン ポール「あの曲はファッツ・ドミノを想定して書いた。」 ○「The Ballad of John and Yoko」 <「Lonesome Tears in my Eyes」/ジョニー・バーネット・トリオ エンディングなどを露骨に参考にしている。また 現在廃盤のCDではあるが「Live At BBC」の日本のブックレット でもこの件について言及されている。 その他 ○「I'll be on my way」 from 「Live at BBC」/Lennon&McCartney < 「Don't Ever Change」/クリケッツ イントロ。 ○「Cry for shadow」 from 「Anthology 1」George Harrison&Paul McCartney <「フライトンド シティ」/Shadows Georgeが初めて作った曲だそうだ。タイトルからしてShadowsを意識している。 ○「12Bar Original」 from 「Anthology 2」/Lennon/McCartney/Harrison/Starky < 「Stoned」/The Rolling Stones ストーンズ研究本にはこう書かれてたが、、。 ○「Christmas Time(Is Here Again)」 <「蛍の光」(trad) ラスト。ジョンの語りのバックです。 オリジナルテイクには入っていないので、あしからず。 95年に編集で付け足した部分です。
「僕らの曲をオリジナルだなんていわないでくれありゃあ、全部パクリだよ!」 ジョンレノン(レイ・コールマンに語った言葉)

John Lennon ○「Nobody Told Me」 <「Mama Said」/シュレルズ メロディの借用。     ○「Criiple Inside」     <「Black Dog Blues」(traditional)     メロディほとんど同じ。ゲットバックセッションでも演奏されている ○「Steel and Glass」from 「Walls and Bridges」 < 「Babe,I'm Gonna Leave You」/Led Zeppelin from 「Led Zeppelin」(1969) イントロからヴォーカルが入ってサビの部分まで。コード進行と同じといってもいいし、同じAmのキーのクリシェで、しかもアコー スティックのアルペジオで曲が展開して いくところがそっくり。 ○「Old Dirty Road」 from 「Walls and Bridges」 <「Ain't Going Down That Dirty Road」/Charley Patton from 「?」(?) ○「What You Got」 from 「Walls and Bridges」 <「Lip it up」/Little Richard ○「#9Dreams」 from 「Walls and Bridges」 <「Many Liver To Cross」/Harry Nilsson from 「Pussy Cats」 ストリングスのアレンジ ○「Instant karma!」 from 「Lennon Legend」 <「Three Blind Mice」(イギリス民謡) ○「(Just Like)Starting Over」 from 「Double Fantasy」(1980.11) <「Only The Lonely」/ロイ・オービンソン +「I Want You,I Need You,I Love You」/Elvis Plesley ”I Want You,I Need You,I Love You”の歌いまわしを意識してやっている。 再出発にあたって自分のルーツに戻る事を意識したそうだ
Paul McCartney    ○「Must Do Somthing(About It)」/Wings <「Will Talk About It Tommorow」/マインドベンダーズ ○「Wide Prairie」/Linda McCartney from 「Wide Prairie」(1998.10.26) <「Country Road」/ジョン・デンバー カントリーっぽいと、どうしても似てしまうものなのかもしれません。
George Harrison ○「All Things Must Pass」(All Things Must Pass)Nov 1970 <「The Weight」/The Band(Music from Big Pink)1968 カントリーな感じにインスピレーションを受けたと語っています。 注目すべき点は「Get Back Session」で「All Things Must Pass」を 演奏した後に「The Weight」をやっている点だろう。 ○「My Sweet Lord」(All Things Must Pass)Nov 1970 <「Oh Happy Days」(Traditional) シフォンズの「He's So Fine」も「Oh Happy Days」を 元曲に書かれている物なので、両者が似てしまうのは 必然である、とジョージは法廷で言っていましたが、結局の所 裁判官にはそこら辺は無視されたようです。 「Oh Happy Days」は”スピリチュアル・ソング”として有名 ○「It Is He」(Dark Hose)9 Dec 1974 <「バジャン」(Traditional) リフレイン部分が宗教歌「バジャン」のシンコペーション版 だとジョージが言っている。 ○「It's What You Value」(33 1/3)1976 <「All Right Now」/Free リフ ○「Gone Troppo」(Gone Troppo)27 Oct 1982 <「All Sold Out」/The Rolling Stones(1967) メロディー ○「Cloud Nine」(Cloud Nine)1987 <「Cloud Nine」/Temptations 僅かに影響が見られる。 ○「Fab」(Cloud Nine)1987 <「This Pullover」/ジェス・コーラッド +「A Day In The Life」/The Beatles(サージェントペパー、、、、) +「I Am The Walrus」/The Beatles(マジカルミステリー、、) メロディーの一部を「A Day In The Life」から拝借 コーラスのウ〜〜〜を「I Am The Walrus」からサンプリング。
Ringo Starr ○「No No Song」作曲 Axton/Jackson(Goodnight Vienna)1974. <「スコキアーン」(traditional) アクストンはプレスリーの「ハートブレイクホテル」の作者として有名。 ○「Husbands And Wives」作曲 Miller(Goodnight Vienna)1974. <「Little Green Apple」/ロジャー・ミラー 使いまわしだそうです。 ○「Lady Gaye」作曲 Poncia/Starkey/Ward(Rotogravure)1976 <「Gaye」/クリフォード・T・ワード(1973) +「Tracks Of My Tears」/Smokey Robinson and the Miracles 最初はまったくそのまま無許可で使わせてもらおうと思っていたらしいが 前年にジョージ・ハリスンの盗作裁判の結果がでたことを考慮して事前に 元の作者に認可をもらった作品。       またリンゴ本人は「Tracks Of My Tears」の露骨なパクリだと表明している。