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日光女峰山山行記録
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■期日 7/7-8
■メンバー CL門司、SL高木、山下、高坂
■コース 
1日目:東照宮-稚児ヶ墓-遙拝石-唐沢避難小屋
2日目:唐沢避難小屋-女峰山-赤薙奥社跡-赤薙山-霧降高原
■摘要
*日光のコースタイムはユルユルで解けてしまいそう
*水場は充実しているが、東照宮尾根の途中にある水場は涸れていた
*登山道はよく整備されているが、何カ所か危険な岩場、クサリがある
*いたるところにマークが着いているが、濃いガスに取り囲まれたらやな感じ
*避難小屋はキレイ、2階建てで20人は泊まれる。しかも電波バリバリ
*日光駅前に温泉はない
■記録
*1日目
4時起床、5時出発。早すぎる、そして眠すぎる。北千住に向かっている途中に山下さ
んからメールが来る。靴下を洗っていなかったので1時間ほど遅刻するとのこと。こ
の時点で男体山はあきらめる。そしてなぜか僕は菊名で逆方向の電車に間違えて乗っ
てしまう。いつも通学で使っている駅なのに。
予定より1時間遅れて北千住を出発。電車は比較的すいている。席取り合戦をする必
要はなかった。入山地点を霧降高原からコースタイムの短い東照宮に変更。女峰山山
頂へは翌日いくことにする。2時間ほど深い眠りについて東武日光着。タイミング良
くバスがくる。フリーパスを使えばタダなのに高木は律儀にバス代を払う。西参道の
バス停で降りたら、そばの土産屋のおっちゃんに、「次のバス停まで乗った方が近
かったのに」と言われる。
東照宮の横から、登山道に入る。最初の10分ぐらいは石畳の道が続く。途中選任みた
いな格好をしたおじいさんとすれ違う。入山届けのポストのところに看板があって
「ここから女峰山山頂まで標高差1700m」と書いてある。
殺生禁断碑まで1時間ほど急な坂道が続く。ここから先はとても緩い坂が続く。水場
に到着。登山道から100mほど。ザックをおろし、ペットボトルを両手に抱え水場へ向
かう。しかし水場は涸れていた。ちょろちょろとは流れているが、これではとても酌
めた、もとい汲めたものじゃない。
水場からはまた緩やかな道が続く。白樺金剛で休憩。ガレ場を抜け、遙拝石に到着。
ガスがかかって展望がなさそうなので黒岩は巻く、というか知らないうちに巻いてい
た。遙拝石で3人の学生グループに遭遇。自分たちだけじゃなかった。確かに足跡が
あったから誰か前を歩いていることはわかっていたが。
遙拝石からは一気に急な登りになる。木の根や石が濡れていて滑って歩きにくい。だ
が避難小屋まではもう少し。がんばる。箱石金剛で休憩。そこから30分ほどで小屋に
着く。小屋の少し前には結構危ないクサリ場が。一度完全にクサリに体重を預けない
と進めなかった。クサリが外れたら一巻の終わり。
やっとのことで小屋に到着。登山道入り口から標高差1500m。山下氏はそのまま眠り
につく。おつかれさまでした。小屋には先客が。先ほどの学生グループ。宇都宮大学
だそうな。でも装備からいってワンゲルではなさそう。だってカップラーメン食べて
たもん。天図を取りつつ、夕食の準備。食当は高木、メニューはビーフカレーのはず
が。ここで高木が肉を冷凍していないという暴挙をおかしていたことが判明。肉が恐
ろしい色に変色していた。結局肉なしカレーに。
一方ご飯はうまく炊ける。自分が参加した山行の中ではダントツの一位。草津白根で
白川さんに教わった方法でやったら、なぜか草津白根よりもうまく炊けた。まさに出
藍の誉れというやつか。ベジタブルカレーもこれはこれでおいしく、見事に完食。こ
んなにきれいな鍋をみたことがない。食後、水をくみにいく。これが意外と遠い。し
かも急。両手にペットボトルを持って出かけたのは失敗。エアリアには往復30分とか
