ウイングルーターテーブル

今まで、テーブルソー導入をしなかった理由のひとつに置き場所の問題がありました。
でも、この手があったのネ!、、テーブルソーのウイングにルーターを仕込むという方法です。

この方法がうまくいけば、現在のテーブルソー+ルーターテーブルよりもコンパクトになりそうです。

キャストアイアンのウイングは魅力的ですが、
改造の自由度の点から自作することにしました。

ってゆうか、値段が高くて手が届かない。

ルーターリフターの選択

ルーターを1台しか持っていなかった時jは
モーターの着脱が容易なモノという制約がありましたが、2代目のルーターを手に入れたので、その呪縛から逃れることが出来ます。Jessemが候補からはずれました。

精度、剛性を求めると値段が張ってくるのはいたしかたなしか。

使いやすさの点で重視したのが、ビット交換のしやすさ。
多くのリフターはクランク16〜20回転で1インチの移動、

私の場合2インチのスパイラルビットを多用します。着脱のために約3インチ移動すると50回近くクランクを回さなくてはならず、こんなリフターは嫌いになってしまいそう。
ウッドペッカーのクイックリフトはその点面白いけれども、このような仕掛けモノは剛性、精度はどんなもんなのでしょうか?

もう一つは、リングの着脱の容易さ。
私が使っているPC895はビット着脱のとき、リングをはずしたいのです(理由は後述。)
ウッドペッカーのように専用工具が必要なものはさけたい。

Woodpecker Precision Router Lift

Woodpecker Quick Lift

Jessem Mast R Lift

リング着脱は
専用工具が、、

モーター着脱が容易

剛性、精度は高そうなんだけどねぇ
16ピッチ/インチは細かすぎ

これはおもしろい、、
けど試用レポートが見たいなぁ

BenchDog ProLift

そこで選んだのがBenchDog ProLift
鋳鉄製でルーターのモーターを組み込むと約15Kg、特に凝った仕掛けも無い質実剛健メカです。

気になっていたリングも鋳鉄で8mm厚でずしりと重たくて固定ネジを使わなくても自重だけで充分安定します。

リングの直径も125mmと以前使っていたものよりずいぶん大きいです。最も使用頻度の高い小径のリングの穴径が50mm。
前のは最小径は35mmでした。
ストレートビット用にこれくらい小さい径のリングももう一つほしいところ。

ポーターケーブル895モーターを組み込む場合、
モーター直径3.5インチに変換するためのアダプタが必要です。
組み込みは大変でした。
アダプタ径を間違って注文したんじゃないかと思うほど、堅いです。
切れ目にクサビをハンマーでガンガン打ち込んで、なんとか終了。
この部分はアルミ鋳造のようなので、割れるんじゃないかとヒヤヒヤ。

見てのとおり放熱フィンが付いています。本当に必要なんでしょうかねぇ。

ウイングにルーターフェンスを取り付ける場合、
普通は上の写真のようにノコ刃側にルーターフェンスを
取り付けます。
しかし、この場合テーブルソーの右サイドに立って、作業しなければなりません。
切削物の送りもテーブルソーの奥から手前となり、窓際に設置したウチの場合とても作業性が悪くなります。

そこで、上写真のように通常とは逆側、テーブル右端にフェンスを取り付けました。
この位置だと、材料の送りが、テーブルソーの縦切りと同じように手前から奥へと自然なポジションでできます。
ルーターフェンスを右端に寄せれば、ソーのリップフェンスの動きの幅が大きく取れるので、ルーターフェンスをはずして縦切りをすることは少なくなるはずです。
もうひとつのメリットは、当初予定に無かったタマクラフトテーブルソーに使っていたクリンチャーを取り付けることができます。

板金ウイングは取っ払ってLアングルを取り付け。
MDFの天板は、18mm厚の2枚重ねです。

マイターレールを取り付け、リフターを落とし込む
穴をジグソーやルーターで掘っています。

リフターの穴の場所を決めるのはとても悩みました。

天板下から見たところ
この広さのMDF天板に15kgのルーターをぶらさげると、おそらくたわみます。
アングルで補強してますが、これで足りるでしょうか?

