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■ウナギ金星生物説

 ウナギは日本人にとって身近な生物で、あなたも多分食べたことがあるだろう。しかし、この生物。実はいくつもの謎に包まれている。

 まず、世界中の誰一人ウナギの産卵場面をみた人はいない。ウナギは世界中にいくつかの種類があるが、その中の一種たりともである。100億光年先の銀河や極小のニュートリノを観測する時代に、すぐそこにいる生物がどこから来たのか、どこへ行くのか、わからないわけだ。

 そして、ウナギは人工受精できない。 サケの人工受精のシーンは映像で見たことのある方も多いと思うが。ああいうふうに普通の魚類は人の手で簡単に増やすことができる。もちろん、ウナギ以外の魚類では核移植によるクローンにも成功している。
 ところが、ウナギの卵子は現在の科学力をもってしても受精可能状態にならず、人工授精はおろか、受精卵すら作ることはできない。世界中のとても勉強のできる研究者達が、1世紀研究しても成功していないのである。
 牛や羊ばかりか人間まで人工で増産される時代に、これは恐るべき謎だ。

 仮説の前提として、我々の食卓に上がるまでのウナギの道のりを逆算して説明していこう。
 まず、我々が食べるウナギは川魚で、川に来る前は海からシラスウナギという稚魚としてやってくる。ウナギの養殖はこのシラスウナギを捕まえて、養殖場で餌を与えることでおこなわれている。
 シラスウナギとして海洋を移動する前、マリアナ諸島付近ではウナギはレプトケファルスという幼生をしていることが分かっている。
 レプトケファルスは平べったいまるで葉っぱのような形をしている。本質的には違うのだがカレイやヒラメを思い浮かべればいい。
 その幼生が、シラスウナギへと変態し、海を越えて、川を登りウナギになるわけだ。
 養殖されていない天然ウナギは、産卵の時期を迎えると川を下って海へ向かい、海のどこかで産卵をしている。養殖されたウナギは絶対繁殖しない。繁殖に成功した例も無い。

 様々な仮説がたくさんの学者から出ているが、とりあえず分かっていることを挙げると、
1.レプトケファルスはマリアナ海嶺(海底山脈のこと)付近で多く見つかっている。
2.骨のカルシウム形成(年輪みたいなもの)からどうやら新月の夜に生まれるらしい。
3.最低でも400m以上の深海で産卵しているらしい。

 これらの情報を検討して、R・グループが独自の仮説をたててみた。
 まず、世界中の海嶺付近でウナギの幼生が見つかっていることを考えると、なにか海嶺付近にあるものに対して産卵の理由があるのではないだろうか。天敵が少ないだけの理由でわざわざ深海に行くとはとても考えにくい。

 海の中で捜しやすいものといったら臭いだろう。魚の嗅覚は水中ではとても強く、サケは臭いで自分の生まれた川を見分ける。ウナギも臭いで生まれた場所を探しているのだろう。そうはいっても川は川ごとに成分が違ったりするだろうが、海では場所を特定するような臭いを区別することは難しい。

 そこで、海でも強力な臭いの出る場所を考えると、熱水噴出口を思いついた。
 海溝はプレートが海溝に沈み込むことによってできる。グァムなどの島々はプレートが沈み込む摩擦によってできるマグマによって誕生した火山によってできたものだ。もちろん活動している海底火山もいくつもあるだろう。こういう場所はかならず硫黄の臭いがするはずだ。
 硫黄の臭いなら深海でもどっちから流れているか判断がつきやすい。

 と、いうわけでウナギは海底の火山の熱水噴出口に向かって産卵に行くと仮定する。

 次に、水圧。水深400m以上に関しては調査がされたが、ついに卵も産卵場面も見つからなかった。であるなら、当然それ以上の水圧の場所で産卵していると思われる。しかし、かなりの水圧にわざわざ耐える理由はどこにあるのだろうか。

 新月、つまり真っ暗な日に産卵するらしい。普通、新月に産卵する動物の産卵理由は視界が閉ざされ卵を隠すのに有利だから、という理由がほとんどだが、ほとんど光の届かない水深400m以上の深海でそんなことが関係あるのだろうか、なにかもっと別の理由があるのではないだろうか。