なんとか書いてあった気がするが、もっと時間がかかった。試しに携帯電話の電源を
入れてみると、なんと電波3本。南向き斜面であること(南方は日光市街)、途中に
遮るものが何もないからか。ここで白川さんからアドバイスを受け、翌日は三本松で
はなく、霧降高原に下ることにする。これも電波が届くからこそ為せるワザ。特にす
ることもないので、7時就寝。7時だが、まだ外は明るく、ヘッデンなしで余裕で歩く
ことができる。だがまた山に行くと僕は不眠症になる。なかなか寝付けなかった。

*2日目
3時起床。早速ラーメンを作る。カレー風味のラーメン。しかしこれがあんまりおい
しくなかった。ご飯を炊いた方のコッヘルで作れば良かったと反省。宇都宮大学はま
たもカップ麺。4時10分頃、宇都宮大学に先んじて小屋を出発。途中、唐沢という大
きなガレ場がある。ここは結構眺めがよく、前女峰が見えた。
5時ちょっと前、女峰山山頂に到着。標高は2483.2m。「男体山は2484mだから、80cm
低いわけか。でも80cmということは、自分が山頂にたてば、上半身は男体山より高い
ことになるぞ。」などと馬鹿なことを考える。山頂付近は岩稜帯である上、山頂が
尖っているため、まさに360度の大展望。エアリアの記述には裏切られることが多々
あるが、これはエアリアのいうとおりだった。山頂に上った当初はガスがかかってい
て日光白根がうっすら見える程度だったが、山頂にいる間にみるみるうちにガスが下
がっていく。これはまさに圧巻。まるでとんでもなく大きな掃除機にガスが吸いこま
れていくようでもあり、白い悪魔がすっと手を引いていくようでもあった。10分もす
るとあたり一面の雲海。雲海の上に顔を出しているのはわずかに男体山、日光連山、
そして燧のみ。そして燧の双耳峰がはっきりと見えた。まるで雪山のようにあたりは
真っ白。ヘタに晴れるよりは絶対こっちの方がイイ。なぜか山下氏はここで写真をと
らないことを高らかに宣言する。氏を除く三人はカメラ小僧のように写真をとりまく
る。走行しているうちに宇都宮大学も到着。山頂はそんなに広くないので名残を惜し
みつつ下山開始。
ここからは稜線上を行く。登ったり下ったりとアップダウンが激しい。所々急峻な岩
場がある。特に危険なところは一人ずつ慎重に進む。水場は登山道を20mほどはずれた
ところ。ここは水量も十分。冷たくておいしい。ここで水と元気の補充に成功。さく
さくと進んでいく。赤薙奥社跡〜赤薙山が一番道が険しい。
本格的に下り始めるのは赤薙山を過ぎてから。ここからは道も少し緩やかになる。
1800m付近からガスに突入。これが山頂から見えていた雲海の正体か。太陽がうっす
らと出ているのでまるでサウナのように蒸し暑い。焼岩を過ぎると、やたらに道が交
錯する。常に3本ぐらいの道がお互いにくっついたり離れたりしている。どれも結局
最後は一つにまとまるから特に心配は必要ないが。
高丸山に到着。ここまでリフトが通じているので観光客がわんさか。このあたりで霧
雨が降り始める。観光客の皆様、御あいにくさまです。リフトに乗りたい衝動を何と
か振り払い、出発。
ここから霧降高原は緩やかな道が続く。最後は車道歩き。霧降高原は本当に霧が深
かった。20分ほどしてバスが到着。雨だというのに大量の観光客が降りてくる。さす
がは日光。概してバスの運転士は泥だらけになった登山客が乗ってくるといやな顔を
するものだが、そのバスの運ちゃんはとっても気さくな人で「どこいったの?」と優し
く声をかけてくれた。世の中捨てたもんじゃない。
20分ほどで東武日光に到着。観光案内所で温泉のありかを聞く。どうやら駅前に温泉
はない模様。「じゃあどこにあるのか?」とたずねると霧降高原にあるという。なん
と。しかも霧降高原行きのバスは本数が少ない。結局駅から別のバスで15分、そこか
ら歩いて15分のところにある「やしおの湯」に入る。500円にしてはまあまあ立派だっ
た。東武日光に戻り、そこからは電車。お疲れさまでした。