他人ごっこ 男性嫌悪


2003.09.02UP


トラウマ / 女性嫌悪症 / AC



男性嫌悪


女性がまだ小さい頃、娘時分とか、幼少期(幼児期)などと呼ばれる
頃までを含めて、エレクトラ-コンプレックス【Electra complex】を
上手に解消する時期だとされている。

今では娘、息子を同時に概念に含めて、エディプスコンプレックスと
一言で表現する傾向にある。ややっこしい(面倒だ)からに違いない。

理想を言うならば、子供の頃の女性は、人懐っこいこと(人間関係を
重視している)や、フィーリングを大切にするということなどを、本
能的に好んでしているので、母親はそれほどに注意しなくても、同じ
女性であることから違和感無く接することができて、危なげが無い。

ところが、父性を発揮する父親は、そのような娘からすると、厳格で
あったり、物事の経緯・経過よりも事実や理性を重視するという冷た
い面があるので、それを理解させるのが難しいはずだ。

難しいのであれば、本来かなりの時間を割いて、言葉と情緒で教える
のが教育というものだが、一般にひざの上にのせて遊んだり、父親の
機嫌のよい時にはべたべたとして、時間を過ごすことが多いようだ。

そのようなやり方は、女性に男性的な面を教えるには、相応しくない
やり方であるが、更にあろうことか、暴力や暴言を与えることがある。

それは当然娘に対して怒った時なのだが、その怒りは教育ではなくて、
本能であることが多い。

「この子が男であったら良かったのに...」

このような父親の何気ない発言が、娘の疑念を高める。

「自分はどうあがいても、父のために男になることができない」

論理の未熟な娘は、理路整然とこのように思考はしないが、もっと拙
い気持ちの部分で、きっとそのように一度は思うはずだ。

この父親の封建制というか、女性蔑視があることは、のちの娘の男性
嫌悪を促進するかどうかをほぼ方向付ける。

ただ、娘の男性嫌悪は父親一人の影響ではない。その背景にある母親
の心理が、かなりの影響を持ち、まず決定権を持っていると考えられ
る。

母親が、父親を尊敬していたり、好きであったら、父親の暴言は母親
の真剣な援護でドローとなる。

母親は、父親のことを恨まないようにと娘に
「お父さんは男の子が一人は欲しかったのよ。貴女のことはとても可
 愛いと思った上で、言っても仕方ないこととして独り言を言ってい
 るのよ。だから気にせずにね?」

などと、フォローの言葉をかけてくれていたなら、娘としてはまず幸
せな環境だと言える。

しかし、母親と父親の信頼関係があまり健全ではないと、母親は内心
父親に対して反意を持っているから、失言に便乗して、あとで悪口を
言わないとも限らない。

このときに、男性嫌悪がトラウマとなる素地が生まれることとなる。

また、反対に娘の意志によるこのような場合もある。
父親は短気で、ある日娘の発言に怒り始め、ついに口論のあげく、娘
を平手で何度かぶった。

父はその後寝てしまい、娘は台所で母から

「貴女が悪いのよ?あんなに口ごたえをするから・・・馬鹿ねえ」

とたしなめられた。自我の強い娘の場合、母のこの発言に反発を覚え
る場合がある。つまり、年齢がすでにある程度過ぎていて、娘が社会
常識を学んでいる年頃であれば、両親が社会通俗的に間違ったことを
言っていることには気づくはずである。

すると、娘は社会常識から両親を恨む可能性が大きくなる。この場合
には、父親を恨んだことで生まれる【男性嫌悪】と、母親への反発か
ら生まれる【女性嫌悪】の両方が、娘の将来に発症する可能性を持つ
ことになる。

ざっと基本的な流れを述べたが、このようなことがきっかけとなって
娘が成人するまでに男性への否定感を解消できなかった場合、娘は男
性嫌悪症を発症して、主に、セックスの面で障害を持つことが多い。



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