
「義経」(解説つき)
歌:YOKO 詞・曲編曲:長津久和 (一) 夜明け間近の 靄(もや)の中 逸(はや)る心は 順風(かぜ)を待つ 白糸の滝 水しぶき 追っ手の迫る 音(こえ)に似て 求め続けた 頼朝(あに)の愛 信じる心 揺れる像(かげ) 誰が運命(さだめ)を 弄ぶ 無念の滴 頬ぬらす (二) 雪解け水の 騒ぐ瀬に 鎧(よろい)冑(かぶと)を 脱ぎ捨てる 行く道照らす 月冴えて 静かに瀞(とろ)を 上り行く 記憶に霞(かす)む 常盤(はは)の愛 慕う涙の 鞍馬山 見えぬ運命(さだめ)に 導かれ 来し方思い 天仰ぐ (三) 時代が人を 支配する 心は人に 揺れ動く 主を守る 堅い愛 貫き通し 立ち往生 ひとり消え入る 持仏堂(じぶつどう) 最後の運命(さだめ) 誰ぞ知る 滔々流る 最上川 思いを繋ぐ その水面
ちょっと解説が欲しいかなという人たちのために。 タッキーこと滝沢秀明扮する義経が、自分達を討伐する ために、京からいつ攻め来るかも知れない兄(頼朝)の 手先の影に怯えながら、最上川を上り、父のように慕う 藤原秀衡の庇護を求めて平泉を目指す場面を想像して 聴いていただけますでしょうか? 船は帆船で、海からの風が吹いて来なければ出帆でき ません。とうとう風の吹かぬまま櫓で漕いで出発するの ですが、同行する家来はもう5人ほどしかいません。 あの美貌名高い静御前は京に残したまま・・・ 7歳のとき別れた母(常盤御前)とは二度と会えぬまま。 自分の肉親として慕う兄(頼朝)は、弟(義経)をただ 一家来としてしか見ていない。そんなあたりから、二人の 関係はギクシャクし、とうとう最後には殺し合いにまで。 あまりにも悲しい英雄(義経)には、いくつもの伝説が 語り継がれています。 弁慶が無数の矢を体に受けながらも仁王立ちになって、 義経が持仏院にて自害する機会を与えた最後の場面。 しかし、義経は最後にはひとりになっている訳ですから、 持仏院で何が起こったかは誰も知らないはず。 いくつもの伝説に夢を託しながら、詞を結んでみました。
「義経」ぜひ 曲と共に 聞いてね!クリック!