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1.「薄紫」のリンドウの花をスケッチします。
で、今回制作する絵は「歩射」。
参考に小笠原流弓道の門人の方がたを鎌倉八幡宮の道場にて撮影させていただいた写真を資料に使っております。
まずは、鎌倉といえば「源氏のささりんどう」ということで、リンドウ。
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2.りんどうのスケッチです。
鉛筆は使いません。いきなり、楮紙に面相筆でスケッチ。
『下絵』なので「墨の濃淡」は意識しません。野外でしたら「筆」の穂先のついた「筆ぺん」が便利です。
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3.「歩射」 射手の今回の資料に、小笠原流弓道の門人の方方のお稽古風景を参考にさせていただきました。
実際鎌倉八幡宮、明治神宮等、各地で奉納される弓の儀の際には、絵に描いたような、装束(女性は水干、男性は直垂)を着て行われます。
手前は「歩射」の方。 奥に写っているのはなんと流鏑馬の「騎射」の方がた。 普段は、木馬に乗って稽古されているのだそうです。 木馬に乗っても上手く射れないものか、本物の馬で射れるはずがない・・・ということで黙々と・・・ いえ、かなり激しい掛け声とともに練習されておりました。
圧倒です。
歩射の方も奥が深く、『歩き方』『座り方』等から始まります。 射て的に当たればよいというもんじゃなく、やはり「美しく」なくては価値がないという『武士の美学』が生きています。 ちょっとだけご指導いただきましたが、現代風の歩き方になれてしまっているので、ただ歩くだけでもきつい・・・。
でもこれが出来ないと、弓を引くところまでいけません。 何事もローマは一日にしてならずであります。
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4.次に、『射手』の制作。
参考の資料を見ながら制作。
楮紙にやはり面相筆で、墨の濃淡は意識せず書きます。 鉛筆は使いません。
これを下絵にします。
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5.おのおのの下絵が出来上がったら、本描き用の和紙(画仙紙でも和紙でも好みの和紙に。)の下にしいて、写し取ります。
リンドウは、花を「釣勒法」で。葉は下絵どおりの輪郭線で描かずに「没骨法」で描きました。使用した筆は小筆。
このとき、筆に一旦、水を含ませ、余分な水気を懐紙等でぬぐって、墨を筆の穂先につっかけます。
そうすることで、人物の線も植物の線も、黒一色にならず、線の中にも「墨」の濃淡が生まれます。
人物は花の後ろ側にくるように配置。
角度等、微調整しながら写し取って、『本描き』の下絵が完成です。
これに着物の文様や彩色を施して仕上げます。
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6.弓の矢といい、弓の弦といい、直線が多いです。
フリーハンドでは描けませんので、ガラス棒を使います。
筆とガラス棒を片手に二本もって、箸を持つようにして持ち、筆もガラス棒もかなり倒しておいて、定規の縁にあてて、線を引きます。
筆を立てすぎると一定のラインがひけません。
墨の量もにじまないように、濃い目にしておきます。 いっきに早く滑らせると引けません。
一定の速度で線を描きながら紙に墨をしみこませるように引きます。
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7.「歩射図」彩色完了。
彩色は「顔彩」と「銀泥」使用。
直垂は「大紋」直垂にしました。
携帯カメラでの撮影なのと、「裏打ち」をしていないので、紙が波うってますが・・・・。
作品として仕上げるときは、絵を描いた「本紙」の裏に厚い和紙を糊で貼り付けます。これを「裏打ち」といいます。
裏をうつと、作品を描くときに出来た紙のしわが伸び、また色彩がはっきりとします。
その状態で額に納めます。
2009.10.10 |

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