ピンク矢印部6箇所に鬼目ナットを打ち込んでルーターのレベル調整用のネジを取り付けました。手で回せます。

ルーターフェンスの製作

以前使っていたフェンスは主材がMDFだったので、使っていくうちに、わづかに「く」の字に変形しました。

フェンスは金属製で作り直したいと思っていました。
既製品は$100〜$200で売ってますが、コアの部分だけを買いました。$24
アルミ製なのが若干不安でしたが剛性はまあまあというところ、本当は鉄製が欲しいところですが適当なものが見つかりませんでした。
32インチ、左右の長穴は意味不明ですね。

サブフェンスはUHMWというすべりの良い樹脂を使ってみました。
これは使いにくかったです。厚みはまあまあ均一なのですが、反り、ねじれがあって合板で裏打ちをしないと、単独では平面が出ません、裏打ちした合板にTスロットを刻むと平面を出すための強度が不足しそうですね。

無理にこんなものを使わず普通にMDFで作った方が良かったです。

Tスロットレールも一応つけてますが、これってフェザーボード以外に使うことは案外ありません。
ストップブロックということが考えられますが、木片をクランプで固定した方が手っ取り早かったりするんです。

こんなかんじ

クリンチャーを取り付け。
集塵ポートもあります。
ノブスター1個だけで固定しているので、着脱は簡単、
でも、デカくて重い。

集塵

集塵ポートに掃除機を差し込むとエッジの切削では、
ほぼ100%の集塵ができます。
しかし、ミゾきりなど切削部分がフェンスから離れた位置であったり、フェンスを使用しない倣い加工のときは、
上集塵は全く役に立ちません。

基本は下集塵でいきたいと思います。

集塵フードを合板でつくりました。
固定はスタートピン用のネジ穴が2箇所あるのでそれを利用します。

↓側面に掃除機の細口を差し込んで集塵します。。

←取り付けたところ。
 コンパクトに収まりました。
 初めはルーター全体を箱で覆って4インチホースで
集塵しようと思っていたのですが、周辺のアクセスやメンテナンスの面でこちらのほうが断然良いです。また、粉塵がリフターの摺動部分に積もらないのも良いです。

ウイングテーブルの製作

使用方

リフターは付属のクランクで昇降します。
クランクの形状を見ると両手で操作しないといけないように見えますが、実際に回してみると片手で操作できることがわかります。
8ピッチ/インチの使い心地は大変良いです。
ビット交換のために大きく動かす動作が簡単な上に、
ビットの刃高の微調整もストレスを感じません。
バックラッシュが無いのがこの好フィーリングを生んでいるのだと思います。
これはダイレクトドライブという仕組みが貢献しているのでしょう
回転のタッチもしっとりとヤヤ重たい、いい感じです。。

微調整の時は持ち変えると
いいかんじ。

クランクの先端は普通の14mmのソケットレンチです。
内側にゴムの0リングを仕込んだダイヤルゲージに差し込んで使います。

矢印の刻印にゲージの
ゼロをセットすれば刃高
がはかれる仕組み、でも
インチ表示はさっぱりわからん。

ビット交換を実際にやてみると、コレットはこんな
低い位置でもスパナが問題なく回せることがわかります。ずいぶんレンチに角度があることがおわかりでしょう。
1本レンチのPC895ならではのことですけど。

クランクを回す回数が少なくてすみます。

実際はこんなふうにマイナスドライバーで
ストッパーを押しながらレンチを回します。
インサートリングの着脱が簡単なのがここで役立ちます。

と、初めは、上写真のようにビットのロックはマイナスドライバーを使っていたのですが、同じストッパーを下から手で
押すことができることがわかりました。(白矢印部分)

これでマイナスドライバーも不要、いまでは、ビット交換の工具はレンチ1本のみでやってます。

フェンスの位置決めは、おなじみクリンチャーです。
ルーターフェンスに使うにはちょっと贅沢ですが、使わないのももったいないので、、、。

スムーズに大きく動き、ダイヤルによる微調整もバックラッシュがほとんど無いので大変使いやすいです。

これにて、ジェットテーブルソー改造は一段落です。
大きな機械ですがルーターテーブルと一体化することによって以前より横幅がわずかながら小さくなりました。
テーブルソーとルーターの集塵を1台の掃除機が担っているので容量に不安がありますが、しばらくは
これで様子を見ます。
作品作りも再開しなくっちゃね。

もうちょっとかたずいた写真、収納もたくさんつくりました。

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6/8 リングの改造

最小径50mmのリングでもストレートビットなど、小径のビットで、細い(弱い)材料を切ると、振動が起こったり、
最悪のケースでは巻き込んだりします。

リングの小径化をしました。

比較的、使用頻度の低い65mm開口のリングに、
合板で作ったアダプタを取り付けました。

35mmの開口となっています。

取り付るのにネジ穴などが無いためこんな形 →  こんなふうにして、落ち込まないようにしています。

理想はゼロクリアランスですが、この程度の開口なら
他の小径ビットも共通して使える妥協点というところです。
次は、サブフェンスもちょっと切れ込みをいれようかなぁ。