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休八の単位計算
Q-unit
<壊変率> |
Kyuhachi Tabata (c) 2007
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■壊変率(放射能)の単位
原子の核が放射線を出しながら崩壊していくことを壊変といい、その割合を壊変率(放射能)といいます。ここではベクレル、キュリーなどをとりあげます。関
連単位と
して、温泉などで表示されているマッヘ(1リットル中のラドン放射能濃度)も入れてみました。
フォーム(文字やテキストのない部分)を左クリックしていくとフォームの形状が変わります。
■ベクレル系(SI系)
1 Bq(ベクレル) = 1dps = 2.7027 x 10-11 Ci = 27.027 pCi
1 rd(ラザフォード) = 1 MBq
*毎秒あたりの壊変数を示す。現在の法定計量単位はBq。
*dps は disintegration / sec の略で、壊変毎秒と訳されます。
■キュリー系
1 Ci = 3.70 x 1010
Bq = 37 GBq (ギガ・ベクレル すごく大きな単位です!)
*1gのラジウムと平衡状態にあるラドンの毎秒あたりの壊変
数。つまり放射能の強さをラジウム・ラドンとの比較で示す値だと思います。1953年に再定義され「原子核の壊変数が毎秒3.7
x 1010の放射性核種の量」となりました。
*1975年にBq
が国際単位になるまでは、もっとも使われていましたが、あまりに大きな単位で、実験室などでは、せいぜい、ピコ・キュリーやマイクロ・キュリーの使用で
す。
■マッヘ
(注:これは濃度の単位です)
1 M.E. = 1×10-3esu/kg = 3 × 106C/kg = 116.279 R
(1) ラドン(Rn-222)の時: 1 ME = 13.3 Bq/L =
0.359 nCi/L
(2) トロン(Rn-220)の時: 1 ME = 11.7 Bq/L =
0.316 nCi /L
*1マッヘ=空気または水1リットル(または水1kg)に含まれるラドン(またはトロン)の電離作用によって 1×10-3静
電単
位(esu)の飽和電流が生じるときの放射能濃度。一般に温泉はラドン含有量を調べておりますの
で、(1) 式を採用しました。
【付記1】
マッヘについて
1930年の国際ラジウム標準委員会で制定された単位です。もっぱら、温泉などの効能書き
に見られる単位で、M.E. (=マッヘ単位)と表記し、マッヘと読むのが通例。昔、
使われていた泉効計の単位なのだそうですが、最近はBq/L に代わっており、だんだん姿を消しつつあります。
このマッヘという単位は、キュリーやベ
クレルのような線源の強さを示す値ではなく、その溶液中に含まれる放射能(ラドンなど)の含有量を示すものですから、本来は壊変率とは同列には扱えませ
ん。しかし、
「温泉」という身近なところで使われている単位ということであえて組み
込みました。マッヘに数を入れて、○Bq
という表示が出たら、○Bq/L または、○Bq/kg を示すのだと読み替えてご利用ください。
【付記2】 温泉の分類
分類
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ラドンの含有量
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規定した団体
など
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| 温泉 |
5.5 ME 以上
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2.0
μCi/L 以上
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温
泉法(1948年) |
| 放射能泉 |
8.10 ME 以上
|
3.0 μCi/L
以上 |
| 療養泉 |
8.25 ME 以上
|
113
Bq/L 以上 |
日本薬学会
|
| 飲料水として使用不可 |
18.9 ME 以上
|
7.0 μCi/L
以上 |
WHO勧告
|
1948年の温泉法の文面にはラドンの濃度として、Ci が使われていますので、上記の Ci
による含有量表記が基準の表記になります。同様に、WHO でも Ci 表記。日本薬学会は、Bq 表記です。
なお、放射能泉(ラドン泉)について、1913年から内務省衛生試験所によって調査された
結果を下記に示します。多
くは冷泉であるので、温泉(水温
25℃以上)となると、三朝温泉が最上位となるそうです。また、最近の調査結果では、三朝温泉はもっと高い数値が出ている
ようです。
| 温泉 |
ラドンの含有量 |
| 三
朝温泉 |
鳥取県 |
176 ME |
2412 Bq/L |
| 柿ノ木鉱泉 |
島根県
|
239 ME |
3275 Bq/L |
| 恵那ラジウム鉱泉 |
岐阜県
|
411 ME |
5628 Bq/L |
| 池田鉱泉 |
島根県
|
4251 ME |
58238 Bq/L |
| 増
富鉱泉 |
山梨県 |
11732
ME |
160728 Bq/L |
【参考】 原
子力百科事
典 ATOMICA 温
泉の科学