役に立つかもしれない(立たないかもしれない)ヒント


ここに書いてあることは私にとってうまく行く方法ですが
指のかたち等は人それぞれですし、個々のプレーヤーによって違うことは当然です
というわけで、うまく行かなくても責任はとりません


アルトでの高いFの音を出しにくい楽器で確実に出すには、Fの指使いにくわえて
左手の薬指で3の穴の下方をわずかに押さえると
難なく発声します。
これがうまくいかない楽器もあるようです


こそくな指使いの工夫
中音のソと高いミを速く交互に吹かなくてはならないとき
高いミのときの右手4,5の指はそのままで左手を全部離せばソが出ます

中音と高音のファの速い交代もややこしい指ですが
これも右手の4,5を置いたまま
左手の1と3(あるいは1と2)を交代すると安定して吹けます

中音のラ、シ、ド#、レと上行する速いフレーズのとき
シの指のまま左手の薬指を上げてド#を出します
うまくいかない楽器もあるかもしれません

中音域のラとソの交代は雑音が混ざりやすく、ラとソの交代するトリルは一般に行われている
23+45 だと発音の違う二つの音の交代なのでポコポコ言います
大阪のF先生に良いのをおしえていただきました
トリルの最初のラは普通の指で
次のソは1234567と親指以外は全部おさえ
トリルは右手5の指(中指)で行う、というものです
お試し下さい

このような指使いがいくつもあります
フレーズに応じてトリルの指使いなどから自分で工夫するしかないかな〜


指がワシの指のように曲がっているとあまり速く動きません
自然に指が伸びている方が脱力して速く動きやすいもの
場合により右手だと指の頭でなく、第一関節の近くあたりでおさえることになります
最低音はむしろその方が失敗がない


リコーダーの弱音器
普通の紙を幅3mm長さ3cmぐらいに切ってウィンドウェイのラビウム側(吹き口の反対)から
ウィンドウェイに差し込むと
音は聞こえるけど、全く弱くなります
紙を突っ込む長さで音量の調節が可能です
旅先のホテルなどで練習するときのために。。。

この紙なのですがあまり弱いと濡れてちぎれることがあります
水に強くてずっと使えるのはスナックの入れ物などに使われている
アルミのような、ちぎれにくい包みです
この包みの端の硬いところを切って使うとウィンドウェイに入れるのも簡単です

高音での親指穴の押さえ方は音により少し異なり
Fは親指穴の右側にごく細い隙間を作るとでやすいが
Dは親指の穴をあまりふさがない方が明るい音で出やすい
あまり狭くすると発声しにくいことがあります

一般に高音を出しそこなうときは指よりも十分な息圧がかかっていないことが多いです

アンサンブルで落ちないために

2拍子、4拍子なら一拍目と三拍目を左脚で
二拍目と四拍目を右足でとる
3拍子は困るのですが、速い曲なら一小節を一拍で取る

いつも落ちるところが決まっているなら、復帰ポイントを探しておく


水滴を吹き飛ばすには
演奏中には、吹き口から、プシュッと吸い込むしかないときもありますが
可能なら健康上からは吹き飛ばす方がよい
このときラビウムに指が当たらないように注意が必要です
リコーダーを前から見たときの頭部管の四角い穴(ウィンドウェイとラビウムの間)の
一番吹き口に近いところに指を横切るように置けば
音が出ずに水滴を飛ばせます
穴を全部ふさいだり、穴の中に指を突っ込む必要はありません


リコーダー立て
リコーダーを吹いたら、管の内側を良く拭き、ウィンドウェイの水滴を完璧に吹き飛ばし、
ケースでなく
試験管立てのようなリコーダー立てに
3つの管を別々にたてておきます
これが一番楽器にはよさそうです
試験管立て風リコーダー立ては自作するか、売ってるものもあります


リコーダーストラップ
リコーダーを安定して支えようとしても中音のソなどは押さえている指が少ないので
ぐらぐらします
このためにサムレストなどを使う人も結構います
テナーより大きい楽器では必須です
またいくらアルトリコーダーでもある程度の重さがあり
できれば手からその重さを解放してやれば動きが軽快になるかもしれません
ということで

このようなひもにストッパー(クランプ)をつけたものを中部管に回し
頭部管のふくらみでとまるようにします
首に回す部分はもう一つのストッパーで調節します
ちょっと格好はよくないけど実用本位のリコーダーストラップができます
私は今は常にこれを使っています


リコーダーの選び方

少し大きい楽器屋さんで4-5本リコーダーを準備してもらうのがベストです
数本の中から自分好みのリコーダーを選ぶのはたいてい簡単です
電車にのって銀座ヤマハまで行く価値があるかもしれません

すべての音をゆっくり吹いてみます
速いスケールやアルペジオを吹いている人がいますが、これは格好つけているだけです

ダブルホールの音(アルトでf#とg#)はもともと弱い音です
そこそこ出しにくくなければ満足します

アルトのC#(ソプラノのg#)は大事な音でニ短調やニ長調、イ長調では頻出します
もしこの音が出しにくいようだったらその楽器は避けましょう

一番下のFとGも重要です
これらの音はリコーダーではやはり弱く、ろうろうとした低音、というのはいい楽器でもなかなか無理です
そこそこいい音ででれば満足します

中音域(中音のCから上のCまで)は最も重要です
いい音で、反応がよい楽器を選びます
すこし息を大きく吹き込んだときに良い楽器はより豊かな
輝かしい音を出してくれます


良い楽器は高音が出しやすいです
初心者にとって高音が出しやすいことは上級者よりも重要です
アルトの上のD(ソプラノのA)はよく使いますので、この音が簡単に出る楽器を選ぶことをお勧めします
もしその上のFが簡単に出るならそれはすごくいい楽器です
High Fをピアノで吹ける楽器はすばらしい楽器です
一方その上のGとかすぐ下のEは大抵の楽器では問題なく発声します
その下のEフラットはかなりの楽器で若干高めです
これは指使いで対応可能ですので、この音が高いからといっても排除する理由にはなりません

チューナーを持っていくのは私はかえって迷うような気がします
音そのものが気に入ったら多少のピッチの悪さは何とかなるものです
経験のある人についてきてもらうのはいいかもしれませんが
結局吹くのは自分ですから、自分の気に入った楽器を買うのがいいように思います

基本的には良く鳴り、高音が出しやすい楽器は高価ですが
良い楽器は吹きやすく、音が出にくいのを楽器のせいにできないし
予算の許す範囲で一番良い楽器を買うのが上達は早いように思います