 上記のような仮説による行動があったとして、なぜウナギはそんな行動を取るのだろう。

 硫黄、太陽光なし、強力な圧力……

 ところで、金星は地球からもっとも近い天体だ。火星に生物がいるかも知れない報道が流されたが、金星の方が地球から近いし、地球の内側を回っているので、地球と惑星どうしが接近する機会も多い。

 先ほどのキーワードを整理してみると、金星の大気と驚くべき一致をしている。
 金星は厚い大気に覆われていて、地上は400気圧、火山噴火が激しく、太陽の光は一切地上に降り注がない。もちろん金星に海はないが。

 しかし、火星から来た隕石が発見された時、金星から来た隕石も地球上に存在するのではないか? 金星のほうが近いし大きいし、接近する機会も多いから、火星からきた隕石の数倍かそれ以上の隕石があるはずである。

 そしてレプトケファルスについてだが、本来、生物の成長は進化の過程に合わせて進行するのが普通だ。
 人間の赤ちゃんがサルに似ていたり、胎児の時にはエラも尻尾もできる。これは人間が魚類→両生類→哺乳類の進化をしてきた証明なのだ。ヒラメやカレイは成長すると我々が食べる平べったい形をしているが、稚魚のときは普通の魚の形をしているのである。成長の過程で変形してああいう平べったい形になるのだ。

 これらと比較して、ウナギは異常だ。
 本来進化の過程的に発生が進むなら幼生が通常の魚の形をしていて、稚魚や成魚が平べったい葉っぱのような形をしていなくてはならないはず。このような例の生物には他にない。
 それにウナギは進化の途中において、平べったい葉っぱのような形をしていた時期があったということになる。

 金星は年中強風が吹いている。もし金星に生物がいたら移動するときは足や羽は役に立たないだろう、蜘蛛が風に乗って移動するように移動するはずである。

 ネコとヒヒのDNA配列が驚くべき類似をしていることをご存知だろうか?
 アニメの知識で申し訳ないのだが、ジーンダイバーという番組で、別に種族的に近くないネコとヒヒがどういうわけかかなりの共通した遺伝子を持つと知った。そしてこの原因は最近NHKの番組で解明された。ネコとヒヒの遺伝子を交換するという運び屋的役割をするウィルスがみつかったのだ。

 本来、生物の発生には水が必要不可欠とされてきたが、僕は摂取するエネルギーさえあれば水は必要ないのではないかと考えている。生物の生活には液体の水が必要とする理論の根拠には火山の溶岩の中にも微生物がいることを説明できない。 そして硫黄をエネルギーとして食べて生活する生物は事実存在するし可能だ。

 化石からウナギは太古から存在する生物ではなく、どうやら最近生まれた種族らしい。

 これらのことから僕が導いた仮説は

・金星には葉っぱのような形の生物が存在する。
・彼らは硫黄を主食とし、金星の強烈な風に乗って移動する。
・高温高圧に耐えるが紫外線には弱く、たとえ微量でも耐えられない。

 何千万年か前、金星に落ちた隕石によって金星の破片が宇宙に飛び散り、その中のひとつが隕石として地球にやってきた。その中には金星の葉っぱ状生物の遺伝子があった。

 その葉っぱ状遺伝子と当時海を支配していた魚類のある一種族の遺伝子を交換するウィルスが出現する。それは、その魚類をウナギに進化させた。

 地球に適応した後も、高温高圧で誕生する生活するしくみは適者生存で有利に働き、産卵場所として地球上でもっとも金星の気候に近い場所を選んだ。
 そこには確実に天敵はいない。

 紫外線には弱いので、新月の夜に卵を産む。そればかりでなく、新月と満月の日は火山活動が活発であることも知られている。わざわざ海底火山が活動しやすい時に卵を産んでいるのだ。

 このようなウナギは異星生物の能力をとりこんでいるので、旧来の勉強をしている研究者ではどうやっても人工でウナギを受精させることができない。

 さて、真相はどうなのだろうか、とりあえずウナギの産卵場所を海底火山の硫黄の発生する場所周辺に絞って捜せばみつかるかもしれない。

 もしその場所で見つかれば、この説も信憑性が増すのだが。
 誰か捜しに行かない?


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