
SinglehandBoatbuilding&Sailing
自作とセーリングのページ
模型作りの話し(6)木工たけなわ
週に二度、母の食事の用意に来たときが模型作業日、室内でこんなことやってるから庭の草むしりはしません。それで何とかここまで来ました。相変わらず極道やってる。
ほっとする場合では無いけれど、自分にも作れそうだという気がし始めた。
昨晩はスヲートニーの取り付けに呻吟したが実艇と同じぐらいの時間をかけて何とかクリア、その後は一瀉千里と言う感じです。材料の選択を間違えて、細かい切込みを入れるところで木が砕けてしまう。木工やった人なら決して使わないだろう経木を彫刻したのだから。
もう少し辛抱したら塗装の日が来るかも。慌てるとろくなことはないことだけ知っているだけましか。
小さいものを見る目が慣れてきたのか、人の拵えた模型も決して完璧ではないことも分かってきた。まずいところは接着屋の経験を活かして、細かな木片を張ったりきったり、甚五郎のようなわけに行かないが見栄えをご覧あれ。あれ!これって自己満足?
模型作りの話し(7)セールの模型
セールも作ります。このモデルは紙で拵えた20分の1、カットの違いはありますが同じ断面です。2007年のレース用に検討中の断面を模型にと考えましたが、風の無い室内では深すぎ。模型用にはあらたに設計して作る必要がありそう。
全日本選手権が終わって、はやふた月、レースでの写真やビデオをみて他の艇のセール断面をCADに落として比較、より理想の形を探るところです。模型のセールでデザインされたものは知りません。むかし、CADなんて無かったのだから当然?
模型はセール生地も古いものが良かろうと襟の黄ばんだカッターシャツ探しましたが、もう残ってません。全部捨てられたよう。100均でなにか捜してみよう。
模型作りの話し(8)ミクロ(?)の世界
下塗り塗装に踏み切り、クリアのウレタンをざぶざぶ塗ったから乾きが遅い。勢い作業は金物作りになった。これまで手元にある模型で今ひとつなのが金物。シーブやブロックシャックルなどどうやって作るのかしら。
せめてマストシーブは拵えたい。旋盤なんて無いのであれこれ考える。耐久性が必要ないので固く作業が難しい材料は避けたい。ステン、だめ。アルミ、もう少し柔らかいもの桜、もっと、と落ち着いたのが「アガチス」何とか径5mm厚さ2mmまで削り込んだ。取り付けてロープをかけるとあっけなく外れて食い込んでしまう。軸が傾いているらしい。もう一度作りましょ。
ミクロの材料は、手芸用品に多いと分かった。布生地もあるのでセールも出来る。ラダーピンやシャックルにも挑戦するぞーー。
模型作りの常備品旋盤がいくら位かと調べると数十万、100艘も作る気ならかんがえるかもね。一艇なら手で削るのが速い。
このサイズで「ミクロ」なんて模型の世界ではまだまだ初心者レベルらしい。WEBで見る電子関係や鉄道模型の世界では、顕微鏡レベルの部品を銅板エッチングで拵えている。蝋付けのWEBを探していたら「半田付けのDVD」というのもあった。タモリのテレビで紹介される様子など感動ものだった。
模型作りの話し(9)セールと艤装
塗装の続きをとサンディングに掛かりましたが、硬化は進まず仕上げは先送りにして、セールと艤装を進めることになりました。コピーで拡大した型紙を皺のある木綿の布に切り抜いて両面テープで接着、ミシンで仕上げを目論みました。しかし、ミシンは思うように動かなくて断念、接着のままです。これまで縫製テストの機会が無いままの付けが回ってきました。
取り付けたセールは、私がこれまでに見たどの模型より実物に近いもので、安堵感を覚えました。昔、サイドステーにステンレスは使われず、さび止めに塗ったグリースで汚れたセールもいつか再現をしてみたいものです。
セールは図面をCADからプリントアウトし、コピーで二倍に拡大した紙型を皺のある木綿の布に写して切り抜き、3mmの両面テープで張り合わせています。ボルトロープも両面テープで固定した後に張り合わせました。細かな皺と木綿特有の黄みがかった風合いがA級の全盛期を思い起こさせます。
こだわりの一つがブロックやシャックルの再現でした。形だけは何とかそれらしく纏まりましたが、製作の開始以来20日あまりでは充分な技術の蓄積には至らず、日暮れて道尚遠しです。
一口に模型作りといっても、木工、板金塗装、縫製とあたかも工業団地を抱え込むほどの多様な技術が求められます。それら一つ一つを永年に渉って磨き上げた方々こそ本当の模型作りが出来るのだろうと改めて敬意を表したいと思います。
今回の製作で一番の苦労はサイズに慣れることでした。外板作業初めのころは4mmと6mmの違いさえあやふやでした。測れば分かる話ですが、全てのサイズをいちいち測っている訳にはゆきません。それは、セーリングで瞬間々々の風速を計測して帆走しているわけではないことに似ています。技術とは繰り返して初めて身に付くものと改めて感じます。
このシリーズはひとまず完結としますが、模型の制作は改めて機会を得たいと思います。
模型作りの話し(10)その後
ひとまず完結と記しましたが、模型をやめた訳ではありません。写真は1/12モデルのモールドです。作品を作るにはあまりのも技量が未熟で、習得にはまだ時間が必要と感じたためです。その後、ミシンは何とか動かせるようになりました。しかし、軽く引っ張って縫ったリーチは伸びてしまってます。
船舶模型のWEBも眺めています。チョモランマを絵葉書で眺めるような気分、まだ麓にもたどり着けません。しかし、面白いです。電動工具も欲しくなりますが、いまは糸鋸一つ、鑢一つでも発見の毎日です。しばらく我が手を動かしましょう。
ラダーの上のパーツは木製クリート。材料はアガチスと黒檀です。真鍮のブロックの躯体製作中。
0.3mmの真鍮板が糸鋸で切れた!!