最高のもてなしを提供するシンガポールの異空間
トロピカル気分満喫でラグジュアリーな休暇を

シャングリラホテル・シンガポール

2003/11 2泊

9月に行き損ねたシンガポール、リベンジでようやく11月連休に実現しました。滞在先は、改装したばかりのシャングリラホテルのバレーウィング。改装オープンのキャンペーンを行っているのを見て、是非この機会にと思い利用することにしました。

UAの成田から深夜到着便。やや早めの到着とはいえ、シンガポール時間ですでに23時台で少々お疲れ。空港でタクシーを拾い、教わった通り「Shangri-La Hotel Valley Wing please」と運転手に告げ、ホテルまでひとっ走りは、空いていて何と20分弱。高速を降りて暗闇の中、坂道をあがっていくと、ちょっと雰囲気の違った入口の方へ到着。そうなんです。タバレーウィングは、本館側とは別の専用車寄せのエントランスがあるのです。到着すると、びしっと端正な制服を着込んだホテルベルが車のドアをあけてエスコート、エントランスの中からはレセプションの女性がつかつかと近づいてくる・・・。「ようこそMr. & Mrs. Pockie。ご到着をお待ちしておりした。」...え? 車の迎えを依頼したわけでもなく、リピーターでもないのに、なぜ?・・・想像するに、予約で到着フライトを連絡してあったので、日本人の夫婦者とみて、名前を察してすぐにそのように対応したのでしょう。スーツケースをベルに預け、待たせることなく、すぐさま彼女は私たち二人をエレベータホールへ誘導、「・・・お疲れでしょう。本日はお客様のお部屋は15Fになります。すばらしい眺めですよ。ラッキーですね。」とにこやかな会話。15Fへあがり、客室にてチェックインの手続きがスマートに行われたのでした。到着や否や、シャングリラホテル・バレーウィングのサービスの質の高さに感動した瞬間でした。

客室は1551号室。デラックスカテゴリーが標準、56平米もあるゆとりの空間。室内のインテリアは見張るばかりのクオリティの高さです。ベッドはしっかりした固さのキングサイズ、窓側にはゆったりすわれる長ソファ、ドライヤーをセットしたパウダーコーナーは使いやすい鏡づかいとお化粧しやすい明るいライティング。バスルームは改装の目玉とみました。ブラックをきかせたスタイリッシュなデザインに広々とした個室シャワーブースとトイレ、ダブルシンクは見事。バスアメニティはAIGNERブランドで揃え、しかもアイテム揃えは十分。オフホワイトの女性用ポーチまで備えられており、中にLadies Set(女性ならおわかり?)とストッキングまで用意されていたホテルは初めてでした。バスルームに入る前のスペースには中国王朝風のフレンチドアがあり、右手がクローゼットスペース。背の高いハンガークローゼットにはたっぷりの引き出し、とバスローブ、アイロンセット、金庫。サイドにあるしっかりした台のスーツケース置き場は座りながら荷物を整えることもできるゆったりスペース。その足元には、なんと靴の手入れ用セットのボックスまでありました。

一番驚いたのはミニバーの充実。ドリンク類、リキュール類のすごさに圧倒。グラスの種類、カトラリーからお皿、カップル類の食器はウエッジウッドの上品なデザイン、ティーセットはシルバーのティーサーバーまで備え付け。お茶もティーバックだけでなく、茶葉のオリジナルティーも揃えられていました。ウエルカムのチャイニーズティとフルーツのお出迎えはリビングスペースに。本当に驚きのもてなしです。正直あまりお酒など飲まない私たちにはバーの充実ぶりを有効活用できなかったのですが、すばらしい品揃えと家具/食器類のオンパレードには、やはり感激を隠せないものです。改装後ですので、いまや不可欠なビジネス仕様も万全。ブロードバンドのインターネットも常設され、引き出し内にはプリンター、ファックスまでセットされていました。いずれもむき出しにせず中にしまいこんでいるあたりは、リゾート滞在のゲストへの配慮も意識したシャングリラの工夫でしょう。

