ポットベリーの避妊手術

はじめに                                             手術には午前7:30から9:00の時間が必要です。手術の前夜、あなたが就寝する時 食べ物や水を遠ざけ、手術の朝は如何なる食べ物も飲み物も与えてはいけません。                                 手術の当日は午後遅く帰宅します。午後4時に引き取りに来て、手術後の取り扱いについ て説明を受けてください。 麻酔    手術において省略できない麻酔前の準備は、何に もましてすべての手術において重要です。すべての 避妊手術では手術前に身体検査を行います。これら の検査がパスしたなら、予備麻酔テストのため少量 の血液採取を行います。すべてが満足できる結果の 時、はじめて鎮静剤を注射します。これはペットを 鎮静化し、その後手術後の回復をスムースに行うよ うな本麻酔薬の注射を行います。                                                                            ペットが麻酔されたなら、手術の準備を行い、監視装置が設定され、それを見ながら手術が始まります。          麻酔をしている間ブタは他のほとんでの動物とは違 い体温の異常上昇があるので注意深く監視されます。 ブタは筋肉量が多いので他の動物に比べてより多くの体熱を生成します。ブタは汗をかいた り喘ぐことをしないので、過剰な体温を下げるために冷たい物に触れる必要があります。こ のような訳で我々は手術中及び手術後も絶えず体温を監視します。 外科   我々が行うほとんどの主要な手術は、感染症を防ぐ効果があ る患者への適切な準備をしてから開始します。 避妊手術の間、我々は開腹するのであるから、感染症予防は この手術において重篤な合併症を防ぎます。   外科医は臍付近で切開を行い、それを3から5イン チ尾の方向(尾はこの写真では左)へ拡張します。 我々はできるだけ麻酔時間を短くし、術 後の不快感を減らし、治癒にかかる時間を最小限に 抑えるよう配慮します。 皮膚のすぐ下にある組織は皮下層と呼ばれます。 これは主に毛細血管や脂肪層から成り立っています。 我々が実際に腹腔部に達する前に切開する必要があ る最後の層は、線状の白質(the linea alba)です。 組織のタフな層で覆われている腹部の中心部にある 筋肉の領域です。これはヘルニアを防ぐための腹部 の筋肉を保持するのに十分な唯一の強力な層である から、手術の終わりで縫合されるもっとも重要な層 です。 この写真では切開部はピンセットで持ち上げられて おり、外科用メスが切り込むのに使われます。 一般的にはさみを使って直線状に切開を拡張し、子 宮の除去を容易にします。 膀胱などの臓器を穿刺しないように注意する必要が あります。 子宮は臓器や腹部の脂肪に埋没しています。避妊フ ック(spay hook)と呼ばれる特別な器具を使って、 腹部の切開下部分から子宮角の1つをやさしく引き 出します。 子宮角から卵巣が見つかるまで体腔の中を辿って行 きます。切開部から卵巣を取り出すことができるよ うに、腎臓付近の場所からやさしく引き離されねば なりません。成長した豚ではこの手順の部分は非常 に難しい。この卵巣(矢印の所)は、でこぼこした 外観をしており、いくつかの卵胞を形成しています。 卵巣への血液の供給は強いので、出血を防ぐために 特別なクランプの使った特別な技術が活用されます。 卵巣の頂点(1つの矢印で示されたの部分)がクラ ンプに沿って切除されます。                          下部の2つの矢印は卵巣への血液の供給をとめるた めに用いられる2ヶ所の縫合場所を示しています。 このエリアには肉茎(the pedicle)と呼ばれ、手 術が完了した時腹部に戻されます。 2つの卵巣が除去された時、子宮本体が結紮(けっ さつ)される。写真の上部に写っているのが最初 の縫合です。 もう1つの結紮糸が子宮本体を縛ってから、子宮を切 り離します。 The linea albaは安全に再縫合されます。非常に丈 夫で最小限の組織反応に有効であるステンレス製 の縫合糸が使用されます。これはまた腹部のX線写 真で鮮やかに映し出されます。 皮下層は、数ヵ月間で溶解するタイプの縫合糸で閉 じられます。 最後に皮膚が縫合されます。時々 、7〜10日後に 抜糸する必要性から、外部に縫合糸が出るようにし ます。我々はこれをビキニの傷跡を呼んでいます。 この時点で 痛み止めの注射をします。このためブタ は夜まで意識がもうろうとなるかもしれない。 術後のケア  ほとんどのブタは手術を行う日の午後遅くに帰宅します。彼らは冷静さ維持し、治癒の過程 が速やかに始まり且つ効果的である痛み止めの注射により意識がもうろうとされる場合があり ます。翌朝までにはフラフラの状態はよわまっているでしょう。                                                   帰宅した当日は急いでブタに餌を与えないでください。帰宅した1時間後、少量の餌と水を与 えます。食欲がある場合は、数時間後に給餌します。麻酔により吐き気を催すことがあるので、 最初の夜は餌を多く与えないでください。  最初の夜は子供や他のペットとの接触は最小限にしてください。また、傷口が治るまで数日 間は活動を制限して下さい。治癒が完全になるまでブタを外に出さないでください。