
皆さんが実際医療機関に支払っている金額はどの医療保険に加入しているかに寄りますが、医療費全体の一般的に社会保険の本人は2割、家族は3割、国民保険は通常3割(国保組合の本人は負担が0割から3割まであります。また一部家族でも2割負担の組合もありますが)となっています。
では患者さんが支払っている分以外の残りの7割から8割はどうしているのかと言いますと、それを診療月ごとにレセプトという(診療報酬明細書)ものを患者さん1人ごとにその月のそう点数と診療項目の内訳を書いたものを作成して皆さんが加入している保険者へ請求しているのです。
一般的に医療事務というとそのレセプトを作成する仕事と思われているようです。そのため通信教育などでの医療事務講座と言うのはこのレセプト作成の技術のみを学ぶものとなっています。
この講座はおもにカルテを見ながら行った診療行為を診療報酬点数表から探し出し、点数に換算し手書きでレセプトを作成することを主に行っています。
しかしパソコンの普及は医療機関にもすでに広まっており、手書きでレセプトを作成しているところもだんだん少なくなってきています。そこで医療事務の仕事は一部パソコンのオペレーター化している部分もあります。
うたい文句の短期間で高収入というものは、手書きが多かった時代に比較的小規模な病院や診療所が、月初めにレセプト作成のためにパートで雇うという就業形式のことを行っているのだと思います。確かに1週間ぐらい連続でレセプトの手書き作成を行ってでしたら短期間で収入が入るとは思いますが、いまなかなかそういう形で募集をしているところは少なくなってきています。
レセプト作成=医療事務と思われがちですが、実際医療機関で働いている方々でレセプトの知識がまったくなくて働き始めている人もたくさんいます。
と言いますのも、現在医療制度は多種多様かしており、また2年に一度の診療点数改正や、最近では社保の本人負担割合の変更などまたとても複雑な公費負担医療など様々あり、実際に医療機関で医療費を算定する場合そういった知識や、医学的な知識も必要とされるのです。
ではそれではレセプト作成の勉強をしても意味がないのかと思われてしまうかも知れませんが、そんなことはありません。やはり勉強して資格を持っていればそれは仕事をする上でやはり有利になります。
ただ医療事務の資格を持っていればすぐに医療機関でばりばり働けるようになるかというとそういうわけではないのです。
医療機関によっては求人募集の面接の際必ずしも資格を重要視しているかといえばそういうわけではなく、患者さんと接する応対面など人柄を重視しているところも多くあるようです。
皆さん就職するときはそういう社会保険や福利厚生もチェックしてから決めましょうね。
フルタイムの職場だと、医療事務は週休2日もらえないところが多いようです。各週2日とか月何日とかで決められているところが多いようです。
ちなみにMIの勤務先は、休診日は日祝のみですが、MIは週休2日もらえているので、恵まれています。
私はやはり思い描いていたものとちがっていてしかも長く派遣でその派遣先にいてもそれ以上の仕事をさせてもらえないということがわかったので、他の派遣先を探すのもやめて正職員一本に絞って就職活動を再開しました。
ただ、実務経験がなかなかないと正職員の募集も余りないのが現状でしたが。
ただMIはその派遣先で働かせて頂いていたおかげで、今の職場では、他に医療事務の実務経験者がないなか開院スタッフとして働き初めて、医療保険制度の仕組みを学べたことがとてもプラスになりました。
1の専門学校ではレセプト作成のみに限らず医療のしくみなど細かいところまで学びまた提携している病院で実習生として研修を行ったりするようです。
2の通学制の講座ですが、MIはこちらで勉強しました。
よく、広告にでている医療事務講座には本当にいろいろな協会があります。
通信講座のみのところもあるのでしょうが、たいていは通信教育か通学制がどちらかを選ぶことができます。
MIの場合は仕事も辞めた後でしたので歩くのは多少困難でしたが、通信教育で続くか心配だったので通学制を選びました。まず、いろいろなところから資料をおくってもらい、説明会などがあるかチェックしました。そして通学制だとやはり、自分の家または通学経路で通いやすい教室があるかなどもチェックし、また講座終了後に仕事の斡旋をしてくれるかなどの点を重点的に調べました。
実際に講座を修了したかたのコメントなどもみて、いろいろと考えた後私は日本医療事務協会(03−3814−6981)の講座に通うことにしました。
どの講座も修了試験があって終わったら修了証などを発行していただけ、また派遣登録ができるというところが多いようです。日本医療事務協会も同じ系列の派遣会社を設立して派遣登録ができました。
3の通信教育は通学できない方、または家をあけられない方などが学ぶにはよいと思います。また現在医療機関でつとめていてもっと詳しく医療事務について知りたいと思う方には向いていると思います。
どの講座にも質問専用電話などや質問に手紙で答えてくれるようなケアもあります。
でも実際はどのように質問していいかわからなくなることとかもあり、電話で説明できないことなどもあるのではと思います。また講座によっては通信生でも4回くらいまで通学の授業をでられるというところもあります。
