花車神明社祭

 地下鉄国際センター駅から南東へ、江川線を一本東側に入った一角に戦災を免れた昔ながらの木造民家がある。高層のビルに囲まれて屋根神様やレトロな路地が残っていた。
 花車神明社例大祭に、紅葉狩車、二福神車、唐子車の3台の山車が登場する。いずれも江戸時代後期・文政年間(1818〜1830)に制作された見舞車で、戦災を免れて遺存しているものである。 
 見舞車とは、天王祭の際、片端筋に飾られる二輌の車楽(だんじり)の側に曳行して提灯を掲げ、天王祭を一段と賑やかなものにする天王祭協賛の山車である。
 ここの3台は、10月第3日曜日に行われる名古屋祭山車揃に参加する。
 日曜日は早朝7時45分に3台揃って出発し、山車揃終了後解散、地元へは午後3時頃帰ってきてそのまま山車庫に納めてしまうため、土曜日の午後から夜の3車出会いが本番だ。
 曳き出し:土曜日午後、白龍神社(奉納):15時30分、同神社出発:16時
 神明社集合:18時、三車出会い:19時、お囃子演奏:19時30分、曳き別れ:21時
 日曜日:名古屋祭参加、7時45分伝馬橋西に集合8時出発、午後納庫
(名古屋市教育委員会「民俗文化財調査報告書」より)

今年復元新調された采振人形

恵比寿、大黒の二福神車

紅葉狩車の采振人形

からくりは能「紅葉狩」の所作より

唐子車保存庫前で出発の準備

白龍神社に参拝する役員、楫方


白龍神社前、江川線上で3台が集結


 神明社に提灯で飾られた3台が集まり、祭りはいよいよクライマックスへ