トルコの年中行事と挨拶の言葉。

 

トルコの年中行事とそれにまつわる挨拶の言葉です。

「こんなときどういうの?」と思われる言葉がありましたら、掲示板にてご質問ください。「こういう言い方もある」ってときはまた教えてくださいね。

 

トルコの国民の祝日

1 月 1日

ユルバシュ(お正月)

4 月23日

ウルサル エゲメンリキ ヴェ チョジュクバイラム(国民主権とこどもの日)

5 月19日

アタトゥルク アンマ、ゲンチリキ ヴェ スポルバイラム(アタトゥルク追悼、若者とスポーツの日)

8 月30日

ザッフェルバイラム(勝利の日)

10月29日

ジュムフリエット バイラム(共和国記念日)

 

上記の5日は、基本的に学校・官公庁・大企業はお休みで、アンカラ(アヌトカビル他)やイスタンブル(ヴァタンジャッデシ他)でパレードがあります。

それぞれの記念日(チョジュクバイラム・ゲンチリキバイラムはこの省略形で)+kutlu olsunで「〜記念日おめでとう」になります。「kutlu」とは「幸運な」の意味で、「kutlamak」で「祝う」です。「olsun」は「〜なりますように」です。

 

イスラムの宗教的行事

行事  

イスラム暦

2005年

(2004年)

クルバンバイラム(犠牲祭)

ズルヒージェ月10・11・12・13日

1月20・21・22・23日

(2月1・2・3・4日)

ヒジリ ユルバシュ(イスラム新年)

ムハッレム月1日 

2月10日

(2月21日)

アーシュレーギュニュ(アシュレーの日)

ムハッレム月10日

2月19日

(3月1日)

メヴリド カンディル(カンディルの日)

レビウレッヴェル月11・12日 

4月20・21日

(5月1・2日)

ウチュ アイラル(ラマザンがおわるまでの3ヶ月の始まりの日)

レジェップ月1日

8月6日

(8月17日)

レガーイブ カンディル(カンディルの日)

レジェップ月3・4日

8月11・12日

(8月19・20日)

ミラチ カンディル(カンディルの日)

レジェップ月26・27日

8月31日・9月1日

(9月11・12日)

ベラト カンディル(カンディルの日)

シャーバン月14・15日

9月18・19日

(9月29・30日)

ラマザン(断食の始まる日)

ラマザン月1日

10月5日

(10月15日)

カディルゲジェシ (カディルの夜)

ラマザン月26・27日

10月30・31日

(11月9日・10日)

シェケルバイラム(断食開けの砂糖祭)

シェッヴァル月1・2・3日

11月3・4・5日

(11月14・15・16日)

                                   

宗教的な行事のときのお祝いの言葉は上記の「クトゥル オルスン」ではなく、「ムバッレキ オルスン」を使います。ムバッレキとは「神聖な・ありがたい・すばらしい」といった意味になります。

簡単に「ハユルル バイラムラル」「ハユルル カンディルレル」ということもできます。「hayirliハユルル」というのは、「幸せな・良い」といった意味で、「iyi(良い)」の宗教的言い方、ひとつ格上の言い方で、「イイギュンレル(良い一日を)」「イイアクシャムラル(良い夕方を)」などの挨拶も、「イイ」の代わりに「ハユルル」というと、ちょっと素敵な感じです。

 

すべての宗教行事で、良い行いにあたるようなことをした人やお祈りをした人には「allah kabul etsin(アッラーがあなたの行いを受け入れてくださいますように)」といいます。

 

ちなみに結婚する人へは「HAYIRLI OLSUN」「tebrik ederim/tebrikler(おめでとう)」「allah mesut etsin(アッラーが幸せにしてくれますように)」ということが多いです。

病気や事故(アッラーコルスン!アッラーが守ってくれますように)の人には「gecmis olsunゲチミシオルスン(過ぎ去ったこととなりますように)」といい、

惜しくもお亡くなりになられた方の遺族には「basiniz sagolsun(あなた方の頭が健やかな状態になりますように)」といいます。これらはできればいいたくない言葉ですけれども。

「ゲチミシ オルスン」については、もっと軽く、試験が終わったときなんかにも使いますし、散髪し終わったとき、ハマムでこすられた跡なんかにも使います。

 

各行事について(一般的な過ごし方)

クルバンバイラム 

犠牲祭で、バイラム中は休日になります。

この日は、購入した羊や牛を宗教的なやり方にのっとって解体し、その肉を親戚・知人・友人・近所の人をはじめ、ほかに貧しい人がいれば、すべての人に分け与えます。

イスタンブルなどの都市部では、衛生上「解体場」が設けられ、他のところ(家の前・庭など)で切ると、罰則があるようになっています。

もちろん、お祈りをしたりといったこともありますが、ほとんどは親戚周りなどで費やされます(もちろん、そういったことをしないで、完全に休暇にする人もいます)。

奥様方は前もって自家製バクラヴァを作っておき、来客者に配ります。バイラムでは胃が重く、太るのが悲しいです。

 

