『彼岸花』

1958年 松竹

 1970年、『東京物語』がリバイバルされた頃と同時期のポスター。畳、襖、窓、御膳、座蒲団、電灯・・・・直線でカチッと構成された空間に佇む3人の女性。これが芸術でなくて何だろう。小津作品に登場する家屋はとにかく美しい。
 カラー作品になってからの室内シーンでは、必ずフレーム内のどこかに「赤」を置く小津。この写真では山本富士子の帯がそうだ。