RF−2200

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                                                        2013年6月17日

ナショナルのBCLラジオ クーガ 2200です。
アナログ式の安価なBCLラジオとしては最も完成された機種の1つでしょう。
最新機種に比べれば、性能はともかく、非常に楽しい機種です。
下記の写真は最近整備したもので、全て完動品です。
詳細はBCLラジオ博物館1をご覧ください。ここでは写真を大きくしました。
最近の失敗談も含め紹介します。

1)クーガ 2200

2)クーガ 2200のBタイプの前面パネル


Bタイプの2200 これは相当の珍品。


後ろ側パネルの裏面に書かれた注意ラベル



3)クーガ 2200

4)クーガ 2200のAタイプの内部(前面)



無印の初期型でも最初のロットと思われるものは、MWの目盛りが均等目盛りになっている。
発売時 自分で購入したのがこのタイプ。
この最初期型タイプにも2種類あることがわかった。
外観では区別できないが、内部の回路が一部異なる、ただし基板は同じ。
改良のため回路を少し変更したらしい。


20KHzおきに目盛りが刻まれている。
2200はこの方が一般的。

5)クーガ 2200最初期型の内部(後側)

この写真は最初期型の裏側です。
マーカー回路(右上)はシールドの為、金属の蓋がしてあります。

初期型でも20KHz刻みのロットからこの蓋が無くなる。
(均等目盛りの最初期型でも蓋の無いものを見かけた)


6)クーガ 2200のAタイプの内部(後側)


クーガ2200(Aタイプ)の基板 パターン面

分解は多少ややこしいですが、慎重にやれば可能です。
でもここまでやると元に戻せなくなる恐れがあります。
再調整がもちろん必要です。

7)クーガ2200のBタイプの内部



8)2200のチューナー部と周波数直線型バリコン

RF‐2200のFMチューナー部分、別シャーシになっている。
MWとSWはバリコンのみを使う。


周波数直線型バリコンの拡大写真。
普通のバリコンと異なる特殊な羽の形をしている。
周波数直読の心臓部です、むやみにいじらぬように。


9)クーガ 2200 調整の失敗談

先日 調整を依頼されたクーガ2200での失敗です。
FMとMWの目盛りが狂っているので調整して欲しいとの依頼です。
確かにFMは想像以上に狂っています、MWはこの程度はと言う程度の狂いでした。
MWは1500KHzくらいまでは正確で、1600KHzになると20KHzくらいずれる。
端っこでこの程度はOKとして、FMは修復不能でした、羽根が変形しているのかもしれません。
SWは、依頼されていなかったので、SW1〜3くらいまでを確認するとなるほど良くあっています。
アンテナ カプラーがうまく働かぬとの話も有ったので、接続して見ると、少ししか効きません。
こんなものかと返却しようとしましたが、下記のような現象が有ります。

10MHzのJJYを受信すると、10030KHzあたりにNSBが強力に受信できます。
SW1に切り替えるとここでもNSBが同じくらいの強さで、受信できます。
アンテナカプラーを動作させても殆ど変わりません。

翌日なんとなく気になったので、 念のため、SWの再確認をする事にしました。
確認して見ると
1)SW1〜SW4は目盛りは良くあっている。
実はこの結果で、前日は短波は大丈夫と安心してしまっていた。
2)SW5とSW6は下側は有っているが、周波数の高い方が1MHzもずれている。
3)SW1〜6までのRF回路の調整が狂っている。
狂いかたが尋常では無かった、何故だろう???。
これらを再調整して、確認するとイメージが少なくなった。
どうも今まではアンテナ側が非同調状態で受信していた事に気づいた。

何故こんなに狂っていたか不思議で、持ち主に確認したら、以前お店に調整に出した事があるとの事。
SW1〜3くらいまでが見事に目盛りが合っていたので、安心したのが不味かった。
もう少しで、恥じをかくところでした、くわばらくわばら。

目盛り合わせを1MHzの水晶発振器(マーカー)で校正すると、
あるいはこのように1MHzずれて校正してしまったのかもしれない。
でも何故RF回路が。

皆さん注意しましょう。


修理例はBCLラジオの修理体験記にもあります。

2001年2月22日
2001年5月30日
2001年7月21日 最初期型の裏面の写真を追加
2001年11月16日
2002年4月5日基板 パターン面の写真追加。
2002年4月6日
2003年10月13日リンク追加。
2003年11月29日

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スペックの詳細はラジオ工房 BCL1へ

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