「タイクーン (Tycoon)
作:Wolfgang Kramer & Horst R. Roser メーカー:Jumbo プレイ時間:90分 プレイ人数:2〜4人

ューヨークやシドニー、トーキョーなどの9つの都市を飛行機で飛び回り、ホテルや工場を建ててお金を稼いでいくゲームです。「ホテルや工場をどの都市にどれだけ建てるか」がゲームのキーポイントです。たくさんの都市にホテルを建てるほど多くのボーナスを得ることができますが、航空チケット代がかかってしまいますし、うまく望む都市に行けるとはかぎりません。ひとつの都市にたくさんホテルを建てることによっても多くのボーナスを得られますが、他のプレイヤーとの競争が大変ですし、ホテルが乱立しすぎると逆に収入が減ったりします。工場は(自分のホテルがあるないにかかわらず)栄えている都市に建てれば多くの収入を得られますが、建設費用が少し高いことと栄えていない都市では収入が低いという問題があります。航空チケット代や建設費用などで手持ちのお金が不足しがちなので、通常プレイヤーはローンを借り受け、そのお金で事業を進めていきます。いつどれだけ借金をするかということもゲームの重要なポイントです。
 特定の回には決算が行われ、建てたホテルや工場の数や場所によってお金をもらいます。3度目の決算が行われるとゲーム終了で、その時点でいちばんお金をたくさんもっていたプレイヤーが勝者となります。ただし、くれぐれも借金を返すのを忘れないように…(*。*)

 マネーゲームの王道をいくようなゲームで、状況に応じて多様な戦略を取ることができます。いろいろな要素がつめこまれているのですが、それがうまくまとめあげられています。プレイヤーができることが多いため、なんとなくややこしそうですが、きちんとスジがとおっているのでルールの理解は意外に容易です(すばらしい!)。とにかく「欠点の見当たらないゲーム」という感じです。ただし全体によく出来すぎていて、逆にハートに訴えかける際立った要素がないというのが個人的には難点です。

 とりあえず、かなりおもしろいのは確かですし、どのようなプレイヤーにもおすすめできます。パッケージの箱がデカイのもお買い得感たっぷりです(笑)。ボードゲームが一般に普及しているドイツなんかでは多くのボードゲームが売り場で並んでいるらしく、そこで目立たせるために大きなパッケージにしているらしいです。ボードゲームは商品によって割と大きさがまちまちなのですが、お店の人自体は商品を陳列しにくいため困っているみたいです(日本でいうところのPCゲームに近い感覚でしょうか?)。

(お気に入り度 ★★★★★★★・・・