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遠い日
ある夜
青い光とともに
虹色のディスクドライブに
影がさすのを
ながめた
暗い廊下の向こうがわに
信号灯がある
もちろん信号は
「とまれ」
なのだ
これは
宇宙論につながりうるのか
研究室の一角
冬と期限
寒冷の金輝跡線が
exp関数曲線を描いている
遠くのやまなみの
黝い稜線
準対称性を示す石だたみを踏みながら
紫煙に胸を焦がす
すべての期限が迫ってくる
やまなし
やまなしの実を
かじる。
じゅぐあっ
と、空が見えた。
ああ。ポセイドンの嘆き
娼妓
堤防の遠くに
鳥が翔ぶ
軍靴の響き
二丁町の娼妓は
格子の向こうに
書きかけの手紙を隠して
笑みを浮かべる
堤防から
楼閣の尖塔が見える
その尖塔を
さっきの鳥が
越えて
高く
高く
イエス
流れる秋雲を
高層建築の頂より眺める
空を流れるイエス・キリスト
融けています
「何が何してなんとやら」
流れる
流れている
狼
H2ロケット
闇を駆け去る銀狼
「チーズを召し上がれ?」
茶筒
茶筒を開けたら
みかんが入っていて
「こんにちは」
と言った
「梅こぶちゃ」の筒だったのだ
晩秋の夜更け
鳥
青い鳥になりたがっている
黒い鳥たち
白いたなびきを背景に
流れいく魂
時計台
書きかけのレポートを見つめて
何事もなかったかのように立ち去る男の
黒マントのはためき
一つの水瓶
寒空の星と
はばたく者たち
即興詩(Ceresさんのチャットルームで1人呟いていた結果の産物)
月光さしこむ部屋で
青い花瓶のこちら側
一人の少女が夢をみる
一筋の紫煙
電脳空間の向こう側
隣りの殺された少年が