イスラム新年

この日に特別なのか行事をした覚えはありません。もちろん敬虔な方は何かされているのかもしれませんが、ほかのバイラムほど重要視されていない嫌いがあります。

 

アシュレーの日

たしかこれは「ノアの箱舟」の話と縁があったはず。穀物(麦・粟・米・芋・栗・豆・ナッツ類・干しぶどうなど)をあまーく煮込んでつくったアシュレーを家で作って、コレもまた人々に配って歩きます。この日にヘルヴァを作ることもあるようです。

 

カンディルの日とカディルゲジェスィ

カンディルのは、それぞれの理由があって、さだめられています。

メヴリュトカンディルは預言者ムハンメドの誕生日。レガーイプカンディルは「ウチュアイラル(上参照)」が始まったあとのはじめの金曜日を祝います。ミラチカンディルは預言者ムハンマドがアッラーにより、空の高みに引き寄せられた日を祝います。ベラートカンディルは一年の豊穣と運命、未来をアッラーによって定められた日とされ、それを祝います。カディルゲジェスィはラマザン月の27日目にあたり、アッラーより預言者ムハンメドに初めてコーランの言葉が伝えられた日とされています。

カンディルの日はヘルヴァを作り、カンディルシミットと呼ばれる、さくさくクッキーを食べます。親類縁者を訪問したり、電話したりします。もちろん、お祈りをする人も多く、「いつもより願いがかなえられる可能性が高い」と言う人もいます。

 

ラマザン月

断食月です。このラマザン月の30日間、朝の日の出から夕方の日の入りまで、なにも食べたり飲んだりしてはいけません。性交渉もだめだそうです。お酒は全日にわたってだめです。(もちろん、食べる人飲む人は個人の自由です)

夜の4時ごろに目覚ましの太鼓の音が聞こえ(ボランティア?といいつつ、ラマザンがおわると、バクシーシを要求してきます)、それとともに起きて、「サフル」と呼ばれるご飯を食べます。ご飯には決まりはなく、何を食べてもいいし食べなくてもかまいません。

日の出以降は日の入りまで何も食べず、日の入りの1・2時間前からご飯の準備をする主婦の姿が見受けられます。会社にいる人はその時間帯は許可を取って外にでて食事に控える人もいますし、仕事が終わるまでは机を立たず水を飲むだけの人もいます。

日の入り後の食事は「イフタル」と呼ばれ、かなりのご馳走になることが多いです。ラマザン月はいつもの1・5倍以上の食品消費だそうですから、すごいものです。ラマザンならではのお菓子もでて、パスターネ(お菓子屋さん)はいつもの2倍以上の品数をだしています。

ラマザン月は車が渋滞したり(イフタルに間に合わせるため、みんな一斉に動く)、何かと大変ですが、楽しいです。

 

シェケルバイラム

断食開けの砂糖祭です。休日になります。

これもクルバンバイラムとほぼ同じく、バクラヴァがでたり、親戚訪問なんかをします。

バイラムの初日にはみんなが「新しい服」を着ていたりして、昔の日本お正月をしのばせるものがあります。

 

らろしゅの感じるイスラムと、ツーリストへのおすすめ

イスラムの行事は、すべて強制ではなく、本人の希望により、すべての物事がとりはかられます。

ですから、誰かがイスラムの行事に沿ってないからといって、そしることはありません。

イスラム教はアッラーと個人との契約ですので、本人の罪は本人が負うものであり、かつその采配はすべてアッラーが決めるものであるわけですから、誰もそしったりすることはできないわけです(アドヴァイスは別です)。たとえば断食中でも食べたり飲んだりする人も多いですし、お酒も飲みます。だから、旅行者は安心して旅行できると思います。

といっても、お互いに敬意を払うことは大切ですから、断食中の人の前で食べたりは、少なくとも私はしません。

お酒を飲まない人の前で飲むことも時にはありますが、それは本人と分かり合っているからで、お酒を飲まないムードの集まりで、わざわざ飲んだりはしません(ていうか、そんなお酒おいしくない)

ジャーミィにキャミソール+ホットパンツみたいな格好でも行きませんし、それは、宗教上の問題じゃなくてTPOの問題ですね。これさえわきまえていれば、楽しい旅行ができると思います

そして、宗教的な行事をしている人に上手な挨拶ができると、お互いのコミュニケーションが取れて、なんだかあったかい気持ちになれると思います。宗教も文化の一つのうちといえますから、そんな「トルコ」も楽しんでみてください☆ 

 

 

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