19 October 2003
Nighttown, Rotterdam, The Netherlands


ロッテルダムの会場Nighttownは1,000人収容で、ソールド・アウト。当日は当地の友人4人と「アンコールは"Lady Fantasy"かな」「"Echoes"は絶対やるよね」等と盛り上がりつつ開演を待つ。ステージは床から140センチぐらいの高さだったんじゃないだろうか? 背の低い私は、オランダ人としては小柄な友人と共に、身長180センチ超級の残り3人を後方において最前列方向へ。

いよいよ開演。TシャツにジーンズのAndy、すごい背が高い! そして1曲目、いきなり"Lady Fantasy"!! 瞬時にこなごなに壊れた私。

  Setlist

1. Lady Fantasy
2. Uneven Song
3. Hymn to Her
4. Echoes
5. Drafted
6. Rhayader
7. Rhayader Goes to Town
8. Another Night
9. Ice
10. Spirit of the Water
11. Fox Hill
12. Arubaluba
13. Mother Road
14. For Today
Encore: Never Let Go


Andyはだんだん容姿がファーストのジャケに似てきているような気がするのだが、ラクダさんと違って泣いているようなことはなく、AndyもColinもとても楽しそうで、仲良さそう。Colinは喉の調子がちょっと悪かったらしく、"Hymn to Her"の後で「すいません、今日、喉に蛙がいるみたいなんです」と言い、会場の客を巻き込んで発声練習(?)をしていた。
 ピンチヒッターのTonは黙々とポーカー・フェイスで堅実なプレイを展開していたが、後でKayakのDVDを観て思ったのだけど、Camelでは普段よりオルガン系の音色を多く使っていた感がある。

TonとAndyによる"Ice"の前半や、Peter Bardensに捧げられ、Tonのピアノに合わせてColinが歌う"Spirit of the Water"は、とてもとても美しかった。しかも、"Spirit〜"や"Ice"を、会場は水を打ったように聴き入っている。1,000人がシーンとして聴く! これは日本のプログレ・ファンと違って演奏中の私語の多い欧米のファンとしては、凄い事だと思う。それから、個人的には"Ice"は心の準備ができていたからいいけど、その前の"Drafted"にやられてしまった。DVDでColinも言っているけど、観客が見事に歌っているし。うぅぅ(感涙)。
 ライヴが進むにつれ、ColinのMCが増えてきたように思ったのだが、"Fox Hill"は曲紹介のMCの段階で既にColinが芝居っ気たっぷりで、とても楽しい(ちなみにVoもColin)。Tonが弾きまくってめちゃめちゃかっこよかった"Arubaluba"に、このライヴで曲の良さに気づかされた"Mother Road"。そして本編最後は、Andyの「ここにいる皆にまた会うことがあるかわからないし、一期一会を大切にしよう」というようなMCに続いて"For Today"。アンコールの"Never Let Go"では各人のソロ・タイムもあった。と、いうことは、そう、ドラム・ソロも(ちょっとメタルっぽかったが)、そしてベース・ソロもあったんですよ! (実は目の前で弾いてくれたColinさんでした。感涙。)

ところで、2曲目の"Uneven Song"の前だっただろうか、オーディエンスに「皆、スペインでのトラブルについては聞いているかもしれないけど、ま、この件については話すのはやめよう」とAndyが言う。私も友人達もこの件については知らず、終演後'82年頃のツアー・シャツを着ているファンを見つけたので、聞いてみた。場所は不明なのだが、会場のダブル・ブッキングがあり、バンドもチケットを持ったファンもそこにいるのに、会場ではオペラか何かが行なわれていたそうだ。いかにもラテンな国らしい話ではある(^_^;)。








20 October 2003
Paradiso, Amsterdam, The Netherlands

翌日はアムステルダム公演である。この為に仕事を半日休んだ(ヴァカー! ←もちろん、褒め言葉です)友人の車でアムスに向かい、翌朝帰宅&出勤の私がその晩泊まるホテルへ。ここには友人の友人で、ノルウェ−から飛んできたファンも逗留しているので、彼らを呼び出して挨拶。ちなみに4人のノルウェ−人のうち3人はAdventureというバンドのメンバーで、私は前年The Flower Kingsのサポートをしたのを観ているのだ。まったく世界は狭い。

ノルウェ−人グループとは会場で再度集結することにし、腹ごしらえの後会場へ。おお〜、すごい並んでいるぞ! その長い列の中で、アムス近郊在住の友人達と合流。内装が美しい会場・Paradisoは2,000人のキャパの所で、こちらも完売。Andyはこの日は黒のシャツ&ズボンでシックに決めていた。

セットリストは前日+アンコール2曲目に"Lawrence"。MCも大体内容は前日と同じだったのだが、前日Andyが担当していたのをColinが喋っていた部分もあった。そういえばAndyはスペインの話をまたしていたが、よっぽど頭にきていたのか、ネタにしていたのか、どっちだったのだろう?
 会場と観衆のサイズの違いもあってか、ロッテルダムがもっと繊細というか、バンドとオーディエンスが密だったとすれば、アムスの方がロックしていた。音も大きかったし、やはり2,000人いるので、終盤の盛り上がりは凄かったなあ。Colinの喉の調子はこの日もあまりよくなさそうだったが、"Never Let Go"のベース・ソロは前日とはまったく違うものだったし、その時はまさか後に"Lawrence"を演ってくれるとは思ってもいなかったので、まわりのファンとぶっこわれて盛り上がってしまった(^_^;)。

さて、大満足のライヴの後、友人達とビールを片手にコワレていると、いつの間にか会場の端にTonが登場していて、ファンと和んでいる! ステージの雰囲気とは裏腹にとても気さくなTon。舞い上がりつつサインを貰った我々(というより、私か)。が、実は会場の建物を出ようとしたら、なんとAndyとColinがマーチャンダイズ・エリアに出没して、ファンと交流しているではないか。
 ファンからの「やめないでー!」という声に、「やめないよー!」と即答するAndy。Colinは私の友人が「僕たちネットで知りあったんですよ」と言ったら、「ネットがなかったらこのツアーはできなかったよ」と言っていたなあ。AndyもColinもとても気さくで感じが良くて、びっくりすると共に、妙に納得してしまったのだった。



Andy、Colin、Tonにサインをいただきました。
(私の名前はモザイクかけてあります)

後日談

この欧州ツアーでは、他の公演に私の友人達や、そのまた友人達が行っているので、補足情報を少し。

ツアーは10月8日から始まったのだが、前半、少なくとも14日のパリ公演までは"Lunar Sea"も演っていたらしい。お膝元(?)のドイツでは、ColinはMCをドイツ語でガンガンやっていたとのこと。(ごく私的なことですが、日頃「世間の人は英語ができて当たり前」みたいな発想の人々に会う事が多い私には、外国語ができる英語ネイティヴというのは、それだけでポイント高いんです。)
 オランダ公演は回数が多かったが、ロッテルダムとアムスに一緒に行った友人は23日のTilburg公演にも行っており、そこではロッテルダム&アムスとは曲順が多少変わっていたそうだ。なお、オランダでの公演は、22日のマーストリヒト公演以外は全てソールド・アウト。ベルギーのVerviersでの公演も当初の会場ではファンの需要に追いつかず、もうちょっと大きい会場に場所が変更になっている。友人の話によると、オランダではCamelはメジャー・バンドと考えられており、もっと大きい会場でできるはずなのだが、どうもバンドが小さめの会場を好んでいるらしい。
 そして最終日のシェフィールド。アンコールが終わり、会場の電気がついても観客は盛り上がり続け、遂にバンドを再び引きずり出す事に成功。Andyが「もう演る曲がないよ」と言いつつ、再び"Lady Fantasy"を演奏したそうだ。ちなみにこのライヴで、私の友人の足元にDenisのスティックが飛んできたそうなのだが、「拾おうかと思ったら、横からティーンエイジャーの男の子が手をのばしてきたから、『明日のCamelファンだ』と思って譲ったよ」とのことだった。



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