今週の1曲

VOL.10

「きんぽうげ / 甲斐バンド」


今週はかなり古い曲ですが・・・
小室プロデュースの曲を歌う甲斐よしひろ氏への アンチテーゼとして、この曲を取り上げました。

甲斐よしひろ氏が小室プロデュースで曲を出すと聴いたときは 驚きと言うよりも、落胆を感じずにはいられませんでした。 甲斐バンドは福岡出身の、いわゆる「めんたいロッカー」でもあり 骨があるバンドというイメージでしたからね。

初期の作品はその骨っぽさに加えて、独自性のあるメロディ、 そして甲斐氏のハスキーな声が印象的な曲が多かったですね。 「きんぽうげ」もそんな曲のなかの1つです。
ギターを中心にしたアレンジもカッコいいですしね。 今聴くと単純ですが、当時としてはハモリのギターソロとか 転調とか新しい事もやってると思います。
なんといっても「きんぽうげ」なんてタイトルが引っかかりますよね。 最初はそんな単語聞いたこともなくて、調べたら花の名前だったという。

僕が高校生の時分には「HERO」なんかが流行りましたね。 よくギターの弾き語りで歌ってました。
でも今聞くと もっと初期の曲の方がすばらしい曲がたくさんあります。

「ポップコーンをほおばって」
「ダニーボーイに耳をふさいで」
「裏切りの街角」
「かりそめのスゥイング」
などなど

なぜ小室に・・そんな思いの甲斐ファンも多くいるのではないでしょうか?
もちろんそんな拘りなしに甲斐氏の歌を聴く人もいるでしょうし, どんな経緯で組むようになったかを理解して聴く人も居ると思います。

甲斐氏本人はこのように語っています。

僕はその当時、好きな5曲の内3曲はTKものという感じだったんですよ。 ダンサブルなサウンドという裏付けがありつつも、生ギター1本で歌える エモーショナルな歌というつくりが好きだった

そして95年11月「TK MUSIC CLAMP」に甲斐氏が出演。

番組の3分の2ぐらいは僕が彼に口説かれる展開になった。 彼にとっても僕みたいなキャリアの男性シンガーは初めてじゃないですか。 今の30代,40代がシンパシーを感じる歌がない、そこが空いているから そこを埋めたい、協力してくださいって。何のために何を作るって言うのが 明確で、共感できたんで、やろうかと
(以上、発言部分はCDデータより抜粋)

 まあ、僕が考えるに小室氏って古くさいところもある男だと思うのね。 実際けっこうトシくってるし。でも彼がやる事ってどこか商売的っていうか システマティックていうかね〜。そこがイマイチ共感できないんだよね。 今回の4曲連続リリースにしても、GLAYやラルクへの対抗意識だと思うけど そこからロック的なスピリットは感じられず、商売的な対抗意識として 受け止めてます、僕は。

   かといって甲斐氏にまったく商売的意識がなく、小室氏と組んだということも 考えにくいですしね。ここらで1曲ヒットでも、という気持ちがあったのかも しれないし・・・。もちろん今の音楽シーンには商売的な要素がなければ 成立しにくいということも解っていますし、今更青臭い事を言うつもりもありませんが 甲斐氏と小室氏というユニットは僕の中では解け合わないものなのです。
甲斐氏にはセルフプロデュースでまた頑張って欲しいですね。

 次々と誕生するBAND、新しい音楽スタイル、めまぐるしく変化していく 現在の音楽シーン。ベテランと呼ばれるアーティスト達には厳しい時代なのかも しれません。しかし僕は信じています。

本物は、時代を超えて残っていく」と。


OK! Please listen to this song, and see you next week!

(文責: SIN)



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