すばらしい空間を演出してくれるのは客室ばかりではありません。殆ど人とすれ違うことのないパブリックスペース、エレベータホールや廊下も上品な色使いと上質なしつらえ。特に、エントランス横のラウンジでは、憩いの寛ぎともてなしをあますことなく享受できた最高の空間でした。吹き抜けのようになった天井には豪華なシャンデリアとすばらしい絵画やドレープのカーテンなどがいやみなくすっと受け入れられるのは、センスのよさでしょう。色味がベージュと白で清潔かつシンプルなのです。ラウンジではいつでもドリンク類をいただくことができ、午後のアフタヌーンティと夕方のカクテルタイムはちょっとした社交場のような優雅な雰囲気。今日はどんなプチフールやオードブルかしらとちょっと楽しみな時間です。それとなく席につくと、どこからともなくサービスの方がでてきて、さりげなくオーダーを取りに来るタイミングは絶妙。彼らはちょっとした会話にもこのホテルで働くことに誇りを感じているのか、少し自慢話など出たときは微笑ましく感じられたほどです(ラウンジ担当のある男性は、日本人客率は35%だといい、ここには一流実業家やビジネスマン、政治家の利用などが大変多いことを自慢されていましたね)。朝はラウンジとなりのサミットルームでオーダーとビュッフェを組み合わせた端正なブレックファーストの時間。バレーウィング宿泊ゲストへのもてなしです(料金に含む)。紳士淑女をちょっと気取って、上質のインテリア、食器、ゆったりした空間をあますことなく堪能できます。朝食メニューはアメリカンやコンチネンタルなどパンや卵類をオーダーします(中華粥や和食セットもありました)。ビュッフェには、上質のチーズやフルーツ、御寿司やおさしみまで、ちょっとしたオードブル的なメニューがあり、オーダーを待っている間にとってくるスタイルです。

バレーウィング以外のパブリックスペースに目をやると、こちらもシャングリラのもてなしを感じるすばらしい施設などがあります。庭のプールはリゾートのようなゆったりしたつくりで、トロピカルガーデンの中にしっくり溶け込みます。滝や岩などを配したり、植物がたっぷりの庭は散策にもおすすめです。プールでは週末は子供たちで少々混み合いますが、平日はゆったりとしたリゾートの空気が流れます。スパスペースもジャグジーやジムもあり、マッサージなどの施術もOKです。プールサイドのリフレクソロジーはとても上手な施術の女性がいて、とろとろの気分でした。レストランはカジュアルなコーヒーラウンジをはじめ、秀逸の広東料理「シャンパレス(香宮)」や和食の「なだ万」、ハイティで有名な「ローズベランダ」などがそろい、ホテル内でも十分楽しめます。私たちはシャンパレスを夕食に利用し、蟹がとてもおいしかったですね。その他、広い敷地内には宴会場や貸切会議スペースなども数多くあり、結婚パーティの準備をしている場所などもありました。地元の優雅な社交場といったところでしょうか。

少々欠点を上げると、2日目の朝食でのあわただしさにみたシンガポーリアン的なサービス。遅い朝サミットルームに下りていきましたところ満席。受付担当の女性はしきりに「コーヒーハウス」のほうへ、と勧めますが、あの大きなわさわさしたところよりこちらで是非食べたい私たちは、ロビーで待つことにしました。ようやく席があいたので、中に案内されると、もうルーム内は殺気立っているかのような忙しさ・・・従業員がですね。あの優雅な振る舞いはどこにいってしまったのでしょう?食器をあわただしく下げ、各テーブルを片付けるのに必至。新しいお客様が来たら先にオーダーをとるのがサービスではないか?と思いつつ、本人たちはマニュアルなのか必死。・・・それだけならともかく、驚いたのはある担当者が私たちが声をかけても目もくれずとなりのテーブルに必死。どんなお客様だろうと見たら驚き。白人ビジネスマンらしきグループには、余裕の顔をしてこびへつらいとばかりのサービス。差別的なものを少し感じて少々気持ちがへこみそうでしたが、他の担当者がフォローしてくれましたし、他は完璧でしたので、まあご愛嬌といたしましょう(笑)。

2日間の滞在でしたのであっという間の時間。すばらしいハードとソフト、空間を提供され、本当に寛げました。そのおかげでまったくホテルから出かけず、周りに何があるのやらとばかりの寛ぎよう。最後に1泊は別のホテルに移動し、そちらの近くで散策を少し楽しみましたので、よしとしましょう。それほど出かけたくなくなるホテルでした。1週間ぐらいゆったり過ごしてみたいものです。シンガポールで優雅なリゾート気分を楽しめる、すばらしいホテル。少々お値段がはりますので、ラックレートではきびしいものがありますが、機会があれば是非とおすすめしたいホテルの1つです。

バレーウィング・デラックスの客室
ベージュとオフホワイトを基調に
漆黒の家具がアクセント
右の中国王朝風フレンチドア奥がクルーゼットスペース 背の高いクローゼットはドアが半透かし 荷物台は広くてしっかり、足元には靴磨きセットが

バスルームは清潔な白を基調に、
2段調光で、すばらしい設備と
しつらえ

バスタブ横にアメニティ(左)とTV(右)

客室から眺める景色 廊下もヨーロピアンクラシック調 3Fのロビーエリア

プールとトロピカルガーデン

右)コーヒーハウス
左)タワーウィングのエントランス
下)タワーウィングのロビーラウンジ
スパスペースは明るいオークウッド
の色調

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