じっさい講師の先生に直接質問する方が理解するのははやいのではとおもいますのでそういう制度があるのでしたら、できるだけ利用した方がよいと思います。
4の働きながら覚えるというのは言葉の通りです。ただ忙しいところだとなかなか教えるまで手がまわらないところもあるのではないかとも思いますが。
ということは実際に働いていても働いていなくても講座を無事終了すれば資格を持っている人ということになるのですが、これは一般的にレセプトの手書き作成の技術のみということになります。
レセプト作成だけが医療事務ではありません。患者登録などのパソコン操作・医療制度を熟知し患者さんが有利になる公費負担制度をすすめたり、実際の医療費を算定したり、そのほかお医者さん、看護婦さんがやらないことはすべて医療事務がやると言っても過言ではありません。
国家試験はないと言いましたが、現在全国規模で行われている認定試験というものが医療事務にはあります。
年に2回行われている「診療報酬請求事務能力試験」というものがあります。こちらはレセプト作成のみならず、医療制度についての学科試験(選択肢で選びます)もかなりの量があります。こちらは全国で何カ所か試験場がありますが、実際に医療事務の仕事に就いている方も受けることがある、認定試験となっています。
この試験に受かれば医療事務がばっちりかといえばそうとはいえませんが(点数表など資料はなんでも持ち込みOKなのでどの資料がどこにのっているか熟知してすぐに引き出す力があればかなり有利)自分の力を全国レベルで知るにはとてもよいですし、また医療事務の国家試験がない現在では就職の時に履歴書に書くときに多少有利ではあるでしょう。実務に就いている人で不合格になるひともいるくらいですから。
MIは講座に通っているときにこの認定試験合格に焦点を置いて勉強していたかいがあって無事、1回で合格できましたが、現在同じ試験をやってうかるかというとどうでしょう。
医療制度も医療費算定の点数も日々かわっていっているので認定試験は自分が講座で学んですぐに受けた方が点数も制度も変わっていなくてやりやすいと思います。また期間をあけてからだと忘れてしまいがちになります。認定試験は早めに受けるのが合格に近づく一歩だと思いますよ。
MIは子供の頃からよく医療機関のお世話になっていたので実際自分で医療事務のレセプト算定の勉強をしながら「ああ、こういう仕組みでなっていたんだ」とか退院してからすぐだったので自分の入院費の構成はこうなっていたんだとかいろいろ学べてとても楽しく勉強できました。
あまりふだんお医者さんにいかない方は最初勉強に入りづらいかもしれないけど。
また通学制だったので授業が終わってからも分からないところはすぐに先生にもきけ、また昼間の授業に通っていたので主婦の方が多かったのですが、ほかの生徒さんともいろいろとお話しできたのもよかったです。
現役の看護婦さんや、薬局の医療事務を実際にやっている方とかもいらしていろいろな話を聞けるのも通学制の強みだと思いました。
実際に医療機関に働かなくても知識として知っていても損はないものだとおもいますよ。
でもいまMIが働いていて一番つらいのは患者さんとの別れです。場所的にいえばかなり勤務先は都会の部類に入るのかもしれませんが、近くには商店などがあるちょっと下町風の昔からここにすんでいますっていう感じの患者さんが多いのです。
だから、開院して2年になりますが、それでも通い付けの医院としてくださっている患者さんも多いのです。
本来医療機関にお世話にならないで健康に過ごせるのが一番!!だから患者さんが医院にいらっしゃらなくなるのは良いことなのでしょうが、病気が治ったからいらっしゃらなくなる肩ばかりではないのです。
そうなんです。MIがこの仕事をしていて一番つらい別れ、それが患者さんの「死」による別れなのです。
病気ばかりではなく、自殺、殺人などで通っていた患者さんが亡くなられたこともこの2年間ありました。
ずっと他の医療機関で定期的にみてもらっていてたまたまMIの勤務先に風邪でかかって検査をしたら末期のガンが分かったりとか。お年寄りだとあまり丁寧に検査をしてもらえず「ここまで生きたんだからよかったじゃない」とか言われることもあると聞きます。
たいていは他の入院施設のある医療機関を紹介して入院させていただいているのですが、亡くなったとのしらせがあるのが一番つらいです。
こればかりはいくら長く勤めていてもつらいことだなと思います。そのぶんこの仕事をしていて本当に命って大切だよなと実感させられます。そして健康のありがたさを。
みなさん一見健康そうにみえる方でも自分で気がつかないうちに命にかかわる状態になっていることもあります。こんなことで医療機関にかかるなんてと思うようなことでも、ちょっと気になることがあったら診てもらってください。何でもなかったらそれに越したことはないのですから。
MIの日常の仕事の中で思ったことなど紹介する「はい、○●内科医院です!!」のコーナー作りました。そちらもご覧ください。
皆さんが医療機関にかかってこんな事が不愉快だった、またうれしかったってことがありましたら、ゲストブックやまたメールでも頂けないでしょうか。