===== 尾瀬山行記録 =====

<作成> 竹村嘉洋(24期)

<日程> 2003年9月22,23日

<メンバー> CL竹村SL渡部(23期)池内(23)山崎(25)

<行程>
9/22 鳩待峠→至仏山→山の鼻→下田代 
9/23 下田代→沼尻平→燧ヶ岳→沼尻平→三平峠→大清水 

<行動記録>

9/21
22:50発のバスを、間違えて20:50と書いたため、
池内さん、山崎渉が間違えて早く来てしまった。ごめんね。

バスには我々の他に乗客はわずか一人。
みんな大接近中の台風に恐れをなして、
高いキャンセル料を払ったのであろう。いやはや。

バスは寝心地が悪く、おまけに途中でタイヤがパンクして、
高速道路の中、別のバスに乗り換えるよう命じられた。

9/22
鳩待峠5:20―6:22休憩1580m手前6:32―7:50至仏山頂7:52
―8:30森林限界の少し上で休憩9:10―10:20山の鼻11:25
―12:20龍宮小屋14:03―14:25下田代

パンクのため、予定よりも30分遅れてバスは戸倉に到着した。
4:30発のバスに乗り換えたが、かなり寒いのに冷房が効いている。
運転手の偉そうな態度に、僕らはMK5だった。

鳩待峠は雨。まだ暗いので、しばし休憩所で時間をつぶす。
池内さんはステッキを拾った。PAINEのtelescopeVである。
ヘッ電が必要ない明るさになってから出発。

わたべえ先生がずっとトップ。これは下山までずっと。
あとはだいたい、山崎渉、池内さん、竹村という順だったのか。
特にどうということもなく、至仏山頂に到着。

僕らはついに仏に至った。

しかし雨と風で休憩しても辛いだけなので、証拠写真だけ撮って下山。
森林限界を超えたら、すぐに山頂到着という感じだった。

長い木道が続き、高天ヶ原を通過して、
いよいよ僕らはつるつる地帯に入った。
そう、ここは蛇紋岩地帯なのだ。
みんなつるつる転んでいる。

雨がやんだので休憩。
すぐ下に尾瀬ヶ原が見えるが、
まだ距離はだいぶあるので、不思議な感じである。
山崎渉のトレッキングシューズのソールがはがれかけているので、
テーピングで修理。西の空にポツリ、小さな青い部分がある。

青空が次第に大きくなってきた。
でも道は水が滝のように流れている。
歩きにくい。

尾瀬ヶ原につくと、そこにはもう夏の気配は感じられなかった。
草紅葉とエゾリンドウ。うむ、悪くない。さすが尾瀬。

stand by meを歌ったりしながらてくてく歩いていく。
わたべえ先生は静かに胸の鐘の音を鳴らしている。
尾瀬ヶ原の写真の多さがそれを物語っていよう。

龍宮小屋に到着してふりむくと、雄大な至仏が横たわっている。
もう西の空は完全に雲がなくなった。

ぽかぽか陽射しが心地よい。
すっかり秋である。
小屋の窓には「かき氷400円」の紙。
夏の忘れ物である。

滝内さんの差し入れのゼリーをいただく。
おいしくいただきました。ありがとう。
「龍宮小屋というからには長居はできまい」
と、ロマンチストわたべえ先生。
でも二時間近く時間をつぶしてしまった。

龍宮小屋から下田代はすぐ。
テン場代は一人800円と高い。
工事のおじさんによると、
テン場から五分くらいのところで熊が出たらしい。
下田代のテン場には炊事場がある。
夕食は山崎渉によるカレー。
本当はウコンカレーにしたかったのだとか。
調理中に池内さんの上着に火がついて、腹の部分が融けていた。
思い出の品だったらしく、ひどく残念がっていた。
天気図をとると、明日も晴れの予感。
お酒が早く底をつき、6時半には就寝。

9/23
下田代5:20―6:30沼尻平7:00―8:05燧新道との分岐で休憩
8:20―8:48柴安ー9:30―9:40爼ー10:00―11:00沼尻平
11:46―12:27三平下12:50―14:15大清水

午前4時。僕らは爽やかな気持ちで起床した。
朝食は池内さんによる雷鳥定番の札幌一番。
木道は新しくしっかりしており良いのだが、霜で滑り危ない。
道の脇の茂みでガサガサ音がしたが、あれは熊だったのか。

朝の湿原は神々しい。霜が降りた銀の絨毯。
チングルマの綿毛は銀色の花。
沼からは朝靄が立ち上っている。

薀蓄をたれると、チングルマは草ではなく木であるそうだ。
地面からの高さが10センチのものは樹齢30年だとか。

沼尻平の休憩所にあったバケツの水が凍っている。
氷の厚さは5ミリくらいだが、下界との違いに驚く。
装備を残置して、燧にピストンをかける。

道は急で、岩がゴロゴロ。まだ濡れていて、よくない。
尾瀬ならもっと整備されていてもおかしくないと思った。

燧の山頂はピークが二つ。日光白根山と男体山がよく見える。
高い方の柴安ーに三角点がなく、10メートル低い爼ーにある。
柴安ーからは尾瀬ヶ原がよく見え、爼ーからは尾瀬沼がよく見える。
北アルプスもうっすら見える。

下山は妙に長く感じた。
沼尻平につく直前に山崎渉の靴のソールが完全にはがれたので、
またテーピングでぐるぐる巻きにして固定。

沼尻平ではお酒を飲む。ああ、気持ちいい。。。

後は帰り道。
時間がないので、女子大生の多そうな尾瀬沼北回りのコースを割愛。
三平下から大清水への道は長くてだるい。
大清水に着くとちょうど五分後に戸倉行きのバスがあった。
戸倉バス停のすぐ隣の温泉は、新穂高の無料温泉より汚かった。
これで700円だから、不条理である。

戸倉から沼田駅まで再びバス。尾瀬は交通費がかかりすぎる。
沼田には「山居」か「山意」か忘れたが、定食屋がある。
店のご主人に尋ねられたので、東大の山岳サークルだと応えたところ、
「雷鳥だな」と言われて一同びっくりした。
なんでも、数年前に皇海山から日光白根の方に薮漕ぎをした人が来たのだとか。
きっと変態的にストイックな山行の好きな、○○さんだろう。
特別にとんかつ定食を「ワンゲル盛り」にしてくださった。
味は普通。

<コメント>
・山崎渉はなかなか強い。さすがバスケットマン。
・つくづく、わたべえ先生の偉大さを思い知った。

===== お し ま い =====