DIY Silent PC

2002年から現在(2004)までPC環境は、P4 1.6Aを2.2Gで使用しています。

その前はNEC VS20とPanasonicM32がメインでしたので、
タワーへ移行した当初はファンがいっぱい付いていて驚きました。

PCケースを開ければ、フロント、リア、電源には2個、CPU、ビデオカード
合計6個も付いていました。

暫く使っているとやっぱり五月蠅く感じ始めました。
私のPCを使用している部屋は結構静かなんです。

自宅での騒音測定をしました。
測定機は、横河電機製作所 TYPE 3604 SOUND LEVEL METER
測定モードは人間の耳に近いAモードにて、PC直前30cmに設置して行いました。

部屋で何もしていないと25dBを下回るレベルかなり静かだと思います。

PC動作時 41dB
HDDにアクセス時 43dB
CDとCDRWアクセス時 50dBを越え

動作時は、フォーンというファンのこもり音が38dBで安定して聞こえます。


スリットにはテープで目張り


電源とCPUとリアファンをカバーリング


ノーマルのリアビュー

そこで簡単に出来そうな静音化を施しました。

1.内部音が漏れないにサイドパネルのスリットを目張り

2.CPUとリアファンをカバーリング

3.リアファン用ダクトの取り付け

手元にある材料で工作しました。


電源とリアファン用のリアダクト


被せたところ


完成図


さて、ファンに取り付けたお手製ダクトの効果は・・・
外しても39dBと「たった2dB」の効果しかありませんでした。(涙)

笑ってしまうのは、何より一番うるさいのがキーボードだと言うことです。
もちろん安物のキーボードですが、何と47−50dBとブッチギリ
部屋に他の人がいたら、耳障りだろうなぁ。

テレビの音も低くした状態で41dB程度です。

CPUの純正ファンを停止させて測定します。

電源+リアファン+ビデオカード 46.5dB
電源+ビデオカード        44.5dB
電源                 44.0dB

 

電源ファンをいじるのは怖いので、ケースファンの回転を下げて静音化させます。
当時出回り出した3つのファンの回転を調整出来るファンコントローラーを使用します。

回転を下げると確かに「少し」は静かになったレベルでした。

 

次にケースファンを交換しました。
お店に「静音ファン」と書いてあったものを購入しました。
EVERCOOL EC8025L12SA というものです。

ファンコンで低電圧駆動させるので元々低消費電力のものを選びました。
上記のファンは0.08Aです。

結果としては、5Vでの駆動にする事でケースファンは静かになりました。
12Vだと「静音ファン」というのは嘘だと分かります。
  
CPUファンもオーバークロック対応と静音化の両立のため、
リテールファンから80mmのファン付きのクーラーへ交換します。

Justy DCF-P4Z1
80mmの巨大ファンでPentium4の2.4GHzまで対応
●Pentium4 Socket478用CPUクーラー
●サイズ:W80xD80xH25mm(ファン) W80xD80xH50mm(ヒートシンク)
●回転数:3,000rpm(+/-10%) 風量:39.80CFM 音圧:32.6dBA

静音じゃないですけど・・・
回転をCPUの温度を見ながら下げて調整します。
    
季節は巡り暑くも寒くもない時期、扇風機(クーラーではない)もヒーターも動作しない時期になりました。
すると何だか、気にもならなかった音がまたまた気になってきました。
P4は3.4Gあたりで頭打ちとなり、4Gの開発中止が決まったりしてクロック競争は無くなりました。

2年以上使っているP4 2.2Gですが、これといって不満はありません。
TDPが高い高クロックへ乗り換えたら静音化も大変です。
新しく組む必要も当分なさそうです。

仕事で行ったある展示会で静音ファンとして有名なXinruilian Electronicのブースを見つけました。
プラべートである事を伝えて営業の方と色々お話しました。

小さなメーカーかと思っていたのですが、最近はSonyにも採用されたそうです。
製品について丁寧に説明してくれました。
その方と相談した結果、静音化するにはスリーブタイプのファンが最も良いとの回答をもらいました。

静音化2004として
1.ケースファンとCPUファンの交換
2.電源の交換
を行う事にしました。
    
ファンはXinruilian ElectronicのRDL8025S 1600rpm 0.08A

CPUクーラー用とリアケース用の2個 
Xinruilianの担当者から教えてもらった
秋葉原の高速電脳で購入しました。

フロントのファンは取り外す予定なので購入しません。
    
電源はTORICA SeiPlus SPL-360です。

プライマリFANには最大騒音値28dBAのPanafloFAN、
セカンダリFANには流体軸受けFAN(最大騒音値26dBA)を採用(通常時は停止しています)。
新設計回路によりあらゆる動作条件下での高い静粛性を提供します。

本体内部温度が70度を超えた場合やプライマリFANが故障した場合、ブザー音とLED点灯により二重の警告を開始し、
自動的にセカンダリFANが動作することにより安定した排熱効果を持続させます。
※プライマリFANが復旧した場合、または本体内部温度が70度以下に下がった場合自動的に警告は解除され、
 セカンダリFANの動作が停止されます。尚、セカンダリFANは本体が正常動作時は停止しています。

と静音と安全性を両立していて安心出来ると考えました。
   
ファンを交換して、電源も交換した上で測定をしました。

測定機は、横河電機製作所 TYPE 3604 SOUND LEVEL METER
測定モードは人間の耳に近いAモードにて、PC直前30cmに設置して行いました。

PC動作時 41→32dB -9dB
HDDにアクセス時 43→38dB  -5dB 
CDとCDRWアクセス時 40dB越え

動作時は、ファンの音が静かに唸っているように聞こえるレベルです。
しかし、データからも分かるようにHDDアクセス時の音は下がっていません。

電源が静かになった分、HDD動作音が突出した形になりました。
 
HDDの静音化

定石ではスマートドライブというアルミケースに閉じこめるそうです。

使用しているHDDは、Seagate Barracuda 流体軸受けですので静かさには定評のあるモデルです。
そこで熱的に分が悪いケース入れの防音ではなく、別の方法で静音化を目指します。

静かなHDDの動作音がするという事は、PCケースが共振していると考えられます。
とするとHDDとケースを物理的に離す事が効果的です。
そこでHDDの振動吸収を行い、直接の動作音は防音しません。

HDDをマウントから外し、L型金具を4ヵ所に取り付けます。
これによりHDDの全面が全て浮いた状態となり、冷却はマウント時と同等です。

金具下にケースとの緩衝材としてスポンジを用います。
 
ビデオカードの静音化

ファンコンを調整してもファンの音が小さくなりません。
調べていくうちにビデオカードのファンが原因と分かりました。
これが何とも小さな40mmファンなのですが、今となっては一番五月蠅い状況となりました。

ファンレスにして様子をみると、やはりチップが暑くなってきました。
ヒートシンクの手持ちもありませんので、外したフロントファンにて冷やす事にします。
もちろんファンコンにてギリギリまで回転を落として静かに冷却させます。

結果、動作音とカードのチップ温度ともに問題無いレベルに収まりました。
 
ケースの制震化

HDDで分かったのですが、ケースの共振を抑える事も必要なようです。
元々静音ケースではありませんので、オーディオと同じ方法で静音化を目指します。
フローリングにカーペットを敷くとライブからデットに劇的に音質が変化した経験があります。

カーペットは入れられませんので、厚手の生地をケース内部に貼り付けます。
これで音質をデットにして、生地のダンプ作用で共振を抑えようと目論みました。
  
PCと床の間にも緩衝材を置きます。それだけで-1.5dBの効果がありました。  
静音化2004 まとめ

PC動作時 41→28dB -13dB
HDDにアクセス時 43→31dB  -12dB 
CD/DVD ROMアクセス時 47dB
DVD LG-4120Bアクセス時 34dB

動作時は、28dBと劇的に静かになりました。
自分の耳の位置では、わずか25dしかありません。
このレベルですと、家の中のわずかな物音の方が大きくなってしまいます。

次はファンレスで無音化しようなんて・・・今は考えてはいません。
巨大なヒートシンクは確保してあるので、気が向いたらDIYするかもしれません。

静音化は充分に満足な結果となりました。
CPUの温度も静音化前と変化はありませんので、静音化と何もバータしないで済みました。


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