HELLEBORUSについて

キンポウゲ科 ヘレボルス属 常緑あるいは夏緑性 多年草

花弁に見えるものはじつはガクで、通常5枚あります。現在日本では『クリスマスローズ』の名で親しまれていますが、この呼び名は英名のChristmas roseをそのまま用いたもので、 英国では『ニゲル』の事を指します。
『レンテンローズ』と呼ばれている事もあり、これは英名のLenten roseからきていますが、こちらはヘレボルス・ヒブリダス(Helleborus hybrids)の事を指します。
店先で「クリスマスローズ」として売られているものは、こちら「ヘレボルス・ヒブリダス」の事が多いようです。(現在は様々な原種系も販売されるようになってきました)

ですが、キンポウゲ科クリスマス・ローズ属として、日本では和名登録されていますので、今まで通りこれらを「クリスマスローズ」と呼ぶ事に問題はないようです。

毒性について

 気になるヘレボルス属の毒性について少し調べてみました。 こちら毒性についてをどうぞ。

分類

主に有茎種無茎種の2つのグループに分ける事が出来るとされています。

 原産地
原種 有茎 アーグチフォリウス ( H.argutifolius )
  旧名 コルシカス ( H.corsicus )
コルシカ島・サウジニア島
フェチダス ( H.foetidus )西・南ヨーロッパ
リヴィダス ( H.lividus )マジョルカ島
ニゲル又はノイガー ( H.niger )ヨーロッパ南部・西アジア
無茎 ヴェシカリウス ( H.vesicarius )トルコ・シリア
アブルジクス ( H.abruzzicus )イタリア
アトロルーベンス ( H.atororubens )スロベニア・クロアチア
ボッコネイ ( H.bocconei )イタリア・シチリア島
クロアチカス ( H.croaticus )クロアチア
シクロフィルス ( H.cyclophyllus )ギリシャ・マケドニアなど
デュメトルム ( H.dumetorum )オーストラリア〜ルーマニア
リグリクス ( H.liguricus )イタリア
ムルチフィダス
( H.multifidus )
ムルチフィダス
( subsp.multifidus )
←ボッコネイが種として独立したため、現在は3つの亜種に分けられている
ヘルツェゴヴィヌス
( subsp.hercegovinus )
イストリアクス
 ( subsp.istriacus )
オキシデンタリス ( H.occidentalis )ドイツ・ベルギーなど
オドルス ( H.odorus )北イタリア〜ブルガリア
オリエンタリス
( H.orientalis )
オリエンタリス
( subsp.orientalis )
←現在は3つの亜種に分けられている
アブカシクス
( subsp.abchasicus )
グッタツス ( subsp.guttatus )
プルプラッセンス ( H.purupurascens )ポーランド〜ウクライナより西部
チベタヌス ( H.tibetanus )中国
トルカータス ( H.torquatus )クロアチア〜モンテネグロ
ヴィリディス ( H.viridis )スイス・フランス

交雑種 ニゲルコルス ( H.nigercors ) 不稔性H.niger X H.argutifolius
バラーディアエ ( H.ballardiae ) 不稔性H.niger X H.lividus
ステルニー ( H.sternii )H.augutifolius X H.lividus
エリックスミシー ( H.ericsmithii )H.sternii X H.niger
ヘレボルス・ヒブリダス ( H.hybrids )無茎種間の交配

参考にさせて頂いた文献類
日本放送出版協会 『クリスマスローズのすべて』
『趣味の園芸』各巻の特集記事 等


2007年2